根拠のある自信
今回は、自分が経験してきたことをもとに「自信」について書いていこうと思います。
根拠のない自信
皆さんも耳にしたことがある言葉かもしれません。
この言葉の通り、なんの根拠や実証がない中で自信を持ち、自分を信じる、という非常にポジティブな言葉だと僕は思います。
実際僕も海外でサッカーをすると決めてからこの言葉をよく思い浮かべていました。
なんの実績もない自分に対して、あいつじゃ無理だ、などと言われることもありました。
そんな時に、この根拠のない自信という言葉に何回も助けられたし勇気をもらいました。
自分に自信を持つことで、試合中のプレーはもちろん普段の生活もポジティブなものになって来るのではないかと僕は思っていました。
しかし、最近よく考えるようになったのは、自信というのは成功体験をもとにつくのではないかと僕は考えました。
なぜ、このように考えを持つようになったかというと、ひとつは育成年代の指導をしていた時に学んだからです。
育成年代の子供たちはコーチに指導をされてそれをプレーに実践したり、日本や海外のサッカー選手の真似をしたりして成長していきます。
その中で、練習ではできていたドリブルやシュートなどといったプレーが、試合になったらできなくなるなどといった事があると思います。
これは子供だけでなく僕自身も日々感じていました。
なぜ、練習でできていたのに試合ではできない、ということが起きるのかというと、練習と試合でのプレッシャーの違いなどはあるのはもちろ、成功体験が足りないのではないかと僕は考えます。
失敗をしながらもチャレンジを繰り返し、成功した時に初めて出来るという感覚=自信が出来るのではないかと僕は考えます。
ここから生まれる自信は、最初にのべた自信とは違い、成功体験という根拠から生まれる自信になります。
(もちろん、失敗を繰り返しながらチャレンジし続ける為に強いメンタルも必要)
成功という根拠ができることでよりプレーに自信がもてたり、それが自分の武器になっていく選手も見てきました。
元々は自信がなかった選手が、成功体験をもとに自信を持つことができるという例のように、根拠のある自信の必要性を学びました。
もちろん時には、根拠のない自信というものも必要だと思いますが、より重要になるのは根拠のある自信ではないのかと僕は考えます。
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