【cs優勝・入賞多数】フルパワー赤白サムライ【オリジナル】
お久しぶりです。カナタです。
今回は各地でも多数結果を残している【赤白サムライ】の解説記事となります。
タイトルから分かるように【赤白サムライ】の殺傷能力を極限にまで特化した「フルパワー構築」となっています。
CSでも多数結果を残しており、
上田秋斗
8/13 3位
カナタ
8/15 3位
8/19 4位
9/3 4位
9/9 チーム戦優勝(個人成績8-1)
と多数入賞もしています。
【赤白サムライ】は回った時の速度や展開力に定評があり、最大値がとても高いアーキタイプです。
しかしそれ故に最低値と最大値に大きな差があり、嚙み合い山として敬遠されがちです。
しかしこの構築は「最低値を引き上げることにより、再現性を向上させる」ことをコンセプトに構築しました。
かなり使いやすい構築となっているので、是非手に取って購読していただけると幸いです。
また、購入したスクリーンショットを僕のツイッターのDMに見せていただければ質問等にも対応しますのでよろしくお願いします。
9/14更新 Twitterで話題になっていたプレイ問題
この手札は分岐点が非常に多くて面白いですね。
Twitterで答えだけツイートしても良かったのですが、書きたいことを全て書ききることができなそうだったのでこっちに載せます。
この手のやつは答えそのものよりも、各プレイの裏目をしっかり考えて選択することのほうが大事だと思うので、こっちでじっくり解説していきます。
ただ発端であるマイケルが答えを出してしまった(筆者の答えも同じ)ので、他のプランと比較しながら皆様と一緒に考えていきたいなと思います。
相手の手札予想
プレイを決めるにあたって一番最初に考えなければならないのは、相手がどういったプランを狙っているかです。
この手札を予測したうえで相手のプランを崩す、あるいはそのプランを通される前に相手を倒す、といった行動を考えていかなければなりません。
考えられるのはおそらく、
生き物+《烈火大聖 ソンクン》です。
横並びからの《烈火大聖 ソンクン》でのリーサル。
こちらが《奇石 ミクセル》をプレイしているので《我我我ガイアール・ブランド》のプランを諦めてこっちに移行していることは十分に考えられます。
初手で《烈火大聖 ソンクン》を埋めているものの、後手なのでこちらのデッキを確認して埋めているはず。
《奇石 ミクセル》ケアで2枚目を抱えている可能性は十分に考えられます。
ゲームメイク
以上の手札予想を踏まえたうえでどういったゲームメイクをするか考えていきます。
Twitterで見る限り多かったもの3つから、それぞれのメリットとデメリットを天秤にかけながら考えていきます。
1.《奇石 ミクセル》1点4キル狙い
「メクレイド」で《爆炎 ホワイト・グレンオー》がプレイできて4打点。さらに《竜牙 リュウジン・ドスファング》をクロスし攻撃で「メクレイド」で5打点。
最初の「メクレイド」で《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》が出たとしても、《竜牙 リュウジン・ドスファング》を装備しながら軽減で《我我我ガイアール・ブランド》が出せるため、リーサルを作ることが可能です。
《奇石 ミクセル》で一点いれることで4キルを狙いやすくしています。
ただし、このプレイは《凶戦士 ブレイズクロー》を放置してしまっていることが気になります。
このプラン絶対に4キルできるプランではありません。
「メクレイド」の捲りが弱ければ返しのターンで負ける《G・S圏内からも外れる)ので、《凶戦士 ブレイズクロー》は殴りかえしておきたいですね。
また、一点行ったことで、もってないかもしれない《烈火大聖 ソンクン》を回収される裏目もよろしくないです。
2.《奇石 ミクセル》殴り返し4ターン目《ボルメテウス・武者・ドラゴン「武偉」》
このプランはG・S圏内に入っている分、先ほどよりは負けのリスクは低いものの、結局「メクレイド」に依存していることには変わりありません。
ただし、《ヴァルキリアス・武者・ムサシ「弐点」》を捲れば相手のリーサルはなくなります。
先にSA付与要因を捲って、その後に《ヴァルキリアス・武者・ムサシ「弐点」》でも良いですし、そのまま殴りきる選択肢もできます。
「メクレイド」での回答は多いため、最初に紹介したプランよりは良いかと思います。
3.《奇石 ミクセル》殴り返し、4ターン目に《ヴァルキリアス・武者・ムサシ「弐点」》
4ターン目に盾を減らさずに面をとることで《烈火大聖 ソンクン》によるリーサルを防げます。
5ターン目に《竜牙 リュウジン・ドスファング》を出すことになりますが、クロスしてすぐ殴れるので「メクレイド」の試行回数も2回保障。
1回目の「メクレイド」で《ヴァルキリアス・武者・ムサシ「弐点」》を出しても回答になり得ます。
引いたカードの中に《爆炎 ホワイト・グレンオー》があれば、前のターンに出している《ヴァルキリアス・武者・ムサシ「弐点」》攻撃時に出せるので、これでもリーサルは狙えます。
唯一の裏目として3ターン目の《斬斬人形 コダマンマ GS》(《カンゴク入道》)+1コストがあります。
この場合は、《ヴァルキリアス・武者・ムサシ「弐点」》を出していても、4ターン目に《烈火大聖 ソンクン》込みで6打点作られてしまいます。
この場合は、《ボルメテウス・武者・ドラゴン「武偉」》での展開プランに切り替えることができます。
結論としては、このプランが3つの中でも最も対応力が高いプランです。
このデッキの問題点
1.《竜牙 リュウジン・ドスファング》への依存性
ず最初にこのデッキの悪い部分から話していこうと思います。
このデッキの展開は《竜牙 リュウジン・ドスファング》にあまりにも依存しています。
デッキの軸となるカードですし、そういうものだと思う方もいるかと思います。
しかし、《竜牙 リュウジン・ドスファング》を引けないゲームは、打点を増やすの難しく、やはり負けがちです。
これこそが前述したように嚙み合い山として敬遠されがちな主な理由であると思われます。
だからこそ《竜牙 リュウジン・ドスファング》に展開を依存しないようにするためにはどうしたら良いかと考えました。
2.《ドラゴンズ・サイン》+《覚醒連結 XXDDZ》は弱い
叩かれるかもしれませんがこれが真理だと思います。
この問題点としては
1 《覚醒連結 XXDDZ》が自分の動きに絡みにくい
基本的に《ドラゴンズ・サイン》と一緒に抱えるのが難しいため、《ヴァルキリアス・武者・ムサシ「弐点」》で踏み倒してだすことが前提になるのですが、この時必要な手札の枚数は7枚。
《ヴァルキリアス・武者・ムサシ「弐点」》が2体以上絡まないと出せません。
《ヴァルキリアス・武者・ムサシ「弐点」》が攻撃するときに踏み倒すので「G・S」等で止まってしまうと呪文ロックができないのも非常に弱い。
2 受け札として不完全
《ドラゴンズ・サイン》が受け札として1枚で完結してないのが弱いです。
《覚醒連結 XXDDZ》は先手だとマナに埋めたいカードなんですけど、相手が【赤単】や【赤緑アポロ】想定だとマナに埋めれなくなります。
このあたりの動きにくさを加速させている点です。
そもそも《ヴァルキリアス・武者・ムサシ「弐点」》か《覚醒連結 XXDZ》を抱えていないと受けとして機能しない点で噛み合いが必要なカードであり、デッキのスロットも大きく圧迫しているのも事実です。
3 《ボルメテウス・武者・ドラゴン「武偉」》による上振れもそうそう起こらない
《ドラゴンズ・サイン》の大きなメリットは、《ボルメテウス・武者・ドラゴン「武偉」》のブレイクでヒットした際の上振れです。
しかし、《ドラゴンズ・サイン》4枚が盾に埋まる確率が43%。シールド5枚のうちか《ドラゴンズ・サイン》を引き当てて、踏み倒し先も用意しないといけない。
要求はかなり高いです。
これのためにハンドキープがブレることも馬鹿らしいのであくまで嚙み合ったときに使えれば良いという考えなのでしょうが、前述した問題点を差し置いて本当に採用するのか?というはなしになってきます。
以上が現状の「サムライ」が抱えている問題点です。
逆に言えばこれらの問題点をしっかり解決できればデッキとしてもっと強くなるということです。
これらの問題点を考慮した上で作成された構築がこちらになります。
構築
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