片側顔面痙攣(へんそくがんめんけいれん)
2011年に愛媛大学病院で、片側顔面痙攣の手術を行って、現在まで再発なしに健康な生活を送っているというお話です。
片側顔面痙攣とは?
片側顔面痙攣は、顔の片側の筋肉が、自分の意思とは関係なくピクピクと動く病気です。
最初は片目の周りの痙攣が起こることが多く、徐々に頬や口の周りなどに痙攣の範囲が広がります。痙攣の程度が強くなると、顔がつっぱってゆがんだ状態になったり、痙攣の側に筋肉の麻痺が生じたりします。また、痙攣の頻度は、最初は緊張したときなどにときどき起こるだけのことが多いのですが、次第に長くなり、日常的に起こるようになることもあります。通常は片側だけに見られますが、ごくまれに両側に生じることもあります。
私の場合は・・・
2003年頃から、左の唇に「チク」という痙攣が時々発生するようになりました。
最初はストレスがたまってるのかな?とか、寝れば治ると思っていたのです。しかし、そのうち、左顔面の唇とか頬などが不随意に引きつるようになって、だんだんと顔の形まで変わってきました。
2007年頃には、顔面の筋肉痛でずーっと痛みが続いているような感じでした。
痛みもそうなのですが、今から考えると、どうみられるかが気になって、人前に出るのが億劫になっていました。
見た目なんてどうでもいいと思っていましたが、今から振り返ればやはり気にしていたのでしょう。女性ならなおさらかもしれませんね。
愛媛大学病院脳神経外科で手術
痛みがひどいし、顔がひん曲った状態が固着してきたので、これはたまらないと思って、当時勤務してた松山刑務所のすぐ近くにある、愛媛大学病院を受診しました。
ありがたいことに、脳神経外科に「片側顔面痙攣」の手術で有名な先生がおられ、直ちにMRIを撮影してもらい、入院の日を確定して手術にのぞみました。
手術は全身麻酔で行い、頭部の後ろの首筋あたりを切開します。術後1週間程度で退院して、さらに1週間自宅療養して現場復帰しました。
この記事のポイント
なぜ、「片側顔面痙攣」のことを書いたかというと、結構、職場や知り合い、街中で症状が出ている人が多いのです。
命に関わる病気ではないので、手術までしなくてもと考えている方やストレスのためと考えて、病院に行っていない人とか、それぞれ事情はあるのでしょう。
しかし、経験したので言いますが、間違いなくストレスが原因で症状が発生しているのではなく、顔面痙攣であることがストレスなのです。
ゆっくり進行するので気がつきませんが、間違いありません。
治療してはじめてわかりましたが、我慢せずに早く手術しとけば良かったと思います。
皆さんの中で同じような症状のある方がいらっしゃったら早めに脳神経外科に受信してください。