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衝撃の!ファミリーヒストリー
NHKの『ファミリーヒストリー』、秋田県出身の藤あや子さんの回をたまたま見たのですが…衝撃でした。
かつて日本では、農家の嫁は「手間をもらう」「よい手間をもらった」と表現され、「角のない牛」と呼ばれていたそうです。
角のない・・・牛?!
え、家畜?!
嘘でしょ?と思ったけど、全然嘘じゃないことがわかりました。
藤あや子さんのおばあさまは、18歳で農家から隣村の農家へ嫁ぎ、朝早くから夜中まで働かされて、24歳で亡くなりました。
長男の後、娘(藤あや子さんのお母さん)を出産した半年後に病気になったのですが、一般的に嫁が病気になった場合、実家で面倒をみるということになっていたそう。
嫁ぎ先では病院にも行かせてもらえず治療も受けさせてもらえないなんて…
牛以下じゃん?!
実家に連絡が行き、お父様(藤あや子さんのひいおじいさま)が近所の人と連れ立って雪深い中を20km離れた嫁ぎ先まで引き取りに行き、戸板に乗せて運んできたって…。
信じられない。
そして、ようやくお医者さんに診せてもらえたけど、既に手遅れで一週間後に亡くなったそうです。
・・・つらい。
実家に帰ってきて亡くなるまでの一週間のエピソードがまた悲しい。
布団に横たわりながら、自分の手をじっと眺めていたとそうです…。
そもそも、この方のお母さん(藤あや子さんのひいおばあさま)は「7人の子宝に恵まれた」ってナレーションされていたけど、それってほんとうに「恵まれた」で良いのだろうか?と思ってしまった。
この方もまた、農家の嫁。
「手間」「角のない牛」として扱われていたであろうことは容易に想像がつきます。
そして、おばあさまは7人きょうだいの一番上。
その24年の人生はどんなものだったのでしょう。なぜか小学校の成績表のようなものが資料館?に保管されていて、すべてにおいて良い成績だったこと、「唱歌」という科目の成績も良く、歌が上手だったのだと推察されます。
古い写真に、聡明で美しい姿が残っていて、色んな意味でため息が出ます。
普段、ファミリーヒストリーはあまり見ないのですが、衝撃すぎて引き込まれました。
その後、たまたまxで、2024年の秋田県の出生数を知ってしまいました。
なんと、3,309人…。
亡くなった人は1万7,412人だったそうです。
衝撃すぎる。
1年で、秋田県全域でたった3,309人とは!
たまたまですが、立て続けに秋田県の話で衝撃を受けてしまいました。
むむむ
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