旅草 --好きをもっと楽しもう (小説宣伝)
「旅草」とは、旅する人を草に喩えた言葉である。
危険に臆せず、自分を信じて未知なる世界に足を踏み入れる勇者のことを指す。
長い髪をなびかせ、女性的なファッションも好んで着る一風変わった青年、
恵虹は、故郷を離れ、世界の国々を巡る大冒険に出かける。
彼の趣味特技は、絵描きと読書。
「神より偉い」と称する不思議な白猫、色と出会い、
彼に授けられた色の力と自身が培ってきた知識、
さらには人には言えない特別な力で、旅先で出会った仲間たちと共に、未知なる世界へ舵を切る。
作品紹介
ついに公開する時が来た! 試行錯誤や推敲を重ね、人に見せられるくらいになったので、ついにこの決断に踏み切った。
総文字数、10万越えの長編作品。ここまで書き上げるまでにかなりの月日と熱量を消費した。
旅草について——
そもそもの『旅草』の発端としては、
・自由で楽しいファンタジーを書きたい
・あまり人が傷つかない、特に、主人公チームのキャラクターが人を傷つけない力で人々を救う物語を書きたい
・ONE PIECEみたいな私独自の世界を創り上げてみたい
・洋より和の方が好き
などの思いから来ている。
「旅草」というタイトルについて——
「旅」は旅をするから。
「草」は、人民を草と喩えた“民草” と草子(本、枕草子や徒然草みたいな感じ)の複数の意味がある。
世界観について——
「旅草」の世界には、八百万の神が存在しており、その全てが何かしらの超常能力を持っている。(月の神であれば月の力、火の神であれば火の力、水の神であれば水の力である)
地上に住む人々は、その中の一柱の神を一生涯かけて信仰し、その神の力を授かって、生活の役に立てている。
魔法のような超常の力が身近にある世界だ。授かった力を発動させるのに必要なものは、想像力である。【力】から連想される物事であれば、何だって発動させることができる。
たとえ、現実にはあり得なくとも、頭の中でその技を発動させている光景が想像できれば、無理矢理だとしてもそれを実現させることができる。
だから、どんな神を信じて何の力を得ても、可能性は無限大だ。
チート技だってできるが、それも想像力の範囲内に限られる。何らかの要因で思考の幅が狭くなったり、うまく想像ができなければ何も生み出すことができない。
また、神様からも信頼されている者には、御守りが授けられる。これを挟んで合掌し、神様の力を借りれば、身形が変わり、更にパワーアップする(バトルヒロインものみたいに)
良くも悪くも、この世界での強さは想像力によって左右される。
地球上の人類についても、多種多様な種族が存在している。
主な種族に、
・霊人族(霊長類からなる人類、知力に長けているとされる)
・鬼族(物の怪からなる人類、腕力に長けた種族)
・兎人族(兎のように耳が長く、足腰の筋肉が発達した種族。脚力に長けている)
がある。
キャラクターについて——
登場人物(主要メンバー)を紹介する
・恵虹:本作の主人公。種族は霊人族。持つ力は色。
好きなことは絵を描くことと、本を読んで知識をつけること。また、ファッションにも関心があり、特に女性ファッションが好きで、自身も女性的なアイテムを好んで身に着ける。旅に出る前には絵師をしていた。好きな食べ物は肉まん。
・色:本名;色彩宇宙(宇宙は世界を創った、神様の世界で最も位の高い存在)
色の力を司る、世界を作った張本人。猫となって、恵虹を見守っている。自称「神より偉い宇宙猫」。
口は常にニヤついていて、三日月のような形をしている。恵虹からは「小憎たらしい」と思われている。
・葉緒:月の力を持つ、兎人族の女の子。
好きなこと、得意なことは料理。自身の料理を世界中の人に食べてもらうことが夢。無垢純粋な心でとっても優しい。好きな食べ物は、りんごとおにぎり
・玉兎:本名は月夜。
月を司る神。自身が管轄する島が滅ぼされ、意気消沈していた。とにかく兎が大好き。
・埜良:雷の力を持つ鬼族の女の子。
雷神のような格好をしていて、背中には太鼓の輪っかが引っ付いている。
明朗快活な葉緒の守り神。好きな食べ物は、葉緒の料理(特に肉料理)
・歌龍:音の力を持つ霊人族の少年。
常に頭巾をかぶる、根暗者。特技は琵琶で、相棒の琵琶を肌身離さず持っている。人が集まる場所と明るい感じが苦手で、度が過ぎると意識が飛ぶ。
逆に暗いところに一人でいる方が好き。好きな食べ物は魚の揚げ物