行政ワンダーランド~市役所に来て約1年~
地域おこし協力隊になって5月で1年を迎える。
あっという間すぎて本当に怖い。
1年が半年くらいの体感で過ぎてゆく…..
社会人8年目に突入した私の経歴
地方テレビ局AD3年勤務 からの 大手通販会社3年勤務
地域おこし協力隊も3年の任期という
今のところ3年のターニングポイント人生である。
さて、タイトルにあるように
2社の民間企業で6年働いた私にとって
市役所の働き方はまったくのはじめての経験で
びっくりすることだらけだったのだ
前置き ~あくまで私の主観や!~
決してディスってるわけではないし、役所のすべてではない。
へぇ~そうなんだくらいに楽しんでいただきたいです。
これから協力隊になろうかなと考えている方にはちょっと前情報になるかも!
昼休みは電気消える
役所の昼休みは12時~13時。
12時になったとたんに一定の庁内の電気が一斉に消える。
まじで最初びっくりして「何!?停電!?」ってでかい声で言っちゃったし
同時に暗いフロアにNHKの報道のラジオが流れる。かなり不気味。
理由としては節電なのだが(このような節約はけっこう役所あるあるらしい)お昼休みくらい明るいところで食べさせてくれよと思う。
最低限の職場環境を整えるくらい電気使おうよ…..!
秋田の冬は雪雲で暗いのでめっちゃ暗い。
ペーパーレスという言葉はない
パソコンはデスクトップなのでノートPCを持ち歩いてミーティングとかしない。
資料は基本紙に印刷したものをクリップでまとめて渡されます。
画面共有しながら共有に書き込み~とかない。
学校みたいで懐かしい感じです。
ただ紙で渡されるとファイリングとかしないとほんと失くすしごちゃごちゃになります……
職員の方が使うインターネットもセキュリティー上役所仕様で、平成初期のレトロなホームページみたいなデザインのシステム使ってる。
立て替え清算ができない
一番の違いはお金の使い方です。
民間企業と違って税金で動く行政は、年間予算を立ててその範囲でやりくりをします。
協力隊ももれなく予算で動くので、自分でやりたい仕事を1年以上先の事を考えて予算申請をしなくてはなりません。
どんなに安い100円の買い物でも、立て替え清算ができないので職員の方に相談して特殊なやり方で買い物をします。
税金なので大事に使うというのは理解できるのですが、時間と手間がかかる本当に慣れない仕組みです。
市役所職員はまじで頑張ってる
公務員って定時17時15分で退勤するものだと思っていました。
そんな昭和の価値観は今すぐ捨ててください。
令和の市役所職員は、激務です。
もちろんいろんな課がありますので、定時帰宅される方もいます。
ただ私がお世話になっている課は残業めっちゃしてるし休日出庁もざらでハードワークです。
「俺らの税金で飯食ってんだろ!」という超テンプレクレーマーさんもいらっしゃいますし
私のように昔の「安定とゆとりの公務員」の価値観がまだあるのも事実です。
もうちょっと、公務員にやさしくなりましょう。
ってか雇用形態や業種に関わらずすべての働く人がすばらしいよな!
寛容にな~れ★
政治が身近になった
地域おこし協力隊として市役所に委嘱という形でフリーランスだけど所属することによって、その地域の政治がとても身近になった。
あのエリアのあれがなくなって開発されるらしいとか、市議会の答弁があるとか議員さんとすぐ繋がれるとか
本当に1年前の私にはまったくの遠い世界の話だった。
不安定な世界、信用できない国の政治
なんか私の知らないところで動いて私たち市民は巻き込まれるだけなんだと
ちょっと受け身というか諦めを感じちゃってたけど
小さなエリアの政治から目を向けることの重要さをここに来て感じた。
みんな、選挙に行こうぜ!
今年度もよろしくお願いいたします。
令和6年度がはじまりましたね!
今年度から私も申請した予算が通り、地域おこし協力隊としての活動も2年目。
地域おこしって何だろうって毎日悩む日々だけど
私なりの答えを出して市民のみなさまと歩んでいきます。
新生活ってとっても疲れるから、ちゃんとお風呂つかって寝まくろうね~