カフェの人気メニュー「エスプレッソ・トニック」を作ろう!|金澤屋流お家カフェVol.46
コーヒーのような液体にクリーミーな泡立ち。それは、まるで、黒ビール。人目見てそそられるのが「エスプレッソ・トニック」である。ご存知の方も多いように、近年カフェで人気のコーヒードリンクです。勿論ノンアルコール。見た目の泡立ちと発泡感がまるで生ビールを思わせ夏にごくごくと飲みたいメニューです。今日は、このエスプレッソ・トニックをお家で作るアレンジレシピも公開しております。
エスプレッソ・トニック
エスプレッソ+トニックウォーターの事。合わせて飲むので「エスプレッソ・トニック」と言います。実は、エスプレッソといってもこの位↑しか淹れないので9割がトニックウォーターでできています。
淹れたての熱々のエスプレッソを、トニックウォーターに注ぎます。エスプレッソの熱さで炭酸の入ったトニックウォーターが反応し注いだ瞬間からなんとも言えないクリーミーな泡立ちが楽しめます。注いだ瞬間にお渡しするのがベスト。少したつと落ち着いてきます。これが黒ビールの正体です。
エスプレッソとは?
エスプレッソの量がこれだけ少しでもコーヒー感がある!のはエスプレッソと呼ばれるコーヒーに秘密があります。エスプレッソは、専用のマシーンで抽出します。
エスプレッソ
わずか数十秒でコーヒーの濃縮エキスを抽出。
短時間で瞬時に高圧で抽出したエスプレッソ
濃厚でトロリとした質感の
エスプレッソは
そのまま飲むと
わずか20㏄ほどの抽出液の中に
ぎゅぎゅっとつまった
苦味、酸味、甘み、コク…
とりあえず濃厚…本場イタリアでは食事の後に、砂糖やミルクをいれてぐいっと一気に飲み干します。消化の働きをよくする効果もあるそうです。イタリアンのレストランでもコース料理の最後に出てきたり。コーヒー屋以外でも見かける事はあると思います。高温高圧で抽出するエスプレッソは、専用の大きな業務用のマシーンでしか泡立ちエスプレッソを作る事が出来ません。特別なコーヒーであるとも言えます。そもそも、始まりは仕事の休憩のコーヒーを淹れるのに時間をかけずにいれるものをと考案されたそうです。数十秒でコーヒーが出来るなら確かに1杯に3分かけるドリップよりかは効率が良い!と言えます。瞬時に濃厚なコーヒーを作れるエスプレッソは、当店でもアレンジメニューのベースのコーヒーとして応用しております。
トニックウォーターとは?
そのまま飲むと、ほんのりフルーツの香り。ほんのり甘いそしてスカッと炭酸が入った清涼ドリンク。うまい!
通常の炭酸と合わせるよりも
トニックウォーターの方がエスプレッソの苦みを中和し
バランスが良くなるのが特徴です。
ジントニックというカクテルがありますね。ジントニックのトニックもトニックウォーターです。
当店のエスプレッソ・トニック
グラスの中でも一番大きなサイズ。ビール用でも使われるタンブラーです。
エスプレッソを注いで完成。
夏向けのがぶ飲みエスプレッソ・トニック。のどが渇いてがぶがぶ飲みたい!炭酸が飲みたい!そんな時にお勧めの1杯です。コーヒーの苦味がほどよくトニックのフルーティーな甘味と調和。
気分転換にもなる1杯です。(店内又はテイクアウトにて提供中)
エスプレッソ・トニックをお家でも作りたい!
このドリンク
お家でもできないかなー?
お家じかんが増えているのでそんな事を想像して
作ってみました。
当店で使用している「エスプレッソ」は、専用のマシーンで抽出します。
お家で作るとすれば
かわいいあの器具!を使います。
↓
最近度々登場する「モカポット」です。
説明↓
エスプレッソ風のコーヒーを作る器具。
~どういった器具?というと~
短時間で圧力をかけて
濃厚な濃いコーヒーを作る器具です。
こちらの仕組みは?
といいますと
写真右から ポット
中央 フラスコ、ボイラー
左 粉をいれるバスケット
最初にボイラーにお湯をいれ
粉をバスケットにいれてセット
直火式というだけあり
直接ガスコンロにかけて火にかけます。
このように沸騰し蒸気圧で粉を通過した
液体がコーヒーとなり上のポットに入ります。
1分位で沸いてきます。
1分位が目安ですが
粉の粗さ
粉の詰め方
いれておくお湯の温度によっても
出来上がりまでの時間が変わります。
自分好みのテイストは
何度か試して…。
という事になります。
~必要なもの~
お湯
コーヒーの粉
モカポット
布巾
ガスコンロ
~注意点~
新品の器具
しばらく使ってない器具
は、数回粉をセットせず、水のみをいれて沸かして臭いをとりましょう。
粉は詰めすぎず
押しすぎず
粉をセットし、本体を組み立てる場合は、しっかり回し閉めること。固定はしっかりと。
モカポットを直接火にかけるので熱くなります。
器具を洗う時などは特に火傷に注意。
さわると熱い部分が沢山。
いれておくお湯の量は、下部のフラスコについている
安全弁の下まで。
安全弁は、下部のフラスコ内についています。内圧が高くなりすぎたときに
圧を逃がすためにつけられています。
火にかける際は、倒れないか注意。
ガスコンロに対して小さすぎる場合は、金網を使いましょう。
火にかけたらあっという間。
ちょっと蓋を開けたい…
そんな衝動もありますが注意!
上昇したコーヒーが吹きこぼれやすいので蓋は、閉めておきます。
意外とあっとう間にできるので
空だきして焦がさないようにしましょう。
火加減で変わる味わい
弱火でじっくりといれるとより甘みが
強火で短時間で淹れるとスキットした苦味
強火の方が、濃度が高くなります。
ですが、いずれにせよかなりの濃度があるので
若干違いがわかりにくい気もしました。
本場では、弱火でじっくりが多いのかな…
比べてみるといいですよ。
モカポットでエスプレッソ・成功させる秘訣
~エスプレッソらしい豆選び~
一般的にエスプレッソに向いているコーヒー豆は、
深煎りの焙煎のコーヒーが多いです。
中深煎り~深煎リ・・・
濃厚に淹れる際に
濃度感 質感がたっぷりと出る
さらに余分な味わいがなくすっきりと仕上がるため酸味の少ない
深煎りのコーヒー豆が向いているといわれています。
近年、豆の個性を楽しむために
浅煎りなど焙煎度にとらわれずいれる事が流行りつつあります。
まずは、自分の好みの豆で試してみて
更に専門店でおすすめの豆を聞いてみましょう。
カフェなどで提供されるエスプレッソを頂いて
同じ珈琲豆を選ぶなど。
私個人的には、店で使用しているブレンド利家やストレートコーヒーのブラジルの深煎りがおすすめです。
~向いている挽き方~
直火式タイプのエスプレッソマシーンに使う粉の粗さ
中細挽き
から極細挽きです。
こちらが中挽き
粉が粗く、仕上がりも早いのです。
あっさりしたエスプレッソというよりも
濁ったドリップコーヒーといったものに仕上がります。
本格的なエスプレッソにするには
ココアパウダーのように挽くことも。
エスプレッソトニックには、この位の細かさで挽いた粉を詰めて
濃厚に抽出↓泡は圧が足りませんので期待できませんが濃いコーヒーが出来ます。↓
圧力をかけ20~30秒で抽出するエスプレッソのような味わいにするには
深煎りのコーヒー豆を細挽きや極細挽きにし成分を短時間抽出。
炭酸水ではなくトニックウォーターを使うべし!
炭酸水は、無味無臭。コーヒーと炭酸を合わせても良いですが甘味がまったくついていませんのでコーヒーのにがーい味が引き立ったり、シロップを入れてもどの位いれる?とかなりバランスが悪くなります。思ったのと違うな―という事になります。以前試したのは、濃いコーヒー×炭酸水×バニラアイス。甘味もついてこれは中々よかった。ですが、エスプレッソ・トニックほどの清涼感やエスプレッソの苦味をほぐす甘さはなかったですね。(笑)
トニックウォーターは、通常のスーパーでは、扱っているお店が少ないですね。あっても数が少なかったり。おすすめは、酒店です。カクテルのベースで使われるので必ず置いてあります。当店では、ウィルキンソンのトニックウォーターを使っています。
エスプレッソとトニックの割合は2:8
家庭版お勧めモカポットでエスプレッソ・トニック
エスプレッソは、うまみ成分が濃く出るといわれます。
豆に含まれる脂質が乳化され、焦がしキャラメルのような香り
舌に絡みつく独特の味わい。
~金澤屋珈琲店のコーヒー豆は深煎りが多いので~
百万石ブレンド
利家ブレンド
極みブレンド
他,ブラジル・サンタカタリーナ農園などのおススメがあります。
モカポットで早速エスプレッソ風コーヒーを抽出。
その間にグラスに氷とトニックウォーターを準備。
熱々のエスプレッソ風コーヒーが出来たら
直接注ぎます。
トニックウォーターとエスプレッソの割合は、大体8:2
8割がトニックウォーターです。温度差があるほど泡立つのでグラスをキンキンに冷やして熱々のエスプレッソ風コーヒーをかけて下さいね。
淹れたてのエスプレッソをそのまま注ぎました!お家でもエスプレッソ・トニック。モカプレスでやってみた!でした。モカポットは、雑貨店でも売れれている人気器具。見つけたらレッツトライ!コーヒー豆は、専門店でエスプレッソ・直火用もしくはモカポット用と店員さんに伝えてオーダーしましょうね。
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