昨今の闇バイトと住居侵入強盗数の増加から考える防犯ビジネス
日本における犯罪件数は平成14年(2002年)戦後最多となる285万件に達し、その後は令和3年(2021年)の57万件まで継続的に減少をしてきましたが、コロナ禍に一転して増加、2023年は70万件、2024年も増加傾向にあります。
また、凶悪犯罪件数は2023年、2024年と突然増加しており、20%以上の増加率となっています。統計からみても明らかに日本の治安が大きく悪化している傾向が見て取れます。
中でも住居侵入強盗の人口あたりの発生件数はアメリカやその他の外国と比較すると少ない水準ではあるものの増加傾向にあり、東京都心のみならず、埼玉県や茨城県などの地域の件数が大きく増えており、この背景にはトクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)や闇バイトがあると推測されています。
(犯罪統計より) https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=3&toukei=00130001&metadata=1&data=1
そんなわけで、今回は住居侵入強盗対策のビジネスについて考えてみるとします。
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