【オリジナル&アドバンス対応】ラッカディスペクター天門【二日連続優勝】
カナタです。
当然ですが皆様は好きなデッキはありますか?
その好きなデッキは環境で活躍できていますか?
僕にも【天門】という好きなデッキがあります。
でもそのデッキは「ほとんどの環境」では通用しません。
「ほとんどの環境」では・・・
好きなデッキで勝つために最も必要な事、それは環境を見据える力とデッキの強化に敏感に気が付けるかどうかだと考えています。
変わり続ける環境の中でどこかでそのデッキが勝てるようになる「抜け穴」が存在する場合があります。
闇雲に好きというだけでデッキを使い続けるのではなく「抜け穴」を見つけてこそ好きなデッキを輝かせてあげることができます。
新弾のカードも漏れなくすべてチェックします。
あまり注目されていないようなカードでも実は「大幅な強化」に繋がるカードが存在している場合があります。
僕はその「大幅な強化」を見逃しませんでした。
今までの【天門】に赤が採用されることはほとんどありませんでしたがこれらのパワーカードの登場により【天門】の常識が大きく変わりました。
これにより今まで青白で組まれることが多かった【天門】がラッカカラーで組めることになったのです。
今回はそんな大幅に強化された【ラッカディスペクター天門】の解説記事となります。
7/23 伊達CS 優勝(オリジナル)
7/25 仙台CS 優勝(アドバンス)
と二日連続優勝できるだけの高いアベレージを誇っているだけでなく、オリジナル、アドバンス両方の環境でも勝てるデッキとなっています。
7/24は俺が雑魚過ぎて登録どぶったので許してください(笑)
現環境では【赤単速攻】【赤白ドギラゴン閃】【青魔道具】【シータドギラゴン閃】【アナカラーハンデス】これら全てに有利が付きます。
優勝構築自体は後に伊達CSで公開されますが、実は構築自体は当日の朝組んだものですので構築に欠陥があります。
そのため欠陥のない最新版の構築とそこに至るまでの過程や思考を有料部分で解説したいと考えております。
【天門】というデッキを触ったことがない方も多いかと思いますので、各種カード解説や各種対面のプレイについても力を入れて解説します!
是非購入を検討していただければと思います!
実績
7/23 伊達cs(オリジナル) 優勝
7/25 伊達cs(アドバンス) 優勝
8/8 伊達cs(オリジナル) 優勝 3位
制作過程
DMEX16で【天門】という概念を大きく変えるクリーチャーが登場しました。
《真邪連結バウ・M・ロマイオン》です。
【天門】史上最も踏み倒して強いクリーチャーだと思います。
出ると同時に呪文を2枚回収できるため、後続の呪文を確保することができます。
しかしこのカードが真価を発揮するのがこのテキスト。
このクリーチャーが攻撃する時、またはこのクリーチャーの「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時、コスト8以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。
普通はアタックトリガーで何かするカードは除去に弱いんですよ。
しかしこのカードは違います。
除去しようとしたらEXライフが剥がれるため《ヘブンズ・ゲート》を唱えることが出来ます。
じゃあ出てきた返しのターンに殴って勝てばよくね?→EXライフが離れるので《ヘブンズ・ゲート》唱えることが出来ます。
放置すればよくね?→攻撃時に《ヘブンズ・ゲート》を唱えることが出来ます。
何が言いたいのかというとこのカードが場に存在するだけで追加の《ヘブンズ・ゲート》による展開が約束されます。
このカードにより圧倒的な制圧力と展開力を同時に手に入れることができました。
流石に《ヘブンズ・ゲート》+《真邪連結バウ・M・ロマイオン》のギミックは強いなと考えていたところ、宮城県のDMPである上田歌劇選手がこのギミックを採用した【ギャラクシールド】を回していました。
防御力こそ高いものの少しデッキパワーが低い【ギャラクシールド】にこのギミックを採用することで大幅なデッキパワーの獲得に成功していました。
早速自分も真似して構築を考えることにしました。
・《真邪連結バウ・M・ロマイオン》と《龍風混成ザーディクリカ》が採用することで赤が無理なく採用できるためドローソースとして優秀な《T・T・T》を採用。
・これだけだと赤が少なく《T・T・T》が序盤に打てるかどうかに関わってくるため、流行りの【ラッカスター進化】に強く出れる《メガ・マグマ・ドラゴン》を採用し赤を増量。
・フィニッシュとして《ナウ・オア・ネバー》+《龍風混成ザーディクリカ》+《神の試練》による無限ETギミックを採用。
・残りの枠は不利対面の《アナカラーハンデス》に抱えているだけで強く出れる《貝獣パウアー》を採用。
このリストで各種対面と調整したところ【5cコントロール】と【ジョー星ルピア】以外のほぼ全てのデッキに有利なためこれらが減少傾向にある現環境ではかなり勝てる構築だと考えました。
かなり満足に仕上がったつもりでいましたがCS当日の移動中の車でZweiLanceの【アナカラーハンデス】の記事を読み、大きく考え方が変わることになりました。
有料記事なため詳しい内容に触れませんがテンプレの構築を疑うことで真意に辿り着けるというものでした。
そこで自分の構築をもう一度見つめ直したところ最も大切なことに気づきました。
「この構築はギャラクシールドが強くなっているだけで【天門】というデッキが強くなっているわけじゃないじゃん!!!!!!」
めちゃくちゃ当たり前のことにCS当日の朝に気づいたのです。
ここだけの話ですが筆者はめちゃくちゃアホなのです。
そこで【天門】として強くするためにどうしたら良いかを考えました。
そこで目を付けたのは最近【ラッカスター進化】に採用されている《T・T・T》+《イグゾースト・Ⅱ・フォー》でした。
《T・T・T》を複数回使うことで抱えたリソースを《ヘブンズ・ゲート》で一気に吐ききれるため、相性が良いのは明白でした。
またこのギミックは【アナカラーハンデス】に対して有利なギミックとなるため、《貝獣パウアー》を採用する必要も無くなりました。
直感的にこのギミックを採用した【天門】が強いと気が付いた僕は車の中で早速組み替えました。
当たり前のように当日に構築を大幅に変更していますが皆様は絶対にやらないようにしましょう。
普通にこんなことしたらプレイがブレて負けに繋がります。
僕がこんなことをしたのは【天門】というデッキのプレイに絶対的な自信があったからです。
多分ですけど僕ほど【天門】を触っていた人はそんなにいないと思います。
1年間【天門】だけを使い続けてCSに挑み続けたこともあるほどです。
ずっと【天門】を触り続けた過去があるからこそ「思考」と「経験」が直感となって自分に語りかけてくるのです。
「絶対に構築を変えた方が勝てる。俺なら使える」と。
かっこつけて何か言ってますけど直前まで【天門】じゃなくて【ギャラクシールド】使おうしてたんですけどね(笑)
そんなわけで大幅な路線変更を経て優勝した構築がこちらになります。
ギャラクシールドギミックを無くすことで大幅な枠の削減に成功しました。
・継続的なリソース確保ができる《T・T・T》+《イグゾースト・Ⅱ・フォー》の採用
・以前の構築では勝てなかった【ジョー星ルピア】に対しての強烈なメタとなる《メッチャ映えタタキ》を採用。
・5ターン目に《龍風混成ザーディクリカ》をプレイすることでリソースを稼いだり盤面展開を行う動きが強力なため《ドラゴンズ・サイン》と《ナウ・オア・ネバー》の両方を採用。
・さらに余った枠で《真邪連結バウ・M・ロマイオン》の増量と単体性能の高い《紫天連結ネバーシデンド》の採用。
《ヘブンズ・ゲート》《ナウ・オア・ネバー》《ドラゴンズ・サイン》すべての踏み倒しに対応しています。
2回攻撃に2回ブロック、さらにEXライフが剥がれた時に1ターンの無敵状態と、とにかく単体性能が高いカードです。
簡単なデッキの動きとしては
・3~4ターン目にドローソースをプレイする。
・5ターン目に《ドラゴンズ・サイン》《ナウ・オア・ネバー》で《龍風混成ザーディクリカ》をプレイ→さらに展開できそうなら踏み倒し呪文で大型クリーチャーを踏み倒す。展開できないならリソース確保して、次のターンに展開。
こんな感じです。
とにかく《真邪連結バウ・M・ロマイオン》を踏み倒すことを意識します。
ある程度リソースが確保された状態でこのカードをプレイすることで更なる《ヘブンズ・ゲート》による展開が約束されるため容易に盤面を制圧できます。
このカードをプレイするだけで勝てる対面も現環境では少なくありません。
これはこれで強力なデッキだったのですが当日朝組んだものですので構築的な欠陥も当然ありました。
・ギャラクシールドギミックがない《護天!銀河MAX》はあまり強くない。
・5ターン目までに大量にリソースを確保したいため、3・4ターン目に継続的にドローソースを打ちたい。
・《メッチャ映えタタキ》だけでは《ジョー星ルピア》に対して不安。
・《ヘブンズ・ゲート》や《ドラゴンズ・サイン》等の踏み倒すクリーチャーが少し少ない。
・《メガ・マグマ・ドラゴン》3枚は【ラッカスター進化】以外の対面に腐る。
これらの課題を解決するためにP-90選手やフラン選手から意見を貰いながら改善した構築が以下の構築となります。
・ギャラクシールドギミックがない《護天!銀河MAX》はあまり強くない。
それならいっそ《護天!銀河MAX》を全て抜いてしまって、《ドラゴンズ・サイン》《ナウ・オア・ネバー》を4枚採用してシールド・トリガーの質を上げた方が良い。
これらを増やすことで5ターン目の《龍風混成ザーディクリカ》による展開ができる可能性が上がるため一石二鳥。
・5ターン目までに大量にリソースを確保したいため、3・4ターン目に継続的にドローソースを打ちたい。
5・6枚目の《T・T・T》として《「伝説のサイバーパワー!」》を採用。
さらに《イグゾースト・Ⅱ・フォー》も4枚目を採用し、3・4ターン目に継続的にリソース確保しやすくなった。
・《メッチャ映え叩き》だけで《ジョー星ルピア》に対して不安。
【ジョー星ルピア】に対してのエンドカードとして《神聖龍エモーショナル・ハードコア》を採用。【ジョー星ルピア】だけでなくあらゆるデッキのメタカードとなるため対応力も向上。
・《ヘブンズ・ゲート》や《ドラゴンズ・サイン》等の踏み倒すクリーチャーが少し少ない。
《天命龍装ホーリー・エンド》の増量、《真聖龍エモーショナル・ハードコア》の採用で解決。
・《メガ・マグマ・ドラゴン》3枚は他の対面に腐る。
ドローソースが安定したことにより2枚に減らしても十分に機能するようになった。
個人的にかなりの自信作となっており今週のCSで結果を出せるスペックは十分にあると考えています。
それでは各種カードの解説に移っていきます。
各種カード解説
《T・T・T》 4枚
【天門】をラッカカラーで組むことができるようになった要因でもあるカードです。
3ターン目に3ドローできる破格のスペックを誇っており、《イグゾースト・Ⅱ・フォー》と組み合わせることで大量のリソースを確保することが出来ます。
序盤はこのカードを使うために3ターン目までに赤青白の3色を揃えられるようにマナチャージを意識しましょう。
3体タップする効果は除去が《龍風混成ザーディクリカ》と《メッチャ映え叩き》くらいしかないこのデッキにおいて、タップキルで盤面を処理することに繋がります。
盤面を寝かせることで《真邪連結バウ・M・ロマイオン》の的を作ることができるため、盾に突っ込むリスクを無くして呪文を踏み倒すことが出来ます。
軽減によるSA付与も強力で’《真邪連結バウ・M・ロマイオン》をSAにして即時効果を発動することができたり、《紫天連結ネバーシデンド》をSAにして突然のジャスキルを狙うことができます。
書いてあることが全てデッキと嚙み合っており序盤に確実に引き込みたいため4枚採用しています。
《「伝説のサイバーパワー!」》 2枚
3・4ターン目に継続的にドローソースを打ち続けるためには《T・T・T》4枚だけでは足りないため、5・6枚目の《T・T・T》として採用しました。
一枚ハンデスしないと使えないため、増える手札の枚数は+1ではありますが3枚山札を掘れることを評価し、《エナジー・Re・ライト》などよりも優先して採用しました。
ビビッドロー2も稀に使うことがあるためドローする際は1枚ごとに確認しながらドローするようにしましょう。
《メッチャ映えタタキ》 3枚
フィールドとメタクリーチャーの除去として採用しています。
《希望のジョー星》や《卍新世界卍》を除去してターンを稼ぐことができるだけでなく《奇石ミクセル》や《赤い稲妻テスタ・ロッサ》等の踏み倒しメタを焼くことができます。
《龍風混成ザーディクリカ》や《イグゾースト・Ⅱ・フォー》と合わせて使うことで継続的に盤面除去を行うことが出来ます。
2コストという軽さから他のカードとのくっつきも良く「ついでに」打てる点も評価できます。
【ジョー星ルピア】に対して後手を取った場合には素引きしないといけないため少し多めの3枚採用となっております。
《イグゾースト・Ⅱ・フォー》 4枚
ドローソースを使い回して大量のリソースを確保したり、《メッチャ映えタタキ》を使い回してフィールドやメタクリーチャーを継続的に除去する役割があります。
呪文の使い回しも勿論強いのですがこのカードのすごいところはおまけのようについているフリーズ効果です。
呪文を使う度に一体フリーズできるため《奇天烈シャッフ》や《「正義聖帝」<鬼羅.star>》等の強力なアタックトリガー持ちを毎ターン止め続けることができます。
複数体並べることで効果が重複するため毎ターン攻撃できるクリーチャーがいない状態を作ることも可能です。
非常に汎用性が高く、【ラッカスター進化】相手には複数体出すことが勝因に直結することもあるため4枚採用しています。
《ドラゴンズ・サイン》 4枚
5ターン目のアクションカードです。
このカードか《ナウ・オア・ネバー》から《龍風混成ザーディクリカ》を踏み倒すことでさらに踏み倒し呪文を唱えて盤面を広げていきます。
踏み倒したクリーチャーにブロッカーを付与するため踏ませた時の防御力は《ナウ・オア・ネバー》に勝ります。
当然《ナウ・オア・ネバー》のようなバウンスがないので《龍風混成ザーディクリカ》や《紫天連結ネバーシデンド》のEXライフが残るのも強いです。
ビートダウン相手に確実に踏ませたいカードなので4枚採用しています。
《天命龍装ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》 4枚
5ターン目のアクションカードその2です。
《ドラゴンズ・サイン》と違って踏み倒したカードをバウンスしてしまいますが後述する無限ETループのパーツであることと、上面の《天命龍装ホーリーエンド》を高く評価しているところから採用しています。
相手ターン中に《真邪連結バウ・M・ロマイオン》のEXライフが離れた場合に《天命龍装ホーリーエンド》を踏み倒すことで相手のターンを実質的にスキップできるでけでなく、タップされたクリーチャーに《真邪連結バウ・M・ロマイオン》が攻撃することでさらに盤面を広げることができます。
当然呪文であるため《真邪連結バウ・M・ロマイオン》で回収することができます。
上面下面ともに強力で《真邪連結バウ・M・ロマイオン》とも強力なシナジーを形成するため、4枚採用しています。
《神の試練》 2枚
フィニッシュカードです。
毎ターン無限にETを取得するループでフィニッシュします。
以下ループ方法
山札:0枚(神の試練効果で敗北回避済み)
手札:《ナウ・オア・ネバー》《龍風混成ザーディクリカ》
手札か墓地:《神の試練》
マナ:5マナ以上
①《ナウ・オア・ネバー》を唱え《龍風混成ザーディクリカ》を場に出す→EXライフが不発になるため手札に戻る。
②《龍風混成ザーディクリカ》効果で《ナウ・オア・ネバー》→もう一度《龍風混成ザーディクリカ》を場に出してEXライフ不発で手札に戻る。《ナウ・オア・ネバー》は山札へ
③《龍風混成ザーディクリカ》の効果で《神の試練》を唱える→山札の《ナウ・オア・ネバー》を手札に加えてET取得。《神の試練》は山札へ
これを毎ターン繰り返す。
《真邪連結バウ・M・ロマイオン》が攻撃することで1ターンに打てる呪文の回数が増えるため思ってるよりも早めにループに入ることができます。
このカード自体が平均3枚以上のリソースを稼ぐカードであるため普通に使ってもドローソースとして機能する点が強力です。
EXライフを含めた盾落ちが怖いため2枚採用しています。
《ヘブンズ・ゲート》 4枚
デッキコンセプトとなるカードです。
このカードから《真邪連結バウ・M・ロマイオン》を2体踏み倒すと大体ゲームに勝ちます。
《真邪連結バウ・M・ロマイオン》が強すぎるため、このカードを使うだけでゲーム展開が傾くレベルのパワーがあります。
シールド・トリガーであるため43%の確率でビートダウンが死に至るというのも現環境でこのカードを使う理由になりますね。
デッキコンセプトであり特に減らす理由もないため4枚採用しています。
《龍風混成ザーディクリカ》 4枚
皆さまご存知汎用ディスペクター。
呪文を多用するこのデッキにおいてはほぼ毎ターン除去とドローを行うことができます。
このデッキにおいてのこのカードの一番の強みは5ターン目に《ヘブンズ・ゲート》を打つことが出来ることです。
《ドラゴンズ・サイン》《ナウ・オア・ネバー》からこのカードを経由することで5ターン目に《ヘブンズ・ゲート》から《真邪連結バウ・M・ロマイオン》を着地させることが出来ます。
《ヘブンズ・ゲート》が打てなかったとしてもドローソースを再度使うことで《ヘブンズ・ゲート》を掘りにいくことが出来ます。
また、ビートダウン相手にこのカードと《ヘブンズ・ゲート》を抱えておくことで、《ナウ・オア・ネバー》や《ドラゴンズ・サイン》を踏んだ場合に《ヘブンズ・ゲート》に変換することができます。
5ターン目に確実にプレイしたいので4枚採用しています。
《紫天連結ネバーシデンド》 1枚
イラストが死ぬほどカッコイイカードです。
このデッキに入っているカードのなかで《ドラゴンズ・サイン》《ナウ・オア・ネバー》《ヘブンズ・ゲート》の3種全ての踏み倒しに対応しているのはこのカードだけです。
単体としてのスペックがとても高く、2回攻撃に加え2回ブロックが可能で攻守ともに優れたカードとなっています。
EXライフが離れた時に無敵状態となる効果も強力で相手の除去系のシールド・トリガーを無力化して殴り切ることが出来ます。
実際にCSの決勝戦でも【5cコントロール】に《真邪連結バウ・M・ロマイオン》とこのカードだけで殴り切って優勝することができました。
2枚以上入れても良いカードですが《真聖龍エモーショナルハードコア》に枠を譲った関係で1枚に抑えています。ドローソースを何度も打つ関係上山札を沢山掘れるため1枚でもゲームに絡めることが出来ます。
《真聖龍エモーショナルハードコア》 2枚
デッキの対応力を大きく引き上げるカードです。
相手のキーカードを宣言して機能不全にしたり蘇生されたくないカードを宣言して《灰燼と天門の儀式》を弱めたりなど様々な使い方ができます。
【ジョー星ルピア】に対しても《メッチャ映えタタキ》で《希望のジョー星》を割った後にこのカードで《ゼロ・ルピア》を宣言して詰めることができます。
このカードを使う上で注意したいのが一つの宣言で複数のクリーチャーの効果を無視できる宣言があることです。
よく宣言するのが《「正義聖帝」》です。この宣言で《「正義聖帝」》と《「正義聖帝」<鬼羅.star>》の両方を止めることが出来ます。
2枚採用なのであまり決まりませんが、このカードが二体並ぶと対象に取られなくなるため強力なロックを決めることができます。
【ジョー星ルピア】のメタカードという認識で2枚の採用に抑えていますが単体性能がとても高いため増量を検討しても良いカードです。
《メガ・マグマ・ドラゴン》 2枚
今までの【天門】に入ることが無かった全体小型除去。
大量のメタクリーチャーを押し付けてくる【ラッカスター進化】に対しての回答として採用しています。
《メッチャ映えタタキ》だけだと除去が間に合わず、《奇天烈シャッフ》を除去することが出来ないためこのカードをプレイしてメタクリーチャーを一気に破壊します。
【ラッカスター進化】以外の対面には使わないため2枚の採用に抑えています。
《真邪連結バウ・M・ロマイオン》 4枚
【天門】というアーキタイプに革命を起こしたパワーカード。
出るだけで呪文を回収できるため1度打った《ヘブンズ・ゲート》を回収して後続の展開に備えることができます。
このカードを除去しようとしたり、殴り切ろうとするだけでEXライフのシールドが離れて《ヘブンズ・ゲート》を発動させることができるため、あらゆるビートダウンはこのカードが出るだけで詰んでしまいます。
そのため、【赤単速攻】【ドギラゴン閃】【シータドギラゴン閃】【青魔道具】はこのカードが着地するだけで勝つことができます。
現環境で【天門】で結果を残せたのは、多数の環境デッキに対してこのカードが着地するだけでゲームに勝てるというカードパワーの高さにあります。
勿論《ヘブンズ・ゲート》以外の呪文も踏み倒すことができるため、《T・T・T》でリソースを稼いだり《神の試練》から突然ETを取ったりすることもできます。
またこのカードはパワー14000という環境最強クラスのパワーを誇っています。
《聖魔連結王ドルファディロム》《蒼き守護神ドギラゴン閃》《砕慄接続グレイトフル・ベン》を悠々と超えるパワーに加えて持ち前のEXライフによる圧倒的な場持ちの良さもこのカードの大きな強みです。
場持ちが良いというのはアタックトリガーで呪文を踏み倒す能力とも嚙み合っており、盤面に残れば残るだけ踏み倒せる呪文の数が増えるということです。
一度盤面に出るだけで相当なアドバンテージを稼ぐことができるのが分かっていただけたと思います。
文句なしのハイパースペックなため4枚採用しています。
プレイとハンドキープのパターン
対面がビートダウンかコントロールかでこのデッキのプレイとハンドキープが変わってきます。
逆に言えばビートダウンとコントロールの二通りのハンドキープを知っておけばプレイがブレにくいです。
相手の初手のマナチャージのみでプレイの示準を決めやすいのでそこまでハンドキープは難しくないと思います。
プランA:ビートダウン対面
12枚の踏み倒しシールドトリガーのどれかを踏ませて勝ちます。
《真邪連結バウ・M・ロマイオン》や《龍風混成ザーディクリカ》のような踏み倒して強いクリーチャーをハンドにキープしましょう。
ビートダウン相手は《真邪連結バウ・M・ロマイオン》さえ着地すれば基本的に負けることはありません。
また、《ヘブンズ・ゲート》を初手で引いてしまったとしても1枚はキープするようにしましょう。
これは《ドラゴンズ・サイン》や《ナウ・オア・ネバー》から《龍風混成ザーディクリカ》を踏み倒した場合に手札に《ヘブンズ・ゲート》を抱えておけば《真邪連結バウ・M・ロマイオン》の着地に繋がるからです。
《奇石ミクセル》のような常に効果が発動しているメタクリーチャーが少し厄介なので相手によっては《メッチャ映えタタキ》をキープするようにしましょう。
プランB:コントロール対面
自分の動きを通すことを意識して戦います。
3・4ターン目にドローソースを打ち続けてリソースを稼ぎます。
5ターン目に《ナウ・オア・ネバー》や《ドラゴンズ・サイン》から《龍風混成ザーディクリカ》を経由して《ヘブンズ・ゲート》を発動して盤面を広げていきます。
《ヘブンズ・ゲート》が打てなそうならドローソースでリソースを稼いで次のターンに《ヘブンズ・ゲート》で動いていきます。
盤面展開後は《真邪連結バウ・M・ロマイオン》や《真聖龍エモーショナルハードコア》を駆使して制圧していきます。
最後に《T・T・T》で山札を減らして、《神の試練》の無限ETループでフィニッシュします。
勝ち方として例外を除いてはA・Bのパターンですが、どちらにも共通して言えることはとりあえず《真邪連結バウ・M・ロマイオン》の着地を狙えということですね。
このカードさえ出せれば簡単に敗北することはないため積極的にプレイすることを意識しましょう。
以上のことを踏まえて各種プレイ解説をしていきます。
各種対面プレイ
【赤単速攻】
有利対面
典型的なビートダウンなのでプランAで戦います。
12枚のシールドトリガーのうちどれかを踏ませれば勝つことができます。
踏ませたは良いが踏み倒したブロッカーが《天命龍装ホーリーエンド》のみだったりすることも稀にあるため、その場合は《イグゾースト・Ⅱ・フォー》で時間を稼いで5ターン目《ドラゴンズ・サイン》や《ナウ・オア・ネバー》で展開することも視野に入れましょう。
【赤白ドギラゴン閃】
有利対面
こちらも典型的なビートダウンなのでプランAで戦います。
踏ませれば勝てる対面で基本的な戦い方は【赤単速攻】とほぼ変わりません。
《奇石ミクセル》を出された状態で殴られると少し面倒で、こちらのEXライフ持ち以外のブロッカーが山札の下に行ってしまいます。
《奇石ミクセル》が出てきた返しのターンで《メッチャ映えタタキ》で処理するようにしましょう。
【シータドギラゴン閃】
有利対面
3ターン目に《龍装チュリス》で走られる可能性があるためプランAで戦います。
相手が《フェアリーの火の粉祭り》等でゆっくり動いてきた場合はプランBに切り替えて盤面を作るプランに移行します。
《アルカディアス・モモキング》が《ナウ・オア・ネバー》くらいにしか刺さらず、こちらは《ドラゴンズ・サイン》や《ヘブンズ・ゲート》で自由に展開出来ます。
《赤い稲妻テスタ・ロッサ》を出される場合があるので《メッチャ映えタタキ》はキープしましょう。
《真邪連結バウ・M・ロマイオン》さえ出てしまえば突破することができないため、有利に立ち回ることが出来ます。
【アナカラーハンデス】
微有利対面
プランBで戦います。
基本的な立ち回りとしては《イグゾースト・Ⅱ・フォー》や《龍風混成ザーディクリカ》を利用してドローソースを打ち続けて、相手のハンデスだけでは間に合わないようなリソース差を広げて勝ちに行きます。
《真邪連結バウ・M・ロマイオン》さえ着地すれば相手の盤面除去は怖くないので最終的にはこのカードの着地を狙います。
3ターン目にドローソースさえ打てればあまり負けることがない対面です。
【青魔道具】
有利対面
コンボ寄りのデッキなためハンドキープは少し特殊です。
《メッチャ映えタタキ》を《イグゾースト・Ⅱ・フォー》と《龍風混成ザーディクリカ》で《卍新世界卍》を割り続けましょう。
《卍新世界卍》を割り続けると墓地に魔道具が溜まって《ガル・ラガンザーク》が着地します。
こちらは踏み倒しによる展開が封じられてしまいますが《イグゾースト・Ⅱ・フォー》で《ガル・ラガンザーク》を止め続ければ相手もこちらに攻撃することができません。
7マナまで溜まったら《真聖龍エモーショナルハードコア》で《ガル・ラガンザーク》選択すれば自由に展開することができます。
《メッチャ映えタタキ》が引けなかった場合はプランBに移行して《真邪連結バウ・M・ロマイオン》の着地を狙います。
相手はどこかのタイミングで《真邪連結バウ・M・ロマイオン》の盾を剥がさなければならず、《ヘブンズ・ゲート》でカウンターすることが出来ます。
《凶鬼卍号メラヴォルガル》が出ている場合は相手の盾が減っているため、返しのターンで過剰打点で殴り切ることができます。
【ラッカスター進化】
5割
《奇天烈シャッフ》等の多種多様なメタクリーチャーが採用されているため、A・Bどちらのプランも取ることができません。
《イグゾースト・Ⅱ・フォー》で《奇天烈シャッフ》や《「正義聖帝」鬼羅.star》のような強力なメタクリーチャーを止め続けて時間を稼ぎます。
《イグゾースト・Ⅱ・フォー》は複数体並べることで相手のクリーチャーを何体も止めることが出来るためかなり時間を稼ぐことできます。
頃合いを見て《メガ・マグマ・ドラゴン》を出して盤面を一掃してメタカードを全滅させます。
《イグゾースト・Ⅱ・フォー》も破壊されてしまうため出すタイミングには注意が必要です。
その後は《真聖龍エモーショナルハードコア》や《真邪連結バウ・M・ロマイオン》でコントロールして盤面を制圧します。
《「正義聖帝」<鬼羅.star>》から《エヴォ・ルピア》が出てきて複数体の《「正義聖帝」<鬼羅.star>》が並ぶなどの多少の上ブレには屈してしまうことがあり、それほど有利ではない対面です。
【5cコントロール】
微不利~5割
プランBで戦います。
どれだけリソースを稼いでも《ロスト・ソウル》が間に合ってしまうと負けてしまいます。
そのため全力で5ターン目の《ヘブンズ・ゲート》を狙っていきます。
この時《真邪連結バウ・M・ロマイオン》や《紫天連結ネバーシデンド》等のEXライフ持ちのクリーチャーを展開していきます。
次のターンの相手の動きとしては《ロスト・ソウル》で手札をそぎ落とさないと再展開されてしまうため盤面に触れない場合が多いです。
ターンが返ってきたら盤面に残ったEXライフ持ちの複数のクリーチャーで殴り切ります。
《紫天連結ネバーシデンド》は特に強く《真邪連結バウ・M・ロマイオン》と合わせてジャスキルを組めるだけでなく自身の無敵効果で除去系統のシールド・トリガーを無力化して殴りきれます。
多色クリーチャーで殴り切るため、《悪魔連結王ドルファディロム》の全体除去が効かず《真邪連結バウ・M・ロマイオン》はパワーが14000もあるため殴り返すことが出来ません。
《ヘブンズ・ゲート》の展開さえ間に合えば勝てる対面ですが、逆に間に合わなければ負ける対面でもあります。
【青黒ガル・ラガンザーク】
不利対面
《追憶人形ラビリピト》《ガル・ラガンザーク》両方とも重く、かなり勝つのが難しいです。
5ターン目までに《ガル・ラガンザーク》が出てこないかつ、こちらの展開が間に合ってようやく勝つことが出来ます。
この対面だけは割り切って使うことをオススメします。
8/6更新 オリジナル最新版構築
《ラッカスター進化》に対しての勝率を下げた代わりにミラーマッチと《5cコントロール》に対しての勝率を上げた構築となっています。
ここから新しく採用されたカードや増減のあったカードの解説をしていきます。
《「本日のラッキーナンバー!」》 1枚
フィニッシュ兼妨害札です。
《イグゾースト・Ⅱ・フォー》や《龍風混成ザーディクリカ》を使って2回使い回すことで疑似ETを獲得できます。
《ヘブンズ・ゲート》で展開したいが速度的に間に合わないような状況でもこのカードで1ターンもらうことで自分の動きを間に合わせることが出来ます。
一度手打ちした後に、《真邪連結バウ・M・ロマイオン》の効果で《龍風混成ザーディクリカ》や《イグゾースト・Ⅱ・フォー》を踏み倒すことで2回の宣言が可能なので詰めとして使っても強力です。
《ファイナル・ストップ》 2枚
対【5cコントロール】ミラーマッチにおける切札となるカードです。
【5cコントロール】に対しては相手の《ロスト・ソウル》を防ぐことでこちらの展開を間に合わせます。
展開さえできてしまえばこちらの盤面を処理しきるのは難しいため勝機を見出すことは出来ます。
ミラーマッチにおいてはET同然といっても良いほどの封殺力があるためこのカードを《イグゾースト・Ⅱ・フォー》や《龍風混成ザーディクリカ》で使い回しながら盾を詰めることで勝つことが出来ます。
どの対面に対しても雑にフィニッシュできるカードなのも魅力です。
【5cコントロール】とミラーマッチに確実に引きたいためドローソース込みで引き込める2枚の採用となっています。
増減のあったカード
・《メガ・マグマ・ドラゴン》2枚→0枚
【ラッカスター進化】を割り切った構築のため今回は不採用となりました。
このカードを採用していても採用されていることがばれているとケアして動かれてしまうため今後違うアプローチが必要だと考えています。
・《紫天連結ネバーシデンド》 1枚→0枚
単体性能は高いのですがこのカードを使わなければ勝てないという対面はないため《真聖龍エモーショナルハードコア》に枠を譲る形で不採用となりました。
除去耐性持ちの2回攻撃を詰める時に使うことはありましたが、《ファイナル・ストップ》《「本日のラッキーナンバー!」》の採用により詰める手段が豊富になったため今後はあまり採用されないと思います。
・《ナウ・オア・ネバー》4枚→2枚
《ヘブンズ・ゲート》《ドラゴンズ・サイン》《ナウ・オア・ネバー》の踏み倒しカードが12枚採用されていましたが、この枚数は少し過剰だと判断して枚数を減らしました。
青の呪文なため《アルカディアス・モモキング》がいる状態では使えないことやタップキルしたいなら《天命龍装ホーリーエンド》ではなく《T・T・T》で十分であることから減らすならこのカードと判断しました。
・《神の試練》2枚→1枚
《ファイナルストップ》《本日のラッキーナンバー!》の採用により、フィニッシュ手段が増えたことから枚数を減らしてます。
リソースとして優秀なため1枚入れていますが【アナカラーハンデス】を意識しないなら0枚にしてしまっても良いと思います。
・《真聖龍エモーショナルハードコア》 2枚→4枚
4枚採用することで選ばれなくなる能力を最大限に発揮できるため思い切って増量しました。
2体並ぶことで相手の動きを大きく制限しながらも、除去することも困難となるためとてつもない封殺能力となります。
現環境ではこのカード2体を一気に処理できるカードが《悪魔連結王ドルファディロム》くらいしかなく、自身の効果で宣言することで無効化できるため、2体並べることでどの対面に対しても制圧することができます。
《伝説のサイバーパワー!》 2枚→3枚
3ターン目に確実にドローソースを打ちたいため増量しました。
このデッキは3→4と継続してドローソースを打ち続けることで動きの最大値を押し付けることができるため、3→4の動きを太くすることで全体的な勝率を伸ばせると考えました。
ドローソース7枚体制は今後枚数が増えることがあっても減ることはないと思います。
8/11 更新 オリジナル最新版構築
8/8に行われた伊達csでZweiLanceと僕で優勝と3位だった構築になります。
クロニクルデッキ発売後のCSだったため【ボルシャック】系統が増加するという環境読みでこのデッキを選択したところ、見事にメタ読みがハマり好成績を残すことができました。
以下戦績です。
カナタ
予選
【シータドギラゴン閃】〇
【5cコントロール】〇
【ボルシャック】〇
【ジョー星ルピア】×
【ラッカ鬼羅.star】〇
本選
【ボルシャック】〇
【5cコントロール】×〇〇
【ボルシャック】××
【ボルシャック】〇〇
3位
ZweiLance
予選
【ボルシャック】×
【5cコントロール】〇
【赤単速攻】〇
【シータドギラゴン閃】〇
【シータドギラゴン閃】〇
本選
【ボルシャック】〇
【墓地退化】×〇〇
【ボルシャック】〇〇
【ボルシャック】〇〇
優勝
戦績を見ると分かるように【ボルシャック】に対して二人合わせて9勝3敗と大きく勝ち越しています。
これからも増えていくであろう【ボルシャック】に対してここまで勝ち越せるデッキは他にないと思います。
今週のCSでも勝てる可能性が十分に見込めるデッキですので是非使ってみてください。
それでは新しく採用されたカードと増減のあったカードの解説をしていきます。
今回は【ラッカ鬼羅.star】を少し意識したカードが2種採用されています。
これらのカードを積んだからといって有利になるというわけではありませんが、僕自身がCSで【ラッカ鬼羅.star】と対面した際に勝利に貢献してくれました。入れておいて損はないカードをだと思います。
【ラッカ鬼羅.star】はそこまで母数の多いデッキではないため割り切るというのも一つの選択肢ですが、《T・T・T》や《伝説のサイバーパワー!》を3ターン目に打ちやすくするために赤単色のカードをある程度採用しなければなりません。
そのため【ラッカ鬼羅.star】に少し寄せつつ赤単色を確保することにしました。
《スチーム・ハエタタキ》 2枚
《メッチャ映えタタキ》に代わって採用されたカードです。
《奇天烈シャッフ》のような4000ラインまでのメタクリーチャーを破壊することができ、1マナという使いやすさから他のカードともくっつきが良いです。
5マナあれば《イグゾースト・Ⅱ・フォー》と合わせて2面除去が可能なので【ラッカ鬼羅.star】に対しても対応力が上がりました。
とはいえ《メッチャ映えタタキ》のようにフィールドに触れるわけではないことや、【ラッカ鬼羅.star】に対してしか強くないところもあり、2枚の採用に留めています。
《’’乱振’’舞神G・W・D》 2枚
メタクリーチャーを除去しながらリソースを稼ぐことができます。
【ラッカ鬼羅.star】は《ジャミング・チャフ》を抱える場合が多いため、2面除去&2ドローが成功しやすいです。
相手に《ジャミング・チャフ》を使われてもプレイできる点が偉く、相手のリーサル計算を大きく狂わせることができます。
このカードも《スチーム・ハエタタキ》同様他に刺さりやすい対面がないため2枚の採用となっています。
増減のあったカード
・《奇術師ディール/本日のラッキーナンバー!》1枚→0枚
現環境では《本日のラッキーナンバー!》を使わずとも《ファイナル・ストップ》で十分フィニッシュ可能なため不採用となりました。
・《神の試練》 1枚→0枚
こちらも《本日のラッキーナンバー!》同様《ファイナル・ストップ》で十分にフィニッシュ可能なため不採用となりました。
《アナカラーハンデス》が母数を減らしたこともありこのカードを積む利点が薄れたのも不採用となった要因です。
・《メッチャ映えタタキ》 3枚→0枚
【ジョー星ルピア】が母数を減らした。
【ジョー星ルピア】に対して有利な【ボルシャック】が環境に蔓延する。
これらが相まって【ジョー星ルピア】が勝ち上がらないと考え不採用となりました。
【青魔道具】に対してもこのカードが無くても勝つことが出来ることもあり、わざわざ積む意味が薄くなったことも不採用となった要因です。
【ジョー星ルピア】が多い地域であれば勿論採用しても良いと思います。
《天命龍装ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》 2枚→3枚
【ボルシャック】は大量の打点で押し込んでくるため、ただブロッカーを展開するだけでは勝つことは出来ません。
そこで、《ヘブンズ・ゲート》からこのカードを出すことで盤面を寝かせて耐える必要があります。
【ボルシャック】対面で確実に引きたいことと、盾に埋まっていても有効トリガーとなるため3枚に増やしました。
アドバンス対応構築
7/25日の仙台CSで実際に優勝した構築になります。
実はこの構築もCS前日深夜に組んだものなのですが特に大きな欠陥は感じられず良いリストに仕上がったと思っています。
久々のアドバンス環境でしたがアグロ系統のデッキが多く、かなり勝ちやすい印象でした。
またこの構築は潜木さんの構築を参考にしており、彼の原案が無ければ辿り着けなかったと思います。
改めてお礼申し上げます。
オリジナル構築との決定的な違い、それはドラグハートを採用出来ることです。
《天獄の正義ヘブンズ・ヘブン》がとにかく強く、安定して5ターン目に《真邪連結バウ・M・ロマイオン》を着地させることができます。
今までのアドバンス構築の【天門】は展開と制圧を《天獄の正義ヘブンズ・ヘブン》に頼り切っていたところも多く、《とこしえの超人》がとにかく重かったのです。
しかし、《真邪連結バウ・M・ロマイオン》の登場で《天獄の正義ヘブンズ・ヘブン》に頼らずとも展開と制圧が行えるため《とこしえの超人》を無視してゲームが出来るようになりました。
アドバンス構築だと《紫天連結ネバーシデンド》がカードパワー的に少し弱いため、代わりに《真聖龍エモーショナル・ハードコア》を4枚採用しています。
4枚採用することで《真聖龍エモーショナル・ハードコア》二体によるロックが決まりやすくなっており、この2体が並ぶだけでゲームが終わることもあります。
不利対面と思われがちな【5cモルト】対面もこのカードでコントロールするころで勝つことが出来ます。
《とこしえの超人》を意識して《*/弐幻サンドロニア/*》と《伝説のサイバーパワー!》2・2で分けています。
《伝説のサイバーパワー!》を4枚採用しても良かったのですが多色の枚数が増えるのを嫌ってこの配分になりました。
終わりに
いかがだったでしょうか。
僕自身今の環境でこんなにも【天門】が強化されたことに驚きを隠せません(笑)
《真邪連結バウ・M・ロマイオン》は使っていただければその強さを理解していただけると思いますので是非組んでみてください!
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