出会いと別れ

自分のことを責めずに
お別れができたことに
自分の変化を感じる

職場を離れる
途中で投げ出すのはダメだ
あきらめるのはダメだ
がんばらないのはダメだ

以前のわたしだったら
そうやって自分を責めながら
お別れしていただろう

そして
涙を流す人たちを目の前にして
”わたしのせいで”
悲しい思いをさせてしまっている
申し訳ない…
そうやって
自分の思いを優先させることに
違和感を感じていただろう

すでに
別れることへのさみしさを
感じなくなっている
それよりも
みんな大丈夫だという思いと
ありがとう
楽しかったよという思いの方が強い

それぞれが
それぞれの人生を歩いていくんだ

それぞれが
それぞれに世界を創造していくのだと

そこには
いいも悪いもないのだと

すべては
タイミング
いろいろな条件が重なって今日がある

わたしにとって
今日という日は
終わりではなく
始まりだ
自分を生きていいのだという

２週間離れてみて
再び職場を訪れてみると
あらためて
この世界で生きてきたのだと思った
自分にとっては当たり前のことが
当たり前ではなくなってしまった

そして
新たな職場に向かっていくみなさんを
見送り

自分だけが次の職場に行かないことに対して
それもまた当たり前の感覚だった

どっちでもOKなのだと
全てがOKなのだと