
ビジョンは後からついてくる - シンプルな欲求の力-
これまでの記事で、「志事に没入できる世界を創る」という壮大なビジョンや、「可能性が無限大であることを証明し続ける」なんて、格好つけたミッションを掲げてきました。しかし、冷静に振り返ってみると、そんな大きなビジョンやミッションが最初から明確になったわけではありません。むしろ、私たちを突き動かす本当の原動力は、シンプルな欲求にこそあるのではないでしょうか。
「なんでそんなに頑張れるの?」
よく、「なんでそんなに頑張れるんですか?」と尋ねられることがあります。また、「どうしてそんなにビジョンが明確なんですか?」と聞かれることも少なくありません。聞いてくださる方は、私から立派な答えが出てくることを期待されているように感じますが、正直に言えば、格好つけたような回答は私にはありません。
私が頑張れる理由は至って単純です。会社員時代、私は自分の成果と報酬が不釣り合いだと感じていました。「これだけ努力したのに、なぜこの程度の評価しか得られないのか?」そう考えたとき、「頑張った分、報われたい!」という強い感情が湧き上がりました。この気持ちこそが、私を突き動かしたのです。
変な話かもしれませんが、それだけです。私の原動力は特別な理想や高尚な目標ではなく、このシンプルな欲求でした。
ビジョンなんて、後からでいい
そして、シンプルな欲求を追い求めている中で、「頑張ったら報われる社会」「思わず頑張りたくなる世界」を実現したいと思うようになりました。そして、それを少し格好つけた言葉にしたのが「志事に没入できる世界を創る」というビジョンです。ただ、これも後付けに過ぎません。
世の中の成功者と言われる人たちを見ても、最初から壮大なビジョンを掲げていたわけではないでしょう。きっと多くの人が、「モテたい」「お金が欲しい」といった単純な欲求からスタートしているはずです。それが結果として、社会的に認められる大きな成果やビジョンに繋がったのだと思います。
欲求に正直に進む
高尚なビジョンなんて最初は必要ありません。重要なのは、自分の中にある純粋な欲求に正直でいることです。その欲求をエネルギーに変え、真っ直ぐ突き進む。それだけで十分なのです。
例えば、私の場合、「頑張った分報われたい」という気持ちを突き詰めていく中で、「同じような境遇にいる方が、より報われるようにはどうしたらよいか?」「この努力を社会全体にどう還元しようか?」と考えるようになりました。こうした問いを重ねる中で、ビジョンは自然と形成され、次第に研ぎ澄まされていきました。
欲求がビジョンを形作る
欲求に善悪はありません。周りの人の意見や常識も関係ないのです。「やりたいこと」「なりたい自分」- 何でも良いのです。その欲求に従い、それを突き詰めていくことが、自然とビジョンを作り上げるプロセスだと思います。
例えば、最初は「評価されたい」という個人的な願望だったものが、「多くの人が報われる社会を作りたい」という共通の目標に変わる瞬間が訪れるかもしれません。そのプロセスこそが、ビジョンの本質ではないでしょうか。
欲求を信じて突き進むことで、その先に新たな目的や価値が見えてきます。あなたが進むべき道は、あなたの内側から湧き上がる声が示してくれるはずです。
最後に—Oasisの『Whatever』を添えて
私がここまでやってこれたのは、「頑張った分報われたい!」というシンプルな気持ちが原点でした。それを信じて突き進んだ結果、「志事に没入できる世界を創る」というビジョンに繋がっただけの話です。
あなたも、まずは自分の欲求に正直になってみてください。ビジョンなんて後からでいいのです。大切なのは、欲求を信じ、それを原動力にして進むこと。その道の先には、あなた自身のビジョンが形となり、輝く未来を創り出すはずです。
最後に、私の大好きな曲、Oasisの『Whatever』を紹介させてください。この曲の歌詞には、「自分らしくあれ」という強いメッセージが込められています。欲求に正直に生きることの大切さを改めて思い出させてくれる一曲です。
"I'm free to be whatever I, whatever I choose, and I'll sing the blues if I want." この自由な精神が、あなたの未来を切り開く手助けになりますように。
https://youtu.be/EHfx9LXzxpw?si=72PCHv-sFVa1MP6C
最後までお読みいただきありがとうございました!
弊社へのお問合せはこちらからお気軽にお願いいたします