彼の脳裏のバタバタ先生?
今日の勤務は3歳児だった
私が勤務に入ると同時にその日の早番担当の担任が帰るシステムだ
お帰りの歌を歌うよ〜と
担任が帰りの会のようなことをして、音楽なしでの合唱です🏃♀️
歌い終わりと同時に
帽子を被って〜‼️と我先に下駄箱まで駆け抜けていきます
今日は、いきなり下駄箱前ですってんころりん‼️と滑って腕と膝に大きな擦過傷😩のR君
HSPの私は痛々しくて見るたびに鳥肌😩
彼はひたすら痛さと泣きたい気持ちを抑えてこらえていた
この子のトラウマや育ちにも思いを馳せた
たちまち医務室へ行き、オードチンキ色と薬を塗布されて真新しい傷跡もあらわにして
まるで彼がドラマのオペ室に入る医療用手袋をした外科医のポーズ😂笑
みんなに見せようとしているのか?まだ、転けた瞬間に打ちひしがれてるのか?わからない
いの一番に走ったのにまさかのコンクリートの階段付近での無様な?
僕としたことが⁉️って気持ちなのか、眉毛まで下がっている
プラスチック製のチェアーに
ずっと座っての蝋人形
固まっていた
これでも私は小学生まで暴れん坊で母におてんば‼️と言われ嬉しかった❗️
彼の気持ちに寄り添いたくて、先生もよく似たような傷を作ってた〜‼️と懐かしさと、笑いを交えて半世紀前の話をすることだった。
彼にヒソヒソ声で
泣いて良いよ❗️
こんな痛いのに
強すぎる!
先生でも泣くのに‼️
彼は、この園には、まだ新入りだ❗️まだ私も名前もおぼつかないほど接点もなかった
言葉少なく、ニヒルというか、手がかからない彼には兄か姉がいて末子だと聞いていた
油、売ってる!とも思われそうなので3歳児と園庭で遊んでいた
2歳児H君、ヨタヨタとやってきた(見つかった😂)
イケメン
可愛さ満点なメンズ
大きくなったらジャニーズか?ってほどにシュッとしている子
彼は最近、やたらと言葉が出るようになって保育士たちも楽ちんになった
昨年の秋頃から噛んだり、つねったりと目が離せなかったことが、嘘のように言葉が出ることで人畜無害‼️
ただの癒し人になったのだ‼️
走ることは、なくてもしっかり歩けるH君、彼は私を見つけるなり毎回、迷わず私のもとにニンヤリしながら一目散!
そして、言うのです!
私も言うか?言うか?言う?と彼の口元に注目しています😉
H君
薄笑いしながら
言った
やっぱり😊
バタバタがいない😩
口を尖らせて悲しそうな顔
バタバタとは、彼の造語で蛾のことだ😩
はからずも私がこの世で一番嫌いなものが蛾と蝶々
それになります😂
バタバタとの遭遇
ある日の夕暮れの園庭で
そやつは、いた🦋
鹿児島だけなのか?どこにでも垣根に使われてるのか、知識がなくてわかりませんが、鹿児島の民家の殆どの家には、イヌマキの木が植えられている
もしかしたら、ここ30年ほどで地球の温暖化のせいなのか?そのもっと前から定期的に飛んできていたのか、わからないけど、とても綺麗な色をした蛾がその木に発生する‼️
大量発生😂
我が家を新築する前の公営住宅の一戸一戸の家の周りにも植えられていて、夕方になると飛んでいた。
まさかそれが害虫だなんて、その頃は知る由もなく
綺麗ねぇ〜なんて言ってた私😩
瑠璃色というか?黄色も混じってるだろうか?
本当に綺麗で誰だって蝶々だと思うほど😩跳び方も優雅に蛾には、思えないほどだ😩
その蛾の幼虫も現在、大量発生していて、子供たちの遊び道具となっている😩
指で触って、手のひらの中に入れている子どももいるけど、保育士から叱られることは、ない😩(それが令和の子育て!)
そして、その彼との今年の春先の頃のことだっただろうか?
まだ、寒空の下、季節を間違えて成虫となり、綺麗な羽を羽ばたかせ園庭にいたところ、以上児さんたちに捕獲された蛾が、次第に元気をなくして、砂場の砂の上をバタバタと苦しそうに喘いでいた😩
もう鳥肌がやまない私
その彼は好奇心旺盛で一目散😩やめて!やめて!と心の声の私
顔には書いていたらしい
ヤバいものだと😩
※今、真剣に考えたらそうだようね!わかる!わかる!綺麗だもん。他のモンシロチョウと何も変わらないし、それより綺麗だもん。それが蛾だから、触ったらダメとかわかるはずがない。
彼はその死にかけてバタバタ地面を転げ回っている蛾に異常に興味を示した😩
私は行くな!という意味で
バタバタしてるね。死んじゃうかもね。行かないでね。と腕を掴んで止めた。
そのバタバタしている姿を見る彼も眉毛を寄せて怖がっているのに見に行きたいといった行動を繰り返したのだった
いろんな上の学年の子供たちの手によっていたぶられて、砂をかけられたりして、苦しかったのだと思う😩
※年長さんたちは、害虫と認識してるのかもしれない。
やがて砂の中に潜って姿が見えなくなった😩
それに対して彼は私に
バタバタは?
バタバタどこ?
と単語を話せるようになった彼が聞くのだった
翌日も、そして、それから勤務が入らずしばらくしてから
その子の担当になった時も
それから何ヶ月ももう経つのに
私の顔を見つけるや否や
開口一番が、
バタバタは?と、以前、砂をかけられバタバタしていた場所に目をやり
私に聞くのだ
なんでだか、私にだけというか、私と彼の合言葉のあいのメモリーかのように❗️😩
バタバタは?
と言って近づいてくる彼
今日もまた、そうだった
正直、目を離せなかったあの頃の彼だったけど、今は本当に誰にも手をあげることもなく、一人で歩いてのほほんとしている
顔はすこぶるイケメンで色白で抱っこしても細身で軽くて座ると、必ず私のどっしりとした座り心地の良い太ももに座ってくる
可愛い
時には私からバタバタは?って、聞くとまた、眉にシワを寄せて悲哀を満ちた顔をして彼は
居ない😩
と言うのだった
その可哀想な表情の
居ない⤵︎の顔が見たくて聴いちゃう私、、
今日は4名の男児らが入れ替わり立ち替わり、私の手を取り、太ももに座り、抱っこと言うし、抱いてるその彼に向かって今日の担当クラスのJ君が
「これ→(この子という意味らしい)降りて!」と
その子を下ろして僕を抱っこしてと、三角関係に⁉️
私の脳裏の曲は、「喧嘩をやめて〜🎶」再生😊※河合奈保子昭和歌謡
私の取り合い
至福の瞬間でもある
バタバタは?の彼の脳裏のその記憶は、いったい何歳まで存在するのかな?
職員が30人もいるのだが
このオバチャン先生を見ると出てくるバタバタの記憶
子どもってすごいなぁ、っておもう瞬間だ。
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