誕生日にふと思うこと。
6月4日は私の誕生日。
年齢的にはアラフィフに
両足突っ込んでいるのだが、
気持ち的には(一応)年相応になってきたのかな、
と思う事が多くなってきた。
一昔前は結構若く(いや、幼く)見られていたのだが、
それは自身の経験だったり知識の面だったりが
やっと実年齢に追いついてきた、
ということなのかもしれない。
歳をとる、ということは
親友や知り合いと話す内容も
今までと同じ様に趣味や推しの話もするが、
現実に近い話も多くなってきた。
今回は、そんな現実に近い話の中で、
親友にも(一応)話している事の現状のお話。
近況報告的な話でもあるので、
私が誰か判った人は
『あ、そういう事なのね』
と捉えていただき、
そして、なんのこっちゃ??という人は、
今から話す事は誰にでも起こり、
そして、身内にそういう人がいると結構大変だ
って事を判って頂けるとありがたいです。
突如始まった姉の介護
私には1つ上の姉と10歳離れた妹がおり、
その中で私は『次女』という立場でいる。
そんな3姉妹の中で14年前の春に私が結婚し、
その4年後の秋に姉が結婚した……訳だが、
3年前の夏に姉が糖尿病の合併症である
『糖尿病網膜症』を発症し、
手術をして一旦は良くなったものの、
今度はその手術の副作用で緑内障が出てしまった。
(※糖尿病網膜症の手術の内容によっては
ごく稀に緑内障が起こることがあるらしく、
姉はその稀なケースに当てはまってしまった為)
その為、大きめの眼科に入退院を繰り返す事となり
手術も何度も行われている。
それが切っ掛けで、嫁ぎ先の地方都市から
比較的都会にある実家に帰ってきたのだが、
娘3人が働き、父もバリバリ働いていた頃とは違い、
年金生活で夫婦2人で生活している所に
入退院を繰り返す姉が帰ってきた為、
年老いた親が病気の子供の面倒を見る、
という『逆介護』が始まり、
金銭的にも時間的にも余裕がなくなってしまった、
のである。
家族で介護なんて無理があり過ぎる
姉の介護……といっても
目が不自由になったとはいえ
辛うじて身の回りの事は出来るのだが、
問題は病院への送迎。
私の実家は交通の便がいい所にあり、
最寄りの駅は特急や急行が止まる駅の為、
急行で10分程で大阪市内に出る事が出来る。
だが、眼の手術を何度も繰り返している為、
駅へ行く、電車に乗る、バスに乗る
という行動が負担になってしまったので
病院へ行くにしても、買い物に行くにしても
車での送迎が必須。
実家の負担も大変だろうから、ということで
私が引き受けたのだが
……
…………
………………
……………………
これ、誰もやりたがらない訳だよ(←結論)。
と、いうのは、
私の都合を一切無視で連絡を入れて来たり
勝手に予定を変更をしてくる上に、
車の中で話す事といえば政治のこと、国際情勢のこと、自分の好きなゲームやアニメ等で、
私の話は全く聞かず最終的には会話泥棒をして、
自分の話に持っていくのだ。
それを車内だけではなく
病院の待ち合いでもやって下さるので、
話を聞きながら
『いい加減にしてくんねぇかな』
と、妹である私は思うのである。
住む所も段差がない所、ということで
実家近くに一人暮らしを始めた
もう1人の妹が仏心を出してくれたのだが、
それに対して感謝し、
居住者の妹の部屋を大事にする所か
姉の好きな様にされてしまった為、
妹が姉を追い出し
実家の1階部分に住む事で落ち着いた。
現在進行形での家族の話
私の姉は
雑学女王な上にかなりひねくれ者で、
机上の学に関してはいいのだが、
『生きる知恵』という部分が全くダメという人だ。
自分の得意分野に対しての知識は物凄いあるのに、
それが『生活』という部分に結び付かないので
周囲を苛立たせる要因になっている。
現在の状態がずっと続けば両親だけではなく、
私もヤバいので姉を自立させるべく
行政の力を借りる事にしたのだが、
幼少時から人との付き合いが出来ず、
独特の世界観で生きてきた姉にとっては
『何で家族が助けてくれないねん』
と、思っているだろう。
しかし、両親は高齢な上に年金暮らしで、
私も(程度は軽いが)糖尿病で通院している上に
主人の両親の事も気にかかる。
そして、1番下の妹に至っては
あの姉の面倒を見るのは真っ平ごめんだ
と来ている為、家族メインでなんて事は
空想の物語であり、
どこかで行政の力を借りるしかないのだ。
と、いうことで行政の力を借りるべく、
4月末に市役所へ行き自立の相談をし、
先日、姉の担当になった人とも会いました。
そして、そこで改めてわかった事は、
一番最初の問題を片付けないと先に進めない
と、いうことだった。
うん、ここが話していた事を
全部右から左で聞き流して、
まるで他人事の様に鼻で笑ってたのは誰ですか??
物事を進める為には、それなりに根回しも必要で、
キチンとした物が揃ってないと動きませんよ??
『自分の世界』で生きる事は無理な訳だから、
どこかで折り合いを付ける努力は必要な訳で、
やりたい事があるなら、まず目の前の問題を
クリアする事が大事になってくる。
その為に様々な方法がある。
人を頼りたいなら自ら頭を下げる事を
いい加減覚えないと。
ずっとそのままで居たいなら、
別にそのままでいいけど、
両親や妹たちの負担も考えて欲しい、と思う。