🕊‎𓈒𓏸 『 ありがとう 』と言い続けた結果、旦那が神になった話

旦那は付き合っていた頃からとにかくマイペース。だが、向上心の塊でもあり、仕事は一生懸命！
当時平社員の旦那に、28歳という若さで昇進の話が持ち上がるほど。
また、気遣い上手な優しい人でそういう一面に惚れていた。
友人に紹介しても、いい人見つけたね！！と言われるばかりで自慢だった。
夫婦になっても順風満帆で
『 私の旦那はできる人だ 』と期待していた。

そんな思いはつかの間、
子どもが産まれ私の心は一変！！

旦那は仕事で帰りが遅くなることも多く、
子どもの寝顔しか見ない日も多々。

そんな日々を過ごしていると、
旦那にとっては子育ての一つ一つ知らないことが増えていくばかり。
そのため、子どもの０から１００の育児を私一人で背負っているような気がしていた。
そして、自然と子どもを守り育てるという強い責任感が芽生え、私は神経質に。
子ども中心の生活に私の心が錯覚し、
旦那のいい部分がとにかく薄く、見えづらくなっていた。
というより、旦那のマイペースさが際立ちむしゃくしゃと不満を並べるようになった。

そう！まさにガルガル期と言われる産後ママ特有のワールドにいた私。

旦那もそんなトゲトゲとした私の変化に戸惑いを隠せていない様子で対応に困っているようだった。

だが、
子育ての忙しさに子どもだけの夕ご飯を作るので精一杯だった時も。
お部屋が散乱したまま旦那を出迎えた時も。
家事が残ってるのに子どもと一緒に疲れ果て爆睡してしまった時も。
どんな時でも旦那の口から私への不満は一切聞いたことがなかった。 

そんな中、不満ばかりが脳裏を横切る私は自分が
情けなくて情けなくて。
旦那が私の心境を読み取ることに苦戦しながら
毎日毎日、家族のために一生懸命働いてくれているのは重々承知で。
頭では理解していても素直に感謝できるような余裕がなかった。

その一方で旦那は仕事から帰ってくると、
目の前で疲れ果てた私の背中に向かって、

毎日毎日、

『 今日もありがとう 』

『 子どもたちのことありがとう 』

と言うのだ。
捻くれ者のどこにねじ曲がっているのか分からない心境の私はその言葉に返答せずよく泣いてた。
そして、ただただ自分が虚しくなっていた。

でも、逆の感情も動いていた。私って
『 ありがとう 』って言われるようなことできているんだって！！

子どもを育てるってとにかく大変だけど、
私の母も、周りの友人達も当たり前のように家事、育児とこなしてきている！！
だから、私も
子育ては当たり前！！
家事して当たり前！！
子どもを連れて買い物行くのも当たり前！！
なんて、当たり前なんだからやらなきゃ！！
というより、私しかいない！！！！
みたいな変な責任感の渦の中にいた。

旦那に言われる『 ありがとう 』の一言で
そんな感情が崩れさるような気がした。
だから、もしかしたら虚しいんじゃなくて嬉しくて泣いていたのかも。

でも、子どもが産まれてから旦那に『 ありがとう 』と口して言えた記憶が私にはなかった。

そんなことをきっかけに小さなことも大きなことも同じ『 ありがとう 』を伝えるように心がけた。

▶ 子どもを寝かしつけ、さぁ家事やるぞーと意気込んでいた時、帰宅した旦那が子どもの散らかしたおもちゃを一つ一つ集めていた時に『 ありがとう 』

▶ 旦那の休みの日、少しだけ早起きして子どもと一緒に起きてテレビを見ながら遊んでくれていた時に
『 ありがとう 』

▶ 旦那が少しだけ早く帰ってきて子どものオムツを替えてくれた時に『 ありがとう 』

とにかく、最初は小さなことから。

すると、私の大好きな気遣いと優しさ溢れる旦那がはっきり濃く見えてきた。

子どもの寝かしつけが終わり、お茶碗を洗っていると帰宅した旦那が、俺がやるから休んでな。と言う。

一日中子どもを抱っこした私の体はガタガタのカッチコチで肩こり頭痛が酷くなった日。
仕事終わりの旦那が「 マッサージしよか？ 」と言ってくれ、それから毎日寝る前にマッサージ。
そのおかげで肩こりはほぼなく頭痛に悩まされる日も減った。

時に、私が疲れ果て子どもよりも先に寝てしまった時、焦って起きたのは早朝。子どもは隣ですや〜っとの寝ている。
そして、ご飯を作ろうと思っていたら、昨日山盛りになっていたはずの洗い物がシンクから無くなっていて、物干し竿に大量に干していた洗濯物も一つ残らず綺麗にたたまれタンスの中だった。

旦那の休みの前日。「 明日俺が（子どもたち）見とくから美容室でも行ってきなよ！」と言う。
そして1年ぶりの美容室後、気分も上がりルンルン♪な私に「 似合ってるね！可愛い！」と言う。

そして、仕事の休みの日はいつも家族ファースト。
普段できない家事育児のあれこれをとにかく率先してやってくれるので私もゆっくり座れる時間も確保できる。また連休に限らず、子どものために、私のリフレッシュのためにとお出かけに連れて行ってくれるのだ。

それに、仕事の昇進も果たし、業務改善についても名乗り上げ取り組んでくれて、今では子どものお風呂の時間に間に合わせて帰って来れるように！！！
仕事でも家庭でも向上心を忘れない旦那に感謝🫰🏻

とにかく、なんでもありがたいと思い、
言葉にし続けただけでいつの間にか私の思考も旦那の行動も好転的に回転し始め、今では旦那が神様に思える🥹

そして、何より
たくさんの家族時間を共有できることに喜びを感じまた感謝する。

本当に想像もつかなかった！！
こんなに旦那が『 神 』に思える日がくるとは。

そして、今日も一つでも多くの
『 ありがとう 』が飛び交うように心がける。