「地元」「実家」にいたいけど…
2024年3月26日午前
あいにくの雨。ITパスポートの勉強、読書、筋トレ(ランニング依存は少しは改善されたかな)をして、今。
もうすぐ、関東の方に戻る。大学時代の終わりに、一番長い帰省をしているので、ここで「地元」、「実家」について思ったことを書く。
「地元」「実家」の良い点
基本的に治安が良い。不審者が出没したら、大騒ぎ。
自然が多い。近くに山、田畑、海がある。
お米、野菜、水が美味しい。
家族がいるので、何かあった時に助けてくれる。
首都圏と比べて、基本的には物価が安い。
「地元」「実家」の悪い点
就職先の選択肢が少ない。私の地元の市町村は、新潟の都市部ではなく、中規模の地域。主な就職先は、市役所、学校教師、地銀、農協、数少ない有力民間企業。(5、6社くらい。地元の技術系・商業系の高校卒でないと、即戦力が求められるこれらの企業には就職できない。)
首都圏より賃金が安い。
交通インフラが減少し不便。特にバスの本数が著しく少なくなっている。
少子高齢化の影響をモロに受けて、学校の統廃合が進行。特に公立高校の学級数の減り具合は尋常ではない。年々、高校入試の競争が激化している。また、自分の母校(小学校)も廃校リストに入ったらしい。
豪雪地帯(温暖化で年々マシになっているが)のため、冬身動きがとれない。
何年か前に駅ができ、再開発が進むと期待していたが、駅周辺にできたのは、小さなホテル3つ、チェーンの喫茶店1つ、交番、レンタカー店、飲食店4つのみ。
商店街の老舗店が続々とつぶれている。
人間関係が窮屈。噂話が多い。(あそこの子供が何処に進学した、就職した、離婚した…など) 特に中学時代の不良勢が地元で就職し、地域で一大勢力を形成している(笑) 自分は中高時代、上手く馴染めなかった。
古い考え(男尊女卑、性別役割の固定など)が残っている気がする。特に祖父は「長男は実家にいるもの」「亭主関白」という考えが強い。私が都内で働くことになってから、関係性が微妙になった。
実家が狭く、プライバシーがない。
コロナウイルス流行などの有事があり、失業した場合、再就職先が見つけにくい。(これが一番の地元で暮らすリスク)
ついでに大学4年間暮らした首都圏(主に東京)についても書く。
「首都圏(東京)」の良い点
就職先の選択肢が多い。民間企業、公務員問わず。
地元より賃金が高い。
交通インフラが整備されている。
進学先の選択肢が多い。
煩わしい人間関係が比較的少ない。良くも悪くも皆それどころではない。
「首都圏(東京)」の悪い点
私の地元と比べると、物価が高い。(暖房費や車代がないと考えると、地元と大差はなくなるかもしれないが)
治安が悪い。自治体のlineで、毎日不審者情報があった。皆あまり気にしていなかったww
水道水は、飲めたものではない。
首都直下型地震、南海トラフ地震の危険性がある。
家族と離れているので、何かあったら一人で対応しなければならない。
地元より、子育てにお金がかかる。
娯楽が多いと言うが、お金がかかるのでそこまで楽しめない。
総じて、地元より精神的・身体的・経済的に負荷がかかるかも。
老後は、生きるのにしんどいかも(東京の高齢者を見ていてそう思う)
高校時代、大学1年生ぐらいまでは、地元で就職しようと思っていたが、結局都内で働く。(神奈川の会社の宿舎で住む)
地元の悪い点が多かったが、私自身、地元は好きだ。大学1年生までは、地元で就職するだろうと思っていたし。慣れ親しんだ土地に居続けたい…
出来れば、地元やその近くで働きたいが、本当に就職先がない。繰り返すようだが、コロナウイルス流行のような有事で失業した際、再就職先が見つかりにくいことは、両親の経験を見聞きして感じている。
生きるのに完璧な地域なんてものはないし、この時代何が100%正解なのかは分からない。
とにかく、20代は関東で戦ってみようと思う。
健康に事故無く生きているだけで幸せ。
今回はここまで。