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ミニ盆栽コーヒー苔玉を楽しむ|金澤屋流お家カフェVol.43

お家でミニ盆栽。コーヒーの木の苔玉を作って見ませんか?小さくてコンパクト、水やりの管理が簡単で小さいまま育てる事が出来るミニ苔玉は昨年から店頭でもブーム。店頭の飾り用に造っていたコーヒー苔玉も今では、すっかりお家じかんを楽しむアイテムとして販売までするようになりました。一度コツをつかめば、シンプルで作りやすい当店のコーヒー苔玉を今日は紹介します。

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こちらがコーヒー苔玉です。コーヒーの木+苔玉。つまりコーヒーの苗木を苔玉にしたものです。コーヒーの木を盆栽で楽しむ苔玉通称「コーヒー苔玉」と呼んでいます。今回のコーヒー苔玉は、コーヒーの木の特性と苔玉の育て方を頭に入れて育てる事となります。うまく育てれば、年間を通してお部屋のインテリアになることは間違いないですよ。

苔玉の置き場所

苔玉の生育には、光・水分・風通しが必要です。
更にコーヒー苔玉は、植えてあるコーヒーの木の特性を考えなければいけません。寒さと直射日光を避けて温かいところを好みます。
夏場の金沢は、温かいのでこのような場所に置いております。
完全なる外ではなくテラス↓

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影のある明るい窓際(窓を開放)

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置き場所は、換気の良い場所。
風通しが良い事で、適度に根が空気に触れうまく水分を茎や葉に供給できます。ですが、あまりにも目が届かない場所では、存在を忘れてしまうかも知れないので普段の生活で目に入る場所が良いですね。

ちなみに・・・
冬場は、寒いとコーヒーの木が枯れるのでそれまではと。
寒い冬場は、室内に入れておきましょうね。

苔玉の水やりのタイミング

春と秋は、1日又は2日に一度。夏は、毎日あげてもいい位すぐに乾燥が目立ってきます。

冬は3日に一度。それでも空気の乾燥した場所にいるととても差が出るので自分の中で苔から出るサインを見逃さないようにしましょう!
サイント言えば、苔玉を触ってあげるとのどの渇き具合が分かります!

例えば色
苔の水分があるときは、深い緑
水分が減ってくると薄い緑に変化

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そして重さの変化
とーっても軽くなります。更にちょっとした風でコロンと転がってどこかに行ってしまう位。
水分を与えると重さも出てしっかりとポーズ。普通の鉢植えにお水をあげるよりもわかりやすいサイン。毎朝、仕事に行く前にチョコっと気にしてみたり。習慣にしてもらえるといいですね。

1週間開ける旅行などでは、苔玉の水分がなくなってしまうので、少しトレーに水を浸して苔玉をいれておくか、もしくは誰かに預かってもらう(;'∀')
などした方が良いかも知れません。おそらく帰ったらカラカラになってますよ。苔も植えている植物も生きています。苔が乾き、中の土の乾燥も進むと植物は、しなびて枯れてしまいます。そうなる前にお水をあげましょうね。

苔玉の水のやり方

苔玉にそのまま流水を注ぐと苔が水分をはじきます。
このやり方ではなく、バケツや大きめのボールにたっぷりと水を張り
しばらく漬け込みます。10分ほど。苔玉をぎゅっと絞ると空気が抜け、水分を吸収しやすくなります。

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最初のうちは、ボールの中で苔玉が浮いていて吸水すると沈んでいきます。
お水をあげて良かったーという風に愛着がわく瞬間です。この姿もかわいいんです。更に、栄養はこの時にあげましょう。
水に溶けるタイプの栄養剤を週に1度あげています。
元気にすくすく♪

苔玉のメンテナンス

苔の艶、ハリ、色が元気ないなーと感じたら
苔の交換時期。
苔を新たに張り替えることで水分がうまく行きわたるようになります。

店では、半年から8か月に一度。
苔を張る際に、新たな土を盛ったり大きさを大きくしたりすると
植物も少し成長が進みます。

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張り替える苔の種類によっても成長の仕方が違いますよ。

お家で作るコーヒー苔玉・準備するもの

*必要なもの*
ピック
手袋
使い捨て布巾
コーヒー用のフィルター
透明糸
霧吹き(水がはいった)
ゴミ箱
苗木
苔(ハイゴケ)

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苔の下準備

乾燥した苔に霧吹きで水分をかけておきます。

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苔は、1つの苔玉(小さめ)につき約14㎝四方の苔を使用します。

植えるコーヒーの苗木を下準備

使用する苗木は、こちら。
ポッドからだして根をほぐします。
1株ずつに分けておきます。

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ポッドの中にコーヒーの苗木が3株。すべて小分けにして使います。

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紙フィルターを準備する

苔玉を作る際は、紙フィルターを使ってフィルターの中に植える植物+土を入れ丸めます。紙フィルターは台形のもので、苔玉のサイズに合わせて小さいもの、もしくは大きいものを選びます。今回は卵サイズですので小さい101台形紙フィルターを使っています。メーカーは問いませんが、紙質が丈夫なものほど制作過程で水分がついても破れないので取り扱いが簡単です。

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作る苔玉の数だけ枚数が必要です。

紙フィルターの中に土と苗木を入れます。

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紙フィルターの中の土の量は、多すぎず丸目安い量にしましょう。

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糸で仮止め丸める作業

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手のひらの上にのせ土がこぼれないように丸めます。丸めたら透明糸でくるくる巻いて成型します。この時に、きちんと丸めないと置いても倒れてしまいますので、バランスよく丸めてピックで仮止めします。

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糸の巻き終わりを紙フィルターにさすようにしてピックで刺します。

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ぎゅぎゅっと。

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ここまで出来たら後は苔を巻くだけですので9割完成。

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仕上げに苔を巻き付ける

湿らせた苔を手のひらいっぱいにのせてその上に仮止めした苔玉を載せます。苔を回りにまいて糸でくるくる巻いて行きます。

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最初は、ぼさっとしているのですがくるくる巻く事に、奇麗な真ん丸のお団子のような形になっていきます。

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糸は、ゆるまないようにしっかりと巻きましょう。

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巻き終わりは、ピックで糸を苔の中に埋めます。

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完成したのがこちら。

奇麗に成型すると、姿勢の良い苔玉になります。苔玉は、お皿などにのせて飾って下さいね。

慣れてきたらチャレンジしたいミックス苔玉

ミックス苔玉と言うのは、コーヒーの木+ほかの植物を寄せ植える事です。他の観葉植物を合わせる事で色とりどり、鮮やかに。同じ緑系の植物でもグラデーション効果で一段と緑が映えたり。

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自分の好きな植物。おすすめは、冬も元気な植物がやはりいいかな。つまり寒さに強い植物です。すぐに根っこが生えてくる丈夫な植物。

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背が高いもの、低いものをコラボしたり。

同じような背丈でまとめたり。色味を華やかにしたり。

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一番のお気に入りは、アスパラガスの木です。ふわふわっとした柔らかな葉っぱがふさふさっと。生い茂ってくるとコーヒーの木の緑に映えるのです。冬も丈夫で年間を通して元気です。

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小さな葉っぱと組み合わせたり。楽しんで見て下さいね。

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100均にも最近、観葉植物が売っていますが、意外に丈夫で寒さに強く大きさもコンパクトで使いやすいですよ。

ぜひぜひ、チャレンジして見て下さいね。ちなみに、コーヒーの木は、寒さが苦手ですので、秋冬は冷たい風から遠ざけて、お部屋の中で飾ってくださいね。温かい💡の下は、真冬にお勧めです。

コーヒー苔玉気になったら販売もしております。コーヒーの苗木もございますので、ぜひ、ご覧くださいね。






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