波と人
ハワイに来るまで、サーフィンのことは、ほとんど何も知らなかった。海が好きだったのに、興味を持つこともなかった。
ハワイでは、サーフィンは暮らしのすぐそばにある。サーフボードを持っていなくたって、やってみたいと思えば、誰かがすぐに連れていってくれる。そんな中、自然にサーフィンを始めるようになって初めて、そこに「サーフィン」と一言で括ることは到底できない広く深い世界があることを知った。
昨日のエディで目にした光景は、かつての私が知りえなかったサーフィンの形のひとつ。
人の命を一瞬で奪ってしまう圧倒的なエネルギー。
そのエネルギーとひとつになろうとする人間の試み。
そこから生まれる数限りない神話のような物語。
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