『安閑園の食卓』
人生最後にも 読みたい。
(自力で読めなければ… 息子よ 親孝行だと思って朗読せよ。)
何度 読み返しても 素晴らしい。
安閑園の暮らしに ゆったりと 想いを馳せながら
夢見ごこちで 瞑目したいとさえ思う。
愛おしい 一冊。
裏表紙の解説は 実に上手い。
必要最低限の文字数で 概要を押えている。
読後の興奮を鎮めて
脳裏に浮かんだ映像を 反芻しながら書かれたのだろう。
私なんぞは
拙ブログで紹介する為 再々再…読したら さぁ大変❗️
とても 纏まらない。(笑)
そこで どうしても書きたい事を ふたつだけ。
巻末の 御子息による『母の思い出』から お読みいただければと思う。
お会いしたこともない著者の 凛としたシルエットが現れ
安閑園の豊かな日々へ 誘ってくれるはず。
映画の予告編のように…。
素晴らしいシングルマザーの背中を
凝視して成長された御子息の
思慕の情と品性溢れる文章には 毎回泣いてしまう。
著者の足下にも及ばない
埴猪口シングルマザー 永遠の憧れである。
ページを捲る度に浮かび上がる
古き善き衣食住文化と 誇り高き人々の喜怒哀楽。
映像化されたら 素晴らしい作品になるはずだ。
ふたつの国で凛々しく生きた 女性の物語としても興味深い。
続編が出版されなかったことが 残念でならない。
ちょっと立ち読み、コチラから。
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