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ハッピーママ、現る。
演劇シーズン二つ目はきまぐれポニーテールの「ハッピーママ、現る。」である。土曜は琴似コンカリーニョで演劇を二本みて、翌日はこちらに足を運ぶ。
演劇のオタクとして出来上がりつつある。
札幌演劇シーズンは好評だった演目の再演なのでハズレがない。どれに行っても面白いと思います。
きまぐれポニーテールさんの作品は初めて観劇する。
前評判が高いが、そんなに期待してはいなかった。
だってママの話でしょう?私は母親じゃないんだもーん。
PTAなんぞ遠い存在ですからー!
演劇の最中、意識が遠のかなければ良いのだが。
そーんなくらいだったんですよ!
もちろん舞台は学校、PTAの為に集うママたち(一人男性)。
しかし、誰がハッピーママだったのだろう?
答えは今も導き出せていない。
ぶつかり合うエゴ。
なぜ存在しているのかわからないPTA。
やる気があるんだかないんだかわからない親と教師教師たち。
子供の為なのか、なんの為なのか、なんでバトルしているのか、誰も意見を述べないのか。
存在し続けているPTAという亡霊に私たちは現在も否定しきれず、むしろやや容認しながら活動は今でも続いているのだ。
まだ公開中なのでネタバレは控えますが、
ラストの展開が比喩的でとても適格なPTAに対する批判なのだと思う。
歌いあり、笑いあり(一番最前線で爆笑しました)。
本のタイトルでもありましたね「PTAをぶっこわせ!」。
そんな風に言われ、問題点も指摘されつつも、PTAは子供の親の足かせになりながら日本で学校で社会で蠢いているのであります。
地味なネタだし、途中寝てしまうかもなんてトンでもなかった。
圧巻の迫力ある演技と次々の起こる事件が一瞬たりとも舞台から目をそらさずにはいられなくさせるのです。
出だしから大騒ぎなんですから!
本当にお暇がある方は見に行って損はございません!!
全国の学校を卒業したみなさん、卒業していないみなさん。
是非、演劇専用小劇場BLOCHに行ってママたちの活躍・奮戦している姿みて下さいね。
役者さんとの距離がとても近くで迫力あって親近感が出ますよー!
2023年8月5日まで。
(個人的に演劇に行ったという備忘録でございますのでお許しを)
全公演が終了したら追加で記載することもあるかもしれません。
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