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自閉息子の赤ん坊時代。名曲誕生秘話(汚話です注意!)
引き続き、息子赤ん坊時代のお話です。
高齢の初産、それまで赤ん坊の世話などしたことのなかった私は、正直息子のオムツ替えがつらかった。
つらいのに、息子は良く乳をのみ良く便を出す赤子だった。
びゃーびゃー泣き叫ぶ息子を見て、オムツにサインを見つけると憂鬱だった。
それがウンチのかほりが漂って来た時には、さらに鬱が増した。
だが、オムツは取り換えねばならぬ。かわいい息子の尻がかぶれる。
そこで自分を励ますために、景気づけの歌を作ってうたった。
未だ世に知られぬ名曲「ちっちくちーの歌」の誕生である。
正直、大木こだま師匠の名物ギャグをパクったと言われても仕方ないが、名曲は名曲なのである。
タイトルはおしっこのオムツ替え時は「ちっちくちー」、ウンチの時には「うんちくちー」
歌詞「ちっちくちー、ちっちくちー、○○(息子の名前)はちくちー、かわいいちー、いい子だちー、良い子だちー、良い息子ー、かわいい子ー、宇宙で一番大事な子ー、その名もちくちー、○○ちくちー」
たかがオムツ替えに宇宙まで登場するとは、我ながら大げさ。
しかし、当時の私はまだ知らなかったのである。
「宇宙で一番大事な子」のお尻をキレイにしてやる必要が、その先7年以上も続くということを・・・。
幼稚園になってもトイレでウンチができない息子でありました。
息子の始末をしながら「私は一生この子の尻を拭き続けるのか」と覚悟をしたあの日。
なんとかトイレでウンチができるようになっても、トイレから「ママー、ウンチ出たーー!」と呼ばわる息子。私がご飯を食べていようが料理中だろうが容赦ない。何度教えても自分でお尻を拭けない。
私が息子の尻の始末をしてやるのは小学校低学年まで続いた。
それからも胃腸炎の度に始末してやった。
♪そんなー時代もーあーったねとーいつか笑える日が来るわー♪
笑い話にできるようになった今が有り難いです。
流石に今は家族に対して尻を見せるなんてしませんし、そんな思い出話をすると嫌がるので、時々話して聞かせます。親の苦労を思い知れ。
そして息子に鍛えられたおかげか、娘の時には名曲の出番はありませんでした。ゆるゆるうんちがはみ出そうが、まるっきり平気でしたわ。
そんな何度教えても自分の尻を拭けず、二桁の割り算を解くのにさんざ苦労し、不器用極まりなく色々おぼつかない息子は、なぜか、
「ツッコミを入れる時には、腕の力で頭をはたくのではなく、手首のスナップを使って軽くはたく」
という教えを一発で理解しマスターした。
アンタは一体何者・・・。
そして現在16歳の息子に確認して判明した事実。私に尻を拭かせていたのは自分でできなかったからでなく、ウンチに触りたくなかったからだそうです。ふっっっざけんな自分!!
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