誰かが必ず見ている #7
昔、職場の先輩に「仕事を一生懸命頑張っていれば誰かが必ず見ているよ」「辛いことがあるかもしれないけれど、目の前の仕事をしっかりやりなさい」と言われたことがあります。
今月の頭に異動の話しがあり、異動先の課長と個人面談した際、先輩に言われた言葉が身に染みて分かりました。
「自分の仕事ぶりを見ている人がいた!他部署の方に評価されていたなんて!」とうれしい気持ちになりました。
その反面、所属していた上司には全く評価されず。
以前、他部署の方から「かなゆきさんのチームリーダーから聞いたけど、あなたの評価を下げているって言っていたよ」と聞いたことがありました。
異動先の課長も「本部長がかなゆきさんはやる気がないからダメだ」的なことを言っていたと聞き、ショックでした。
上司は重要
私が所属している部署は開発本部。その中のデザインチームに所属しておりました。
11月からは開発本部の開発課に異動が決定とのことでしたが早く業務に慣れてほしいとの要望により先週から異動しております。
異動に伴いデザインチームは解体、商品開発課に吸収されました。
うれしかったことはデザインチームのリーダーは製造部へ異動。
このリーダーは私に対する扱いが他のメンバーと全く違っており、苦手でした。
こちらから声を掛けない限り何も連絡してこない。他のメンバーに聞くと、リーダーから業務状況の連絡がよく来ると。
声を掛けられるときは、リーダーがやりたくない面倒な仕事を振ってくるときだけ。
仕事を振るのはいいのですが、そのまま放置状態で何か相談事があったら業務依頼者の営業部に直接相談しろと。
営業部に相談しても「デザインのこと分からないから任せるよ~」と言われるので相談できる人・助けてくれる人がいなくてモヤモヤしておりました。
リーダーは橋渡し、フォローなんてしてくれませんので仕事を依頼されたら他部署の方と直に相談しながら仕事をこなしておりました。
これからは、そんな状況はなくなると思うとモヤモヤしていた心がすっきりしました。
人は見ていないようで見ている
そのデザインチームの放置プレイスタイルの仕事ぶりを見ている人は見ておりました。それが異動先である開発課の課長と係長。
前々からデザインチームの仕事の進め方には疑問を持っていたと。
リーダーが放置する・フォローしていない状況はまずいなと感じていたそうです。以前、私が担当していた業務で困ったことがあり、誰も助けてくれないことがありました。
その時、係長さんから連絡をもらったことがありアドバイスを頂きました。
何で隣部署の係長さんから連絡が?と思っていたのですが、課長さんがまずい状況だと察知し、私に連絡するよう係長に言ったそうです。
面談のときにそのお話を聞いて、こういう上司だったら心強いなと思いました。
それに自分のことだけでなく、会社全体のことをしっかり考えている人たちなんだなと感じました。それが当たり前なのですが(;^ω^)
課長さんと係長さんは私の仕事ぶりを見て、やる気がないなんてそんな感じは全くないし、私の評価が低いのがずっと不思議だったと。
それを聞いて、見ている人はいたんだ!とうれしさのあまり心の中で泣いておりました。
反面教師
今回の面談で感じたことは会社に対する不満、陰口・告げ口で人の足を引っ張ろうとする人間は自分の価値を下げ、周囲からの信用を失うということ。
元リーダーも上層部に告げ口したり、不満をよく言っていたそうです。
それがいろいろな人の耳に入り結局、今回の異動で製造部へ異動。
名目上は人手が足りないからという理由ですが実は左遷異動、しっぺ返しを食らったのだと思いました。
悪口を言われたら嫌な気持ちになりますが、前向きに考えたら自分の弱点を見つけられるいい機会だと気持ちを切り替えました。
成長のチャンスでもあるのかなとも感じました。
ただ、悪口は軽い気持ちでは言ってはならないなと。
他人の陰口を言いまわる人の末路を知り、悪口を言ったら全部自分に返ってくる、損するだけなんだと身近にいる人を見て学びました。