DJ配信イベントを開催するにあたっての心構え

こんにちは。kaИashimaです。
Industrial HardcoreやCrossbreedをメインにDJをしています。

この記事では、タイトルにもあるように「DJ配信イベントを開催するにあたっての心構え」を紹介します。
「DJ配信イベントのやり方(OBSの使い方など)」は書きませんのでご了承ください。

「DJ配信イベントをしたいんだけど、何から始めればいいかわからない!」「配信イベントをよく見るけど、裏で何が行われているか知りたい!」という方におすすめです。

※こちらの記事は、DJ歴2年目のピヨピヨが書いたものです。拙い点もございますが、何卒ご了承ください。

DJ配信イベントのやり方を知りたい方はこちらの方の記事をご覧ください。


DJ配信イベントを行うメリット・デメリット

はじめに、DJ配信イベントを行うメリット・デメリットについて説明します。

なぜこれを説明するのかというと、配信イベントばかりが増えてほしくないからです。

先に言ってしまうと、配信イベントは「簡単」で「規模が小さい」です。
つまり、簡単だからといって配信イベントが増えて、新規の現地イベントが減ってしまうのは寂しいです。そのため、このような説明をしたいと思います。
(私も配信イベントしかしたことないけどね!いずれ現地イベントやりたい!)

比較として、現地イベントのメリット・デメリットも併せて挙げます。


配信イベント
メリット
・手軽に開催できる
・箱代がかからない
・キャパシティを考えなくてよい

デメリット
・規模がどうしても小さくなる
・配信環境を整える必要がある
・mix提出形式ではライブ感が薄い

現地イベント
メリット
・規模を大きくできる
・ライブ感がある
・配信環境などを心配しなくてよい

デメリット
・費用がかかる
・場所によっては設営が大変
・キャパシティに制限がある


他にも、海外からのDJなど、いろいろな点でメリット・デメリットがあります。

これらを考慮した上で、配信でやるか現地でやるかを考えたいですね。

DJ配信イベント企画の流れ

続いて、「配信イベントやるぞ!」となった後の流れについて説明します。

先に全容を説明すると、

・DJ配信の概要を考える
・DJ、イラストレーター(デザイナー)に依頼する
・告知をする
・配信の準備
・配信
・事後連絡

となります。順に説明していきます。


DJ配信の概要を考える

一番大事なところと言っても過言ではありません。
ここが崩れていると、後も全て崩れてしまいます。

決めるべきことは、主に以下の5つです。

【コンセプト】
どんな雰囲気なのか、どんなジャンルなのか等。
ここがイベントの核になる。

【日時】
イベントの日時だけでなく、告知の日時、mixの提出日時等も最初に決める。

【レギュレーション】
コンセプトより詳細なことを決める。mixの時間、ジャンルなど。

【出演者】
出演者を公募にするのか依頼するのか、何人にするのかなど。

【フライヤー】
自分でデザインするのか、依頼するのか。依頼するのなら、誰に、どのような雰囲気にするのか。キャラクターを描いてもらうなら、どのようなデザインにするのか。
誰かに依頼をするなら「ここまでやる?」ってぐらいまでイメージを書き起こします。

以上をしっかり決めておきましょう。
そして、これらは出演者やイラストレーター(デザイナー)に提示するものなので、必ずメモをして言語化しておいてください。

余談になりますが、【コンセプト】についてもう少しお話します。

やりたいイベントが思いついても「でも既に同じようなのがあるしな……」と諦めてしまうことがあると思います。

私もありました。
「Flawless Slum」という配信イベントが、まさにそうでした。
(出演者募集中!)

しかし、その同じようなイベントを主催している友人に相談をしたところ
オーガナイザーが違ければイベントの中身も違うと思うから、概要被りくらいは別にいいんじゃない?
とアドバイスをもらいました。

その結果、レギュレーションは変えずに少し趣向を変える形で、イベント開催に踏み込むことができました。

皆さんも「これ似てるよな……」と思っても、動画提出形式からライブ配信形式にする、ゲストを呼んでみる等、少し趣向を変えて開催してみてはいかがでしょうか。

追記(2025/02/18 22:18)

もう一つ言いたい事があったので追記。

イベントのコンセプトを考える際は、

「このイベントをやって本当にみんな楽しいのか?」
「このイベントで何か変わることはあるか?」

を明確にしておくと、イベントとして質の高いコンセプトになると思います。

後者に関しては非常に難しいところですが、
「このジャンルのイベントは少ないから、ここから歴史を作るんだ!」
「前代未聞のイベントを作ってDJ界隈を揺るがすんだ!」
のように、大袈裟でいいです。

大事なのは気持ちです。ナルシストになってDJ界隈を揺るがす気持ちで主催しましょう。

追記おわり。


DJ、イラストレーター(デザイナー)に依頼する

イベントの概要をしっかり固めたら、依頼をしていきます。
出演者を公募にする、フライヤーを自分で作る場合はここを飛ばしてください。

DJ、イラストレーター(デザイナー)に依頼をする上で、大事な心構えがあります。

それは、「敬意を持つ」ことです。

たとえ友人や仲のいいネッ友だとしても、イベントの主宰として敬語を使って「依頼」しましょう。

なぜ敬意が必要なのかというと、イベントを開催する以上、お金が絡んでくるからです。

お金のトラブルは深刻です。ましてや、ネット上の関係しかない方とのトラブルだと、最悪曖昧のままブロックされて終了……みたいなことになりかねません。


お金の話について、差し障りのない範囲でもう少し深掘りしていきます。

配信イベントでは、ほとんどの場合利益が出ません。そのため、毎回出演者全員に報酬を渡すというのは正直厳しい話です。

もし報酬を出すのが難しい場合は、しっかり断りの文を入れておきます。

「配信イベントなんだから報酬無くて当たり前だよ!」という考え方もあるかもしれませんが、少なくともイベントを主催する際はその考えを捨てましょう。

続いてイラストレーター(デザイナー)への報酬に関してですが、基本出すものとして考えましょう。

イラストやデザインは、誰でもできるものではありません。技術や道具、時間が必要です。
「それら」を買うと考えて、報酬はしっかり出しましょう。
(実際いくら出せばいいんだ?という質問は、私のDMでこっそり聞いてください)

プロフィール等に依頼に関して書かれている場合もありますので、何回も読み通しておくと良いです。

また、依頼をする際に、ラフ画を添付しておくととてもスムーズに進みます。

私が実際に依頼した時のラフ画と、イラストレーター様から頂いた完成品を貼ります。

私が描いたラフ画。
完成品。こんなにも変わる!イラストレーターってすごい!

どんなに拙いものでも、絵で表現するのと言葉で説明するのとでは楽さと伝わりやすさが違います。
棒人間でもいいので、とにかく描きましょう。


告知をする

DJとイラストレーター(デザイナー)が揃ったら、いよいよ告知です。

公募型にする場合は、最初に考えた概要を使って告知画像(文章)を作成します。


配信の準備

OBSの設定、自分も出る場合mixの作成、配信の最後に告知をする場合それの準備等をします。


配信

イベントに何人来たか、どんなコメントがついたかを見ましょう。今後の参考や、自分のモチベーションのためです。


事後連絡

イベントに関わった方に感謝をします。
また、イベントロゴがある場合は可能であれば配布すると良いです。DJが個人の動画チャンネルに投稿する際に利用できます。


以上がDJ配信イベント企画の流れです。

おわり

配信イベントを企画したいと考えている方は、ご参考になれば幸いです。
特に、イベント概要を考える際の大切な点や、依頼をする際の大切な点をおさえていただければとても嬉しいです。

それでは、よいDJライフを!


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