【台湾珈琲を楽しむ】阿里山コーヒー農園体験記vol.8-ブラインドで台湾珈琲カッピング体験
阿里山コーヒー農園(鄒築園觀光農園)体験ツアー内容はこの通り
コーヒー農園の試験栽培エリアを見学
管理設備やシステムの解説
精製処理施設での精製方法の案内
カッピング体験
質疑応答
今回は、終盤を飾る台湾珈琲のカッピング、飲み比べ体験です。
コーヒーのカッピングというのは?
カッピングというのは、専門的なテイスティングの事で通常は、プロが行います。コーヒーの品質や風味を評価する手法であり専門家によって通常行われます。
カッピングの目的は
コーヒー豆の状態を確認する
焙煎度の確認
風味やアロマの確認
味(苦味・酸味・ボディー、アフターテイスト)総合的な要素を評価する
などです。
台湾珈琲飲み比べカッピング体験
今回の参加者の方は、一般の消費者の方からコーヒーに携わる業種の方まで様々です。初めての方でも分かるよう、説明をうけながらのカッピング体験でした。初めての方はちょっと難しかったかも知れませんね。
カッピングをしたセミナールームには大きな焙煎機がありました。
当店と同じギーセン。オランダの焙煎機6㌔サイズです。
サンプルを焙煎する小さなロースターも横にありました。
カッピング体験
10種類の台湾珈琲を用意してくださいました。
カッピングは色々と準備が沢山あります。
コーヒー豆をカッピング専用の器に粉砕して淹れていきます。
基本的に、準備する人以外は、カップサンプルを触ったりしてはいけません。カッピングする人は、準備ができたコーヒーから始めていきます。
粉砕されたコーヒーの粉が入った器の香りをかぎます。
香りの特徴をメモ。
次は、お湯を入れた状態で香りをチェックします。
お湯を注いだ香りと、粉の状態での香りはまた違うものです。
不思議ですが面白い。
お湯が注がれたカップから香りをかぎます。
粉にお湯を注いでから4分待ちます。
4分たったら、ブレイク
攪拌をしていきます。
粉を攪拌し、その時の香りを記憶にとめます。
この香りは1つのカップに対して1度しか出ないので
そのカップを行った人だけが味わえます。
通常は、カッピング用のシートに評価を書きこむのですが今回は、気が付いた事をメモします。10カップあるので番号で振り分けます。
ブレイクをした後は、粉の粕を取り除きます。
写真のように大きなカッピングスプーンを2つほど使って手早くとります。
ここから先が口に含んで味を見る工程です。
人によって好みが違うのでそれぞれのコメントがあり面白い所。
第一印象で好きか嫌いかで分けてもいいですし
特徴だけを、ナッツのようなとかレモンのようなとか身近なもので例えていきます。
私は、好きな味を3つほど選びそのカップを重点的にテイスティングしました。すすってもいいし、飲みこんでもいいのですが沢山あるのですする方が分かりやすいかも知れません。
どれが何かを言わずブラインドで行いました。
自分のお気に入りがなんだったのかが後からのお楽しみです。
カッピング体験の後にディスカッション
今回のカッピングで使用されたコーヒー豆は
ティピカ種、ゲイシャ種など色々な品種の違いもありますが
収穫された年が昨年のものだったり一昨年のものだったりとそれだけでも風味の強さが変わったりととてもユニークでした。
コーヒーは、やはりオールドクロップになるほど個性がおとなしく
若干乾いたフレーバーがでるそうです。
そういわれるとそうだった…
と味覚が鍛えられます。
私が気に入ったものは3つほどあり
全てが台湾のゲイシャ種でした。
ゲイシャ種のナチュラルやウォッシュド、ハニーなど
精製が異なりますがゲイシャ好きとわかりました。( ´艸`)
阿里山コーヒー農園併設カフェ
カッピング体験後、あっという間のタイムリミット。
セミナールームにも数々に気になる小物がずらり
さらっと見てすぐカフェへ。
コーヒー豆は、ゲイシャやSL-34などが目立ちます。
価格は4000円~1万円以上
(;^ω^)かなり高級な価格です。
コーヒー生豆の販売も行っていましたが、日本へは持って帰ってこれないので…( *´艸`)
時間があれば今度はゆっくりとカフェでコーヒーを飲んで見たいと思います。その時は、この辺りのホテルで宿泊して…。
今回初となるHIS旅行会社さんのコーヒー農園体験オプショナルツアーにて参加しました。総勢16名ほど集まりました。
参加者の皆様ともお知り合いになり、楽しいひと時でした。
予定時間を40分ほどオーバーしての終了となり帰路は真っすぐ駅へ。
新幹線の時刻には無事に間にあい台北へ到着したら18時45分ごろとなっていました。早朝からの出動であっという間の1日でしたがとても充実した体験となり楽しめました!
最後の記念撮影にて
思い出の1枚も出来ました♪