要は考えようである。
誰にでも欲しいと思っていたものが、手に入らなかった経験はあるだろう。
悲しことに私も先日苦渋を味わったところだ。
今回は欲しいと思っていたものが手に入らなかった時の考え方についてつづっていこうと思う。
私には骨董品を収集するにわか趣味がある。特にいつの年代のものが…というほどではないが、出先に骨董屋さんがあればつい足を延ばしてしまう程度である。
さて、先日味わった苦渋についてだが…私には半年前からずっと欲しいと思っていたランプがあった。今の家にはもう取り付ける場所もなく、家族からも反対されていたが隙を見て買いに行こうと思っていた。だが一身上の都合で離島に一時期行ってしまったこともあり、結局行けずじまいであった。ある日、その古道具屋さんで夜の灯火という素敵な催し物があった。もしかしたらあの素敵なランプは売れてしまうかも…なんて思っていたが、もしそうなったらご縁がなかった…と思うことにした。その後しばらくしてお店の広報の写真を確認すると、まだ残っていたので安心していた。
しばらくして、お店に行くことができた。まだランプを置く場所は決まっていないが家族には内緒で買ってしまおうと考えていた。しかし、いざお店につくともうどなたかに買われていった後だった。すごく後悔したが、もうすでに無いものはない。”あの時買っておけば”とはじめは思っていたが、
”ご縁がなかった”
”私には不釣り合いな素敵なランプだったのだ”
”いつか、もっと好きになるランプに出会える楽しみができた
このように思うことにすると、すっと心が軽くなった気がしたのだ。
今頃あのランプは素敵な人が毎日眺めて癒されているのだろう。素敵な人に出会えてよかったと思うことにした。
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