【自己流】手書きフォントの作り方(準備編)
私は手書きフォントの制作をしています。
長年、書道を習っていたこともあって、いつか自分の書いた文字をフォントにしてみたいと思っていました。
しかし、私が作ろうと思い立った当時は検索してもフォント制作についての記事はほとんど見つかりませんでした。
今までフォント制作ソフトのマニュアルを見つつ、手探りで制作してきました。
完全な自己流になりますが、もしかしたらフォントをどうやって制作しているのか興味がある人もいるかもしれないので、記事を書いてみることにしました。
ちなみにいままでに作成したフォントはこちら↓
この記事の見出し画像は『藍原江戸文字』というフォントを使って制作しました。
私が今までに作成したものはすべて手書きフォントなので、アナログで書いた文字を取り込んでフォントにしていきます。
【フォントづくりに必要なもの】
書くもの(サインペン、筆ペン、筆など)
紙(コピー用紙・半紙など)
スキャナー(PCに書いた画像を取り込むためのもの)
PC
画像加工用ソフト
フォント作成ソフト(TTEDIT)
細かく一つずつ見ていきます。
①書くもの
どんなフォントを作るかによって、使うものが変わります。
筆を使う場合は墨汁なども必要になります。
参考までに自分が今までに使ったものを書くと……
藍原サインペン→水性サインペン
藍原筆文字楷書→筆ペン
藍原筆文字隷書→筆
藍原勘亭流→筆
藍原江戸文字→筆
……という感じで作成しています。
何文字のフォントを作るかによりますが、書く文字数によってペンも墨汁もかなり消費します。
②紙
書くものに合わせて使う紙を変えています。
サインペンや筆ペンならコピー用紙等でOKですが、筆の場合は墨汁が吸い込む半紙などを使います。
半紙を使う場合、結構コストがかかります…。
③スキャナー
書いた文字をPCに取り込むために使います。
小さめの文字を取り込むならスキャナー必須ですが、大きめに書いた文字を取り込むなら、スマホのカメラでも問題ないです。
(が、カメラで撮った写真はゆがむので、その場合は⑤に挙げた画像加工ソフトでゆがみを直す必要あり)
④PC
当然ですが、画像加工ソフトやフォント作成ソフトを動かすためのPCがまず必要です。
それほどハイスペックである必要はありませんが、画像加工ソフトが軽々動くくらいのスペックはほしい。
⑤画像加工用ソフト
Photoshopなどの画像加工ができるソフト。
スキャンで取り込んだ文字を加工するために使います。
⑥フォント作成ソフト
フォント作成ソフトはいろいろありますが、私が使用しているのはTTEDITというフォント作成ソフトです。
(これを買う前に使っていたソフトがあるのですが、私が買ってから割とすぐにサポートサービス終了してしまったため、ソフトを買いなおすことに……)
無料の作成ソフトとかもあるみたいなんですが、たいてい海外製で使い方調べてもよくわからん…だったので、私はTTEDITを買いました。
ソフト自体の使い方は難しくないですが、体験版があるのでとりあえず触ってみるのも手です。
※ただ、体験版で作ったフォントはライセンス取得するまで、使用することはできないので注意
とりあえず準備編なので、この辺で。
どの程度詳しく書くかとかまったく決めていないのですが、気が向いたら続き書きます。