あの姉、ついに独立し離婚する-それでも僕らは夜明けを待ってる・後編-
お天気の良いゴールデンウィークを終え、今年の阪神の調子の様に天候が安定しない中、いかがお過ごしでしょうか。ゴールデンウィーク中にこっそり上げときます、と言っておきながら、この時期になってしまいました。すみません(←)。
今年のゴールデンウィークは、新型コロナウィルスの規制解除となった関係か、どこに行っても、食事をしても、人、人、人!!でいっぱいでしたね。
（´-`）.｡oO（と、言っても、行く所があまり人のいないところだったりしたので、渋滞らしい渋滞に巻き込まれる事はなかったけども･苦笑
そんなゴールデンウィークの最終日は、ナオトインティライミのライブに行って来ました(*^^*)ライブの感想をいうと、これから行く人へのネタバレになっちゃうんでアレですけど、
ある曲で『わかるわァ』と頷いたり、ある曲のマッシュアップがカッコよかったり、ある曲の恒例行事が健在だったり、アンコールの最後は全力疾走な上に大爆笑(←つまり、通常運転)なので、彼のライブに初めて行かれる方は、是非楽しんで下さい。それと、気温が上がっているので、タオルと飲み物はお忘れなく( *´艸`)
あ、5/28のaccessも行きます(聞いてない)←
accessファンの方、ライブ中に(バラード曲以外で)タンバリンを全力でシャカシャカ鳴らしてるアホがいたら、それはきっと私です。
と、私の今年のゴールデンウィークはともかく、本編の方へ。
昨年の春からほぼ1年間、私が姉の独立や離婚の手伝いをした話はこちら↓
を読んで頂くとして、今回はその後編。
内容としては、
様々なトラブルをライトノベルみたいな展開で
解決したいならそれなりに準備が必要よ。
ということを、つらつらと書いてます。
それでは、
『あの姉、ついに独立し離婚する-それでも僕らは夜明けを待ってる・後編-』
を、お送りします。(※今回も長いんで、ゆっくり適度に読んで下さい)
そんな装備で大丈夫か??大丈夫じゃないから言っているんだ
今から13年前、私たち夫婦は兵庫県のある場所で交通事故にあった。
相手は社用車で事故を起こしているので、そこの会社の社長が保険会社を飛び越して(!!)私たちに喧嘩を吹っかけてきたので、その事実を知った相手側の保険会社は、
『こちらが全面的に悪いです』
と、私たちに対して平謝り状態だった。
そうして双方の保険会社同士の交渉で、何とかまとまりそうな感じであったが、(会社の社長はともかく)事故を起こした張本人だけが
『ボ ク チ ン 悪 く な い ( *｀ω´)』
と、いう態度だったので、
(味方であるはずの)相手側の保険会社の方もお手上げという事もあり、
『なら、痛い目にあってもらおうか(#^ω^)』
という事で、最終的に弁護士を入れて解決した。
(※要約すると大体こんな感じです)
その時、私がやった事といえば、
・旅行から帰ってきてすぐに相手側の発言と電話でのやりとりを覚えているうちにメモで書き出し、そのメモを元に事故が起こった日からの時系列をパソコンで作成。新しく書き加えたら上書き保存をせず、日付を入れた名前で保存。
・事故当日の相手側の車の写真、私の怪我した部位の写真を撮り、相手側の車の写真は保険会社に送信。怪我した部位の写真は日付を入れて保存。
と、ひたすら証拠を残し、相手側が言い逃れ出来ないように外堀を埋めていった。
その結果これらの証拠が決め手となり、保険会社、病院、弁護士との交渉を円滑に進めることができた。
（´-`）.｡oO（後日、兵庫県の某警察署で事情聴取を受けた際、事故の経過をスラスラと話す私を見て『事故慣れしているんですか??』と言われたことは内緒だよ!!・涙)
ん??これって、
離婚するときにも使えるんじゃないの??
ええ、もちろん使えますよ??
これらの証拠がなかったら、病院も保険会社も弁護士も私たちの味方になってくれませんし、泣き寝入りで終わってました。
夫の不貞やモラハラ、義父のセクハラ、義母の酷い干渉……それらを１つ１つ証拠として積み上げるのって、気が遠くなる作業なんですよ。それをただ、自分がされた事を、自分の家族の居る中で喚き散らしても証拠にはならない。
アナタが早期解決を望むのであれば、
こうした『下準備』が必要となってくる
……という事を、
昨年の夏にあの姉にも説いたのですが、
あの姉から帰ってきた言葉は、
『何で??』
の一言でした(遠い目)。
いや、だから。アナタが言うんだからその事実が本当にあったんだろうけども、
その証拠がないと弁護士も動けないっつーねん(涙)。
ちなみに、そういう事実があったという証拠を残してない無い上に、時系列を纏めた文章も自ら作成していないのに、
勝手に法テラスに電話し
そこで門前払いを食らった＼(^o^)／
という話を母から聞いて、卒倒しそうになったのは言うまでもありません。
それでもなんとかしたい人へ
※当てはまらない人は参考程度に。しかし、どんなトラブルでも基本は『これ』なので、覚えていても損はない
※今は動けないけど、この状況を打破したい!!と考えている人は、まず2番目から始めることをおすすめします
※周りが動いている時は自ら動かない事。特に交渉に代理人(=弁護士など)がいるなら尚更です。
【それでもなんとか逃げ出したい人へ】
1. 義両親がクソ、夫のモラハラ、不貞などで離婚した人の体験談は、アナタのスマホやパソコン、タブレットで見るInstagramなどのSNSに沢山出てくる。
なお、ネット上で公表しているので、身元がバレない様にある程度創作も混じってるが、どうすれば良いかも書いてあるので、そこで知恵をつけるのも手。
2. しんどいだろうけど、今の辛い思いや心に溜まっている鬱憤を日記やメモ(家計簿でもOK!!)をつける。
明確な証拠がないと、いくら弁護士事務所や話し合いの場で訴えても、『無かったこと』にされてしまう。
文章化する事で気持ちも落ち着くので、ぜひ。
あと、日記をつけることと同時進行で相手の不貞のLINEやメール、暴力の跡や壊された物など、それらを写真(※)で残し、それらを信頼出来る人にも渡しておく。
(※デジカメで残す場合は写真に日付は入れても、加工は絶対にしない事)
3. かかりつけの病院があるなら、受診してカルテに事実を残して診断書も貰っておく。その時、そんな事実は全くないのに嘘を言って診断書を貰う……ということはしない。
(※嘘がバレた時が大変です)
4. 通院している病院の領収書は残しておく。なお、病院の領収書は1ヶ月単位でまとめて市役所に申請すると、お金が返ってくる事もあるので、詳しいことは自分の住んでいる市役所で相談する。家族の人は駐車場や高速道路、外食の金額を日記か家計簿に残しておく。一回一回の金額は小さいが、それが年単位となると結構な金額(※)となる。
(※私の場合、年間10万円程ウチの家計から出していた)
5. 逃げ道は沢山あった方がいいので、自分が困窮している事を『素直に』周囲に打ち明ける。そこから意外な知恵が湧いたり、知っている人が方法を教えてくれたりするので、教えられた話を『素直に』聞く事が大事。
そこで私の姉みたいに
『知ってるけどー、別に私には当てはまらない話だしー』
と、知ったかぶりをしたり、
『アンタの国語力が無い』
と訳のわからん理屈を言って相手を見下したらアカン。
そこで変なプライドを出して拒んでしまったら、助かる話も助からない上に手遅れになってしまう。
掛ける迷惑は一瞬。
けど、
『あの時、ああすれば良かった』
という後悔は一生残る。
6. 身内に迷惑掛けたくない、けど、助けて欲しい!!っていうのなら、行政の力を借りる。弁護士なら法テラス、経済的なDV受けてお金が無いなら自立支援や生活保護、離婚する知恵が欲しいなら図書館……色んな手助けがアナタを待ってる。家の部屋の中で誰かがやってくれるのを待つだけでは相手の思う壺だし、『忍耐は美学』ではないし、明けない夜はない。必ず助かると信じる。
祈って、願って、それだけじゃ叶わない
でもこれも、アナタが強いから出来たんでしょ??
とてもじゃないけど、こんな事出来ない(´；ω；｀)ﾃﾞﾓﾃﾞﾓﾀﾞｯﾃ!!
……と、『出来ない』理由を並べ立てて、行動に移さないそこのアナタ。じゃぁ、どうしてこの記事に巡り合ったんです??このnoteの記事に巡り合っただけでも、アナタは十分に強い人です。
本当に弱い人は、このnoteの記事にも実際に離婚した人の体験談にも出会う事もなく、
ただただ部屋に閉じこもって
偉そうな視点でネットで語っているだけ!!
だから、色んな人に助けられてきた人は、本当に強いし偉いんです。
人に頼る事は決して恥ずかしいことではないし、離婚問題に限らず、家の境界線や隣人トラブルなど、様々なトラブルが自分の身に起こった時、自分が使えるカードをたくさん作る事が大事になってくる。
その行程の中で一番悲惨なのは、人に頼らずに間違えた方法でやってしまって、助けようとする側が
『あー、これはちょっと無理やで……』
となってしまう事。
手遅れの状態で『助けてー!!』と叫んでも遅い。
だからこそ、傷の浅い内に声を上げて助けを求めることが大事になってくる。
こんなこと言ったら恥ずかしい
もっと大変な人がいるから
ではない。
ん??実家に居て、働けないから、行政に行ったけど門前払いされてしまったんで、もう頼る所がない??
えっと、まずはアナタの手にしているスマホを、大手キャリアから格安スマホにして、アナタの持ってる沢山のブランド物を売り払って、それを元手に実家を出て生活保護の範疇で住める所に引っ越そか。話はそれからや。
特に生活保護に関していうと、アナタが元気ならば『働いて下さい』の一言でおしまいです。アナタが沢山のブランド物を持っているなら、『そのブランド物を売って生活費に当てて下さい』と言われておしまいです。なぜなら、生活保護は各都道府県に納められている税金でお金が出ているので、無駄遣いが出来ないんです。
だからこそ、各自治体にある自立支援センターや市役所で、自分が困窮している事を何度も何度も話をする事が大事になってくる。もちろん、そういう事を重ねなくても即座に申請が通る、という人も中にはいる。
しかしそれは、自分で証拠を集め、信頼できる家族や友人、弁護士に相談をして……という気の遠くなりそうな行動を自らやってきてこそ、なのです。
ん??そんなの面倒くさい??もっと早く解決したい??
私が我慢して耐えていたら、
超カッコいいハイパースーパーダーリンが
私の前に現れて助けてくれる??
祖父や祖母の残してくれた
超強力な魔法の杖をかざして
最強魔法を唱えたら全て解決??
いいですか??よく聞いて下さいよ。
最近よく見るライトノベルやマンガの様な、超カッコイイハイパースーパーダーリンが、冴えないヒロインの元に現れて助けてくれるとか、祖父や祖母の残した超強力な魔法の杖を振りかざして敵を一網打尽にする、という展開にしたいのなら、まずは、身近にいる両親や兄弟・姉妹たちに自分の現状を『素直に』打ち明けて、強力な味方にする事が大事になってくる。
そういう事を地道に繰り返していたら、離婚に強い弁護士や、安心して住むことができる所、自分のやりたい事ができる職場……などなど、アナタを助けようとする様々な人や知恵が湧き出てくるのです。
自信がなくても始めるんだ、いつかじゃなくて今!!
最後にもう一度言います。
ただただ好き勝手振る舞う家の中で、
最近よく見るライトノベルやマンガの様な、
超カッコイイハイパースーパーダーリンが、垢抜けないヒロインの元に現れて助けてくれるとか、
祖父や祖母の形見の超強力な魔法の杖を振りかざして敵を一網打尽にする
という展開を待っているだけでは、誰も助からないし解決もしません。それでいいと思っているなら、ずっとそうしてくださいな。
しかし、時間は有限です。
アナタと同じ様に両親、兄弟・姉妹も歳をとりますし、それぞれに生活があり、家庭も仕事もあります。アナタが住んでいる実家だって、老朽化すればお金をかけて修繕したり、テレビや冷蔵庫、洗濯機が古くなれば買い替え、車もタイヤのメンテナンス、車検、両親が介護で車椅子が必要となれば、車椅子を乗せられる大きさの車に乗り換え、万が一両親が介護施設に入ることになれば、最悪な場合実家を売ることになります。そうなると、アナタ1人に出せるお金は全くありません。
たとえ、
アナタの実家が超お金持ちで両親も健在、家も何かしら住みやすい様にしてくれて、兄弟・姉妹が自分達の仕事や家庭のこともしつつ、アナタの事も気にかけてくれていても、です。
やれ父が倒れた、母がケガで寝たきりになった、今後の事をどうしよう……という話を家族全員でしないといけないのに、
働いて得たお金を実家に入れてくれない
訳の判らない理屈を言って、助けてくれるために動いている人を見下す
ネット上では雄弁に語るくせに、実際にやらせてみたら全く出来ない
というアナタがそこに居たら、そこの家、どうなると思います??完全に詰んでしまうんですよ。
兄弟・姉妹は年老いた両親や配偶者の両親のことだけではなく、アナタの面倒も見ないといけない。それがアナタが自立する数ヶ月の間だけならいい。
でも、それが何年も何十年も続いたら、いくら家族であってもしんどいもんはしんどい。
だから、自ら動くんです。行動を起こすんです。
キツイかも知れませんが、
自分の幸せは
誰かの犠牲の下にあるんじゃなくて、
自らつかみ取っていくもの
と私は思います。
色んなことがあって無気力になっているのは判ります。
辛いし悲しいし、しんどいのも判ります。
でも、それを何年も何十年も支える方はもっとしんどいんです。
だからこそ、考えて欲しい。
アナタがこの状況を打ち破る方法は教えました。
それをどうするかはアナタ次第です。