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俺の肺がんの原因?

近年,肺がんのうち腺がんが増加傾向にあるとのことで,(たぶん)有名な医者が2人,YouTubeでその原因について話していた。

タバコの煙?

医者のうちの1人(女の人)は,喫煙者が減っているのに,なぜがんが増えているのかという点について,そもそも喫煙が肺がんを招くのかは昔から分かっていない,というようなことを言っていた。また,増えている腺がんは,教科書的にはタバコの煙は原因ではないと言われている,とのことだった。

交通渋滞?

医者のうちのもう1人(男の人)は,警察の交通取り締まりが厳しくなり,渋滞が多くなった結果,排気ガスのせいで腺がんが増えていると言っていた。警察が点数稼ぎで交通取り締まりをやり過ぎて,そこら中で渋滞が発生してしまっているとのことだ。

本当か

喫煙との相関関係が不明というのは,そうかもしれないと思うが,交通渋滞というのは,ウソっぽい。最終的には排気ガスのせいということになるが,大気汚染みたいなものは昔の方が酷かったのであって,それなら腺がんも昔の方が多く,今増加しているというのはおかしい。車の排ガス規制も厳しくなってきたはずで,交通渋滞というのも,昔の方が酷かったのではないか。

ただ,オムロンのウェブサイトを見ていたら,排気ガスもそうだと思うが,空気中の粉塵など小さな粒子が肺に入ってしまい,それが線がんの原因にもなるらしい。肺がんのうち腺がんは,肺の奥の方(先の方)にできるらしく,小さな粒子はそこまで入ってしまうようだ。また,都市部に住んでいる人の方が,そうでない人に比べて,腺がんの発生率が高いということが知られているとのことだ。

ということは,車も多く,空気中に余計な物が多いであろう東京に住んでいる俺のような人は,やはり肺がん,とりわけ腺がんに罹るリスクは,少しは高かったのかもしれない。俺の肺がん(腺がん)の原因は不明と言われたが(=罹る人は罹る),混雑した東京に住んでいるのも,一つの原因だったのかもしれない。

そういえば数年前の話,徳島に1年近く住んでいたが,東京より空気はきれいだった。ある日,東京で過ごすよりワイシャツの汚れが少ないことに気づき,肌に付く汚れもたしかに少なかった。徳島は車社会だが,東京より人が少ない分,車も少ないだろうし,産業活動も東京ほどでないから,空気はきれいなはずだ。そうしたところに住んだ方が,肺がんに罹るリスクも少しは小さくなるかもしれない。

いずれにせよ,腺がんが増加しているということは,何かは分からないが,空気中に小さな汚染物質が増えている可能性があり,それは地球的には今後も減ることはないだろう。

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