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誕生日から誕生日まで
今日は妹の誕生日で、だからケーキを買ってきて食べました。
誕生日と聞くと、いつも思い出すことがあります。
小学生の頃、家ではとても良く喋るのに学校では喋らない子どもでした。
他人との距離の取り方が分からなくて、関わりすぎては引かれていました。
いじめと言うほどではなかったけれど、悪口を面と向かって言われることが多くて。
悪口を書いた連名の校内年賀状が届いたり、クラスの女子からは避けられたり、無視されたりしているうちに、だんだんと学校では喋らずに本ばかり読む子どもになっていました。
小学5年生の時の担任の先生、U先生っていったかな。
その人に「○○ちゃんもあなたと一緒でよく本を読んでいるよ。一緒に図書室に行ったりして友達を作りなさい」と言われたので、話しかけたらドン引きされて無視されたのは苦い思い出。
言われたことはそのまま実行する私も私ですけど、あの先生嫌いですね私。
そんな小学生5年生のある日。
クラスで人気の女の子が誕生日でした。
その子はクラスの男子から告白もされた子で、可愛くて頭の良い子だったんですが、その日、カウントダウンをしてたんです。休み時間ごとに。
「今、お母さんの陣痛始まったくらい」
「今お母さん苦しんでる」
「私を産むときはすごく時間がかかったんだって」
人気のある子ですから、皆へぇーとかすごーいとか言って聞いてるんですね。
それを聞きながらぼんやり思いました。
私が同じことを言ったら引かれるか悪口で返されるかどちらかなんだろうな、と。
そして、私はその子のそんな話を別に聞きたくもないな、と。
ただそれだけなんですけど、思えば、だんだんと他人と自分の考えていることは違っていて、どうやら私は皆とはズレているらしいと分かり始めた時期でした。
今はもうズレていることが分かるから楽ではあるんですけど、ズレている自分を認めてもらない場、『皆と同じであること』を求められる場がものすごく苦手です。
ズレている自分でいられない場所では生きたくない。でもどうすればいいんだろう。
そんなことを毎日考えて、答えが見えなくて歌ばかり歌っています。
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