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なんかモヤッとした研修だったな

「発達障害に対する環境設定」みたいなZoom研修があるから受けていいよ。と突然声を掛けていただき、喜んで受講させてもらった。

『問題行動の全てはヒューマンエラーではない。システムエラーだ』なんて西野さんが言いそうなキャッチフレーズで始まった研修。

まず、『問題行動』の表現がちょっとモヤッ。
わかるけど。
誰目線の問題?と思ってしまう私💧

発達準備が出来てやっと次の遊びの段階へ〜の話。
ひとり遊び→平行遊び→連合遊び→集団遊び
「発達障害のある子は、発達準備がそこまで出来ていないので、年齢の基準で区切られた段階で遊ばせるとトラブルが起きるんです。」

まぁ、それはそうかもしれない。
「…だから段階を戻してひとり遊びを充分にさせてあげるとトラブルは絶対に起きません。ひとり遊びをしていると、他の子の遊びも自然と尊重するようになるんです。」
「ひとり遊びができる環境をパーテーションで作りましょう。」と小部屋が並んだような写真が。
そして。
「ルールを明確に。①静かに②入れて、貸してを言わない…」
ここまで聞いて、モヤモヤが爆発。

少人数の園ならゆったりその子に合った理想の保育が手厚くできるだろう。
けれど、うちの園では現実味に欠けるな…
小部屋っぽいスペースを30人に当たるようにそれぞれ作って、静かに遊べと!?
限られた数の保育士で見切れる遊び方でもない。

誰とも関わらせず、何ならヘッドホンさせて集中させる…その間、そりゃトラブルは無いだろうケド。
それって大人の都合じゃない?って思ってしまった。

そんな姿が子どもらしいのか?
「発達障害はその子の個性です。」と言いながら、
大人が個性を出さないように設計する。
おうちにいるときの社会生活では多少のTPOもあるから、そんな時は必要だけれど、保育園の役割ってそっちだったっけ?

私は、どんな子にも色々なタイプの子たちと触れ合って、助け合ったり声かけ合ったりしながら小学校生活に向けての色々な経験をさせてあげたい!

なんだかそんな感情を呼び起こさせてくれた研修だったな…

色々な方法があるのは頭に入れて、うちの園で出来ることを考えて、私は精一杯子どもたちとコッソリ一対一やりながら一緒に藻掻いて成長していこう。