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小学校受験、志望校どうする?(その1)~小学校格付け~

元お受験ママ、カナヲです。
このノートは少しでもお受験に挑む家庭のお役に立てればと書いているものです。
この記事は連載10回目です。

通塾を開始し学習習慣もついてきた、としましょう。

そこで、そもそも小学校受験とはなんなのか、基本に戻りましょう。
そうです。入学する小学校を決めるのが小学校受験です。
受験した学校しか合格できませんし、合格した学校しか入学できません。

しかしながら、合否は我々が決めることではありません。
私たちが決めることができるのは志望校だけです。
そして、年長さんになれば、いよいよ出願する学校を決めなくてはなりません。

これを読んでいるのは小学校受験の経験がなく、私立の学校をほとんど知らないという方を前提としています。


難関校格付け一覧表(独断と偏見)

そこで、いわゆる難関校と言われる学校を格が上とされる順にまとめてみます。
わたくしカナヲも全ての小学校を知っているわけではありません。
倍率・伝統・評判・ブランド力・立地などをふまえ、個人的な偏見も大いに含みながらランク付けをしてみました。

特にSとAランクあたりは異論のある方も多いと思いますが、ご容赦くださいませ。
また一部、都内からの生徒の多く人気の高い神奈川の学校も含めています。

SSS
慶應幼稚舎

SS
筑波大附属・慶應横浜・早稲田実業・雙葉

S
青山学院・学習院

A
農大稲花・立教・東洋英和・白百合・立教女学院・聖心・暁星・桐朋学園(男子)
筑波以外の都内国立附属
(お茶の水・学芸大竹早・世田谷・小金井・大泉)

B
成蹊・桐朋・桐朋学園(女子)・洗足・横浜雙葉

C
田園調布雙葉・豊明・女学館・成城学園

D
光塩・川村・淑徳・宝仙・聖学院など


格付けとはなにか

いくつご存知でしたでしょうか?
Aランクに多くの学校が集まっていますが、この中でも2〜3層ほどのランクに分けて考えている方もいらっしゃるかと思います。

雙葉が女子校のうちの格付けトップであることは異論のないところですが、たとえば東洋英和と立教女学院と白百合だとランキング順位がどうなるか、は人によってかなり違うようです。
カナヲ的には東洋英和・立教女学院・白百合の順ですが、友人は白百合を高く評価していました。伝統、大学附属、偏差値と重視する項目によって変わるということですね。

また、筑波以外の国立附属は運に左右される部分が大きすぎて格付けすること自体がナンセンスという考えもあるでしょう。

いずれにせよ、さまざまな家庭がさまざまな視点で小学校をお選びになりますので、上記ランク付というのはあくまで人気度・難易度にすぎません。決して教育内容の良い順に並べているわけではありません。しかもカナヲの偏見の塊です。

しかしかながら、中・高・大と、どの受験でも学校の格付けはやはりあります。
そうです、偏差値順に並べたものです。
ですが小学校入試では、勉強ではなく非認知能力を見る考査の比重が大きく、学校によりお好みの子どもの傾向も全く違うため偏差値で上から並べるような格付けはできません。

そのため伝統校であること、また上に接続している中高大の偏差値が高い学校が高い出願倍率となり、上位校と格付けされる傾向にあります。
カナヲもおおむねそれにならっております。

これも印象でしかありませんが、小学校受験において、進学先がSSランクまでは超勝ち組、Sランクはかなりの勝ち組、Aランク勝ち組、Bランク以降は祝合格という感じではないかと思います。

何度も言いますが、これは一般的なランク付けの話です。
熱望するご家庭の多い学校、すなわち競争率があがる学校です。

しかし小学校は人格形成の場ですから、ランク付けとは無関係にそれぞれのご家庭においての「熱望校」があります。それが決まっている方はランクなど全く気にする必要はありません。
むしろランク付けに惑わされずにお子さんにあった学校に的をしぼることのできる家庭は非常に聡明だとカナヲは考えます。

さて、あなたのお子さんにはどこに行かせたいですか?


やっぱりできることなら慶應幼稚舎
みなさんそうおっしゃいますね。

が、ハッキリ申し上げて、99%合格できません
残念ながら、私立小学校の中には「お呼びではない家庭」には洟もひっかけないような学校もあるのです。

では、「お呼びな家庭」とはどのようなご家庭でしょうか?

とても裕福な家庭?
政財界に強い力を持つ家庭?
親が芸能人や有名人の家庭?
学校とのコネがある家庭?

まあそんなところです。
幼稚舎に限らず上記のような家庭が優先的に入学できる学校はたくさんあります。
そんなものは不正入試だ、と思う気持ちもわかりますが、子どもと家庭を総合的に見て合否を決めるのが小学校受験なのです。

幼稚舎に合格できるようなご縁をすでにお持ちではないならば、1%も合格の可能性はないと思った方が良いでしょう。
もちろん可能性はゼロではありません。
でも、限りなくゼロに近いということです。
お子さんの実力はほとんど関係ないのです。

某大手塾などは幼稚舎志望と言うと「縁故はありますか?」とオブラートなしにハッキリと聞かれるというのは有名な話です。
幼稚舎に限ってはこれが残念ながら現実です。

幼稚舎どころか、どの学校にもコネなんか持ってないわよ!
というご家庭がほとんどですよね。

ご安心ください。
ほとんどの学校には、コネのある家庭が優先されるとしても、そうではない子の枠もちゃんとあります。
(幼稚舎はそれが無茶苦茶少ないということです。)

では、どのような観点で学校を選ぶべきか、次回はそれを考察してみたいと思います。

まとめ

学校の格付けはなんとなく存在するが、参考程度に。
小学校は人格形成の場。
子どもと家庭に合う学校を真剣に探すべし。

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