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KAMITSUBAKI DAO(神椿DAO)簡単解説!仮想通貨、メタバース←まだ関係ない!?
※現時点(2022/09/19)で公開されているサービスについての解説です。
KAMITSUBAKI DAOというサービスがスタートする。
しかし、実際このサービスがどんなサービスか理解している人はどれだけいるだろうか。
プレスリリース、クラウドファンディングのHP、プロデューサーのnoteを見ても何も分からない人が多いはずだ。
本記事ではKAMITSUBAKI DAO(以下神椿DAO)について出来る限り分かりやすく解説していく。
まず、クラウドファンディング(以下CF)のHPに書いてある説明を見てみよう。
「KAMITSUBAKI DAO」は、KAMITSUBAKI STUDIOが開発するオリジナルの世界観を持った架空の都市「神椿市」を、独自のメタバースとして”本当に”建設することを目指して設立されたDAO(Decentralized Autonomous Organization - 分散型自立組織)です。
DAO(ダオ)とは、日本語で「自律分散型組織」と呼ばれ、志を同じくする人々が集まり、組織のメンバーが自律的に行動し運営されることで発展するコミュニティです。コミュニティの運営には、ブロックチェーンなどの新しい技術、構造が取り入れられていることが特徴です。
CFのHPサイトやPIEDPIPERのnoteを見ると、DAO、Web3、メタバース、NFT、仮想通貨、ブロックチェーンなどの言葉が並んでいる。
本記事の方針として、その言葉や概念は一回置き、実際に今回行われているCFと利用するシステム「FiNANCiE」の実態を観察しつつ、その形態について分かりやすく解説していく。
なお、筆者は金融の専門家ではなく、神椿の関係者でもないため、間違いがあればコメント欄で指摘して頂きたい。
KAMITSUBAKI DAOの「トークン」とはなにか
神椿DAOのCFではその特徴として「トークン」を得ることができる。
本ファンディングは、「トークン」を保有することでプロジェクトを支援できるという仕組みによって今迄実施してきたクラウドファンディングよりもさらに進化した形で、コミュニティの一員としてKAMITSUBAKI STUDIOを支援して頂けるような構造となっています。
果たしてこの「トークン」はどのようなものなのか。
コミュニティの一員として支援する形とはどのような形態なのか。
多くの疑問が湧くと思うが、まず「トークン」の性質について見ていこう。
FiNANCiEの利用規約 第3条 6項にはこのように書いてある。
トークンはこれを保有するメンバーに対して何らの権利を付与・保証するものではなく、トークンをオーナーに提示等することによって何らかのサービス提供を受けることができるものでもありません。トークンは、あくまでメンバーによるオーナーの支援を「見える化」することで、オーナーとメンバーの間のコミュニケーションを促進するための応援の証に過ぎず、リワードが提供される場合においても、当社もしくはオーナーの事業から生ずる収益の配当または財産の分配を当該トークンを保有するメンバーに対して行うものではなく、トークンの保有を通じてオーナーを支援することに対するオーナーからの感謝の気持ちを表す行為・グッズ等を提供するにとどまります。
つまり、今回もらえるトークンはあくまで購入した証でそれ以上でも以下でもないと利用規約では語られている。
NFTは「ただのレシートだ」と表現されることがあるが、FiNANCiEのトークンもそのような位置付けであると推察される。トークンはブロックチェーンやNFT技術を活用していることは間違いないが、トークンを売買する予定のないファンによる利活用の視点に絞れば、Amazonの購入履歴とさして変わらない(その技術を利用する価値自体は存在しないと言い換えられる)。
トークンを買ったという証がアプリ上で閲覧できるシステムとなっている。
Vtuberファンに分かりやすく言えば、Youtubeメンバーシップのメンバーバッチであり、pixcivファンボックスのファンカードのようなものと説明すれば分かりやすいだろうか(注1)。FiNANCiEはこの情報を元にしてファンサービスが行われるシステムとなっている。
また、支援コース①の3項には「トークン保有特典・投票企画および抽選特典の参加」、4項には「KAMITSUBAKI Regident genesisの優先購入権」などが記載されている。しかし、FiNANCiEの利用規約を踏まえると、これらはあくまで「オーナーからの感謝の気持ちを表す行為・グッズ等を提供するにとどまる」ものであり、神椿側がこれらのサービスの提供義務を支援者側と契約しているわけではない(下に参考例として支援コース①シルバープランを引用する)。
支援コース①シルバープラン
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つまり、契約上これらのサービスは神椿側の好意で設定されているものに過ぎないと言えるのではないか。
もちろん、企業信用という点でサービス提供されるだろうが、消費者契約上の購入行為ではない以上、その履行義務は発生しないと考えられる。
購入前にこの点は踏まえておくべきだろう。
ここで一度従来行われてきたCFを整理し、神椿DAOの特徴を指摘したい。
一般的なCFは購入型CFと呼ばれ、神椿が花譜のCFや神椿市建設中で行ったCFはこの類型にあたる。
購入型CFのスキームはとてもシンプルだ。
私たちがスーパーで商品を購入するように、CFサイト上でサービスを購入し、サービスに書かれている商品を得る。一般的に資金形態は主に現金で行われ、プロジェクト提供者側はプロジェクトの履行義務を負う。
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日本流通経済新聞8月26日より引用
利用規約を見ると、神椿DAOのCFではそのような履行義務を負わない。
つまり、神椿DAOのCFは寄付型のCFと類型化することができるだろう。
そもそも寄付型であるため、我々は神椿DAOのCFに関して何らかのリターン(物質的・金銭的なものを含む)を望むべきではなく、純粋な寄付行為として認識した上で支援する必要があると考えられる。
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CAMPFIREより引用
トークンは仮想通貨ではないが……
「CFが物質的なリターンが得られないものなのは分かった。だが、トークンは投資商品として仮想通貨的に売買できるんだろう? それによってファンコミュニティを活性化させるんだろう?」
このような認識の方も多いはずだ。
PIEDPIPERが神椿DAO解説noteで仮想通貨であるイーサリアムについて長々と述べていることも、この誤解を招いている大きな要因だと思われる。
しかし、神椿DAOのトークンが仮想通貨でないことはHPに明確に述べられていると指摘したい。
・KAMITSUBAKI DAOトークンは、金融商品取引法上の有価証券ではなく、また、資金決済法上の暗号資産でもありません。
また、FiNANCiE利用規約第3条12項には以下のように記載がある。
オーナートークンは、株式を含む有価証券、前払式支払手段、法定通貨または仮想通貨いずれでもありません。そのため、本規約等に基づいて本サービスにおいて利用する以外には、一切ご利用いただけません。
これらはファントークンが金融取引法・資金決済法の規制対象ではないということを示すためであると考えられる。しかし、FiNANCiEは、トークンをFiNANCiEアプリ上のマーケットで売買し、現金化することができる(もちろん売却益や売却損が出ることも想定される)システムを構築している。
FiNANCiE利用規約第3条12項
当初、各オーナーが発行するオーナートークンは、当社が別途定めるルールにより価格が決まりますが、発行後は、時価で取引されます。したがって、オーナーの人気が高まれば、ユーザーが購入して保有しているオーナートークンの価値が上昇する可能性もある一方、下降する可能性もあり、価値変動に伴う損失発生のリスクがあります。
金融関係を学んだ方々ならば、「実態としてこのサービスは金融取引法や資金決済法の規制対象ではないか?」と疑問をもたれるのは当然のことだろう。
実はFiNANCiEにおけるNFTサービスはすでにスポーツ界で数多く行われている。コロナ禍で観客源に見舞われたスポーツ界はNFTマーケットに活路を見出し、クラブトークンを発行することで新たな資金源として活用している。
その潮流の中、新日本法規のHPで高橋氏やTMI総合法律事務所の長島氏がFiNANCiEにおけるクラブトークンの法的問題について解説している。
長島氏が指摘する問題点は以下の3点である。
(1)ファントークンが金融規制の対象となるか
(2) インサイダー取引等のリスクがあること
(3)ファントークンの価値の変動リスクあること
長島氏が指摘しているこれらのリスクは神椿DAOに参加する方々は踏まえておく必要があるだろう。本記事では規制問題について述べている(1)に注目する。気になる方は長島氏の記事全文を読むことをおすすめしたい。
(1)について長島氏は、以下のような留意点を指摘している。
ファントークンの保有のメリットである対価ともいうべき保有メリットが、「利益の分配」と評価される金銭等の交付であると評価される場合には、当該ファントークンが金融商品取引法の規制対象となる「有価証券」に該当する可能性があります。また、ファントークンが決済手段等の経済的機能を有している場合には、資金決済法上の「暗号資産」や「前払式支払手段」に該当する可能性がありますし、さらに、為替取引に該当する場合には銀行法上の「銀行業」や資金決済法上の「資金移動業」に該当する可能性もあります。したがって、金融規制の適用がないと整理するためには、ファントークンの保有メリットの設計を、「利益の分配」と評価される金銭等の交付であると評価されないようにすること、決済手段等の経済的機能を有さないようにすることなどに留意する必要があります。
(中略)
もっとも、将来的に金融規制の対象となる可能性は否定できないことについては、留意が必要です。金融庁が、ブロックチェーン技術等を用いた金融のデジタル化に関して、2021年7月19日に「デジタル・分散型金融への対応のあり方等に関する研究会」の設置を公開しましたが(注5)、その別紙1に従前の規制対象ではない「コンテンツ・著作物」が含められています。このことは、金融庁が、今後NFTなど金融規制の対象外との整理で行っているビジネスについても規制対象とする可能性を示していると考えられます。ファントークンの発行や取引が金融規制の対象となる場合には、ファントークンに係る実務への影響は大きくなるものと予想されますので、今後の動向には注視する必要があります。
その後の動向を見ていても、経済産業省の2022年の研究会において金融規制対象の候補としてファントークンが議題に上がっている。
長島氏の指摘している点については当然、FiNANCiE側も把握していると思われる。FiNANCiE側の見解としては、アプリで取引されるトークンは仮想通貨や金融商品ではないと利用規約で述べているが、長島氏が指摘するように日本政府による今後の規制とサービスの方針について注視しておく必要があるだろう。
DAOコミュニティとは何なのか? ~先行事例から読み取る~
先程、DAOの先行事例として、スポーツ業界のクラブトークンが発行されていると述べた。本稿ではこのスポーツクラブの活用事例から神椿DAOがどのようなコミュニティへなるのか考察していこう。
先行研究においてクラブトークンを発行した際、典型的な特典は以下のようになっていると指摘されている。
①クラブ等が設定する項目に対する投票権
②トークン保有者に限定して与えられるノベルティグッズやマーチャンダイズの獲得権
③VIPシートの利用
このようなサービスは神椿DAOで掲載されているサービスの利用メリットとほぼ同様である。神椿DAOもクラブトークンの先行事例を参考にして運営していくことが推察される。
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このようなメリットについて、「従来のファンクラブとの違いは何なんだ?」と疑問をもつ人もいるだろう。
TMI総合法律事務所の長島氏は従来のファンクラブとDAOの違いについて以下の3点を述べている。
①一般的にはファンクラブは年会費を支払う必要があるのに対し、ファントークンは一度発行されると、特に期限の定めなく保有することができる点
②ファントークンそれ自体が転売も可能であり、その転売市場に置いて金額が変動する点
③当該転売の際に転売価格の一定の割合が発行者であるクラブ等に還元される仕組みが用意されている点
これら指摘される点は、全てトークンの性質がもたらしているものと言えるだろう。FiNANCiE利用規約に規定されているようにトークン自体は何の機能もない一方、それがFiNANCiE上のマーケットで売買されることでファンや運営に影響をもたらすことができる。
逆説的に言えば、トークンの売買をするつもりのない一般的なファンにとって、ファンクラブの機能として大きく変化するものではないと考えられる(もちろんトークンによる資産価値の変動について常に留意する必要はあるだろう)。
しかし、あくまで本記事では神椿DAOに着目している。
そのファンにとって気になるところは神椿の従来のファンコミュニティと何が違うのかということだ。
現時点で神椿の公式なファンコミュニティは個人のYoutubeメンバーシップと神椿市Discordサーバーである。過去を遡れば、花譜のpixcivファンボックスも存在した。
次に、これらと神椿DAOはどのように違うのか考察していこう。
まず先程掲載したクラブトークンの先行事例を思い出してほしい。
①クラブ等が設定する項目に対する投票権
②トークン保有者に限定して与えられるノベルティグッズやマーチャンダイズの獲得権
③VIPシートの利用
②と③に関しては、今のファンクラブ形態でも当たり前のように行われている。個別事象を取り上げるならば、ファンクラブ限定グッズやライブのファンクラブ先行だろう。他にも事例はたくさん挙げられると思われる。
その中でやはり特筆すべき事項は①のようなトークン保持者によるファン投票だ。
神椿DAOの活用方法の考察
前章では神椿DAOの先行事例としてクラブトークンが発行されていることを紹介した。
そこで、あるスポーツチームの利活用の事例から今後の神椿DAOについて考察していきたい。
神奈川県社会人 2 部リーグ所属のサッカークラブ「鎌倉インテル」ではクラブトークンを発行している。公式HPによると「鎌倉インテルトークンを保有することで、クラブの運営の一部に関わる投票や、トークン保有者限定の特別な特典(抽選)を受けることが可能」となる。
具体的な活用事例を見ていくと、オリジナルグッズのデザイン投票を行っており、ファンにとって自身の意見が運営に届きやすい形となっている。
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ブロックチェーンを活用した新世代クラウドファンディング2.0 FiNANCiE(フィナンシェ)で第2回鎌倉インテルトークンの販売を開始!より引用
このようなオリジナルグッズの作成などにおいて、ファン側の意見を汲み取り民主的に決めていく――DAOの民主制を体現するシステムとして素晴らしいもののように思える。
しかし、それではなぜ長島氏は従来のファンクラブとの違いに民主的な投票制を挙げなかったのだろうか。
それは一般的な民主的投票制はtwitterやYoutubeのアンケート機能ですでに実現しているからである。現時点の主要サービスであるyoutubeやtwitterのアンケート機能を使えばファンの意見を汲み取ることが可能だ。
ところで、神椿DAOが発表された際にcevioの可不のアンケートを思い出したという意見をtwitterでみかけた。
2020年にCevioの可不がリリースされる際、可不の声はTwitter上でA,B,Cの声のパターンが提示された。そして、観測者によるTwitterアンケートによって決定した(注2)。
詳細は以下のPIEDPIPERのツイートを見てほしい。当時の観測者の議論や花譜の声明が垣間見える。
このようにファンの声を参考にし、民主的にコンテンツを決めていく――可不のアンケートはDAO的な思想の体現と言えるかもしれない。
このことは神椿が昔からこのような思想を持っていたと考えられるエピソードの一つだ。
音楽的同位体「可不」の歌声を「花譜と皆で決める」アンケート実施です。この判断はとても重要だと当初から認識していて、少人数の開発スタッフだけで判断するべきではないと考えています。
— PIEDPIPER/神椿&深脊界P (@PIEDPIPER2045) October 15, 2020
是非アンケートに参加して下さい。https://t.co/Q52L6Iyal2#花譜 #可不 #KAFU #CeVIO #KAMITSUBAKI_STUDIO https://t.co/gXxiZsp9Oe pic.twitter.com/FkWaM1KAD9
しかし、可不のアンケートの件を踏まえると、神椿DAOの独自性は民主的な投票制ではないと言えるだろう。既にyoutubeやtwitterという代表的なプラットホームでアンケート機能が存在しているからだ。
それでは神椿DAOの独自性は何なのか。何をしようとしているのか。
結論から述べる。
FiNANCiEにおけるDAOの独自性とは購入されたトークンの個数に結びつく株式的な投票制である。
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ブロックチェーンを活用した新世代クラウドファンディング2.0 FiNANCiE(フィナンシェ)でクラブトークンの販売を開始!
お金によって多くトークンを買った人はトークンに基づく投票数が増える。その結果、投票の発議がされた際により自身の意見が運営側へ届く。
このシステムは一般的に想定される民主主義という概念より、株式的な統治に近しいと考えられる。
そして、株式と同じように――DAOのトークンを多く買った人物の意見にコンテンツが左右される、という問題が指摘され得るだろう。
例えば、現時点(2022/09/20)で3000万円以上集めている神椿DAOだが、支援者は400名ほどである。そして、この中に100万円のプランに支援している人が数人存在する。
このような状態でアンケートを行うとして、ファンの最大多数の意見を汲み取れるだろうか?
もちろん一部の投資家の意見がコンテンツに反映されるだろう。
果たしてこの形態は「ファンと共に作る神椿市」になり得るだろうか?
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一方で、神椿DAOの形態は運営側に大きなメリットがある。それはお金を多く出してくれるファンの意見を汲み取ることができるからだ。
ソーシャルゲームの世界では以下のような言説が流布されることがある。「ソシャゲの無課金ユーザーの声を聞いたところで、事業利益は出ない」「課金ユーザーの声を聴くことが大切だ」と。
しかし、現状のtwitterアンケートでは購入する予定の人物と購入する予定のない人物が同じ一票として投票することができてしまう。
多く資金を提供してくれる人に向けたコンテンツ制作を行う――企業の合理的行動として当たり前のことがDAOのシステムを用いることで可能になる。
新しいメタバースを作ることを目標にしている企業にとって、資金調達手段が確保できることは大きなメリットだ。そして、投資家の声を反映させることも今後重要だろう。神椿市のメタバース化の一歩としてFiNANCiEが始まっていると推察される。
まとめ
これまで神椿DAOについて現時点で予想されるサービス形態・その留意点について述べてきた。端的にまとめるならば、トークン売買をするつもりのない、一般的なファンにとって既存のファンクラブの形態と大きな違いはないと予想される。一方で、DAOのシステム上、資金的に有利な人の意見に左右されるという問題点も指摘した。
総じて素直な感想を言えば、現時点においてメタバース、仮想通貨、は関係ないと言って良いのではないか。少なくともFiNANCiEサービス上で実現することは難しいように思える。今回のCFで資金調達を行い、別のプラットホームで神椿市のメタバース化を目指すのではないかと私は推測する。
そして最後に。神椿DAOを理解するのに本当に大変でした……
※最終更新:2022/11/17
(注1)
今回youtubeメンバーシップのメンバーバッチやpixcivファンボックスのファンカードを例に出してFiNANCiEのファントークンを紹介した。
もちろん「NFTならばその情報が永久に保持され、改ざんされないというメリットがある。ブロックチェーン上でNFT情報も移動できる」と指摘する有識者もいるだろう。しかし、現時点でFiNANCiEのトークンはFiNANCiEサービス以外でトークンの価値が保証されない上にNFTをFiNANCiEマーケット以外で移動できるようなシステムは存在しない。
またNFT自体もそれ自体が真贋を証明するものではない(以下添付記事も中央集権的なプラットホームを用いて対策している)。
現時点において、その実態はyoutubeメンバーシップやpixcivファンボックスと変わらないと言って良いだろう。
(注2)
可不の声についてTwitterアンケートは行われたが、このアンケート結果に花譜及びPIEDPIPERは従わなかった。
Twitterアンケートでは花譜の声に最も近いA案が多数派であったが、最終的には花譜が声明を出しB案と決め、その声で製品版がリリースされた。
同じようなケースが神椿DAOにも言えると考えられるだろう。DAOの投票によって決定した事柄であっても、最終的に決定・実行するのは運営側である(そもそもどのような案件を投票にかけるかを決めるのは運営側である)。このことはDAOの問題点としてよく指摘されているものであり、神椿DAOも同様の問題を抱えている。投票の際は留意しておく必要があるだろう。