盛典と慧業𖧷学院祭2023
大遅刻更新⭐︎3.6のイベント振り返り。
原神恒例の「お祭り」イベント3.6は、スメールが舞台の「盛典と慧業」だった。(すでに過去形)
教令院が主催する学院祭に参加するというもので、初めてのスメールでのお祭りになる。
「学院祭」という響きも、なんかこう、青春っぽくて新鮮ですごくいい。
予告番組でキービジュアルが公開された時は奇声悲鳴を上げて歓喜したことを覚えている。
いや、私に限らず、いったい何十何万の旅人の悲鳴が地球上に響いただろうか。
「カーヴェさんが実装されたら絶対スメール男子4人マルチやるんだ……!!」
と、毎日のように胸を躍らせていた私にタイムリーに突き刺さったイラストで、読んで字の如く狂乱しないわけがなかった。
しかも推しのアルハイゼンくんが最前。ハァ〜〜何回見ても顔が良。このアングルもめっちゃ良。スメール男子ほんと仲良しで良。あ〜〜てぇてぇ……てぇてぇよ……(߹𖥦߹)
(感極まると語彙力が崩壊するオタク)
───まあ、私がとち狂った話はさておき。
学院祭の話を聞いて教令院にやってきた旅人とパイモンは、学院祭企画委員会のメンバー、ウィカスから祭の詳細を聞くことに。
なんでも、学院祭は「学院フェス」と「学院トーナメント」の二つに分かれているらしい。
学院フェスは、6つの学派が各ブースで催し物をするというもの。
各々の学派の魅力を知ってもらい、新規生徒を勧誘する目的もあるようだ。
個人的には、明論派の星合わせの画が好きだった。可愛い星をくるくる動かして星座を作るミニゲームだ。
まずなんと言っても圧倒的にビジュアルが可愛い。これにちなんだ調度品とかほしいくらい。それから難易度もちょうどいい。頭を使うミニゲームは苦手だが、適当にやっていても正解時に発光して教えてくれる。優しい。あとブースから移動しなくても全部終わる。特にワープすら面倒な旅人is私が、めちゃくちゃ助かる。
一方、学院トーナメントの方はというと、各々6つの学派から選ばれた代表が競い合い、チャンピオンを決めるという。
旅人たちは、「特別評論員」として、このトーナメントの記録係に任命される。
それぞれの代表は以下の通り。
うんうん、代表にふさわしい錚々たる顔ぶれ。納得の人選。見知った猛者たちが揃い踏みだ。
いや待って!?
今なんか聞き慣れない斬新な名前と、よく知ってるけどなんでここにいるのかわかんない人の顔が出てこなかった!?!?!? ねえ!?!?!?
優勝すれば栄誉、名声、賞金、賞品……様々な報酬が手に入る。
それぞれがそれぞれの目的や思惑、責任でこのトーナメントに臨んでいるようだ。
しかし、この大会、どうにも不穏な空気を感じてやまないが……。
闇深すぎる台詞を吐いて消えた謎の人物に加え、あやしい奴らもうろついているということで、旅人たちは警戒を始める。
口を開けばモラでお馴染み、我らががめつい敏腕商人サングマハベイさんからも情報をもらい、学院祭の裏で情報収集に飛び回ることに。
トーナメントの方は、全選手、良い試合を繰り広げながら順調に進んでいくが───
あまり幸運とも呼べない体質の上、多額の借金を背負い、破産して延々と嫌味と正論を並べる後輩の家に転がり込み(破産したら借金なくなると思うけど私が事の仔細を知らないだけかも)、そんな艱難辛苦の生活から抜け出すためにトーナメントに出場したものの、結局、目の前の困っている誰かを放って置けず自分の身を削るカーヴェさん。
出会ったばかりの旅人とパイモンですら、彼の歪な在り方に気づく。
2回のラウンドを終え、ついに最終ラウンドへ。参加者たちの獲得点数の並びからして、おそらくこのラウンドを勝ち取った者が優勝だろう。
冠を手にするのは誰なのか。そして、このトーナメントの裏に隠されたものとは、何なのか───。
例に漏れず、今回もカーヴェさんの伝説任務級イベントだった。
ほよばーすくんは本当に隙あらば重要情報をイベントにぶっ込んでくるよね!
今回のイベントとカーヴェさんのキャラクターストーリーはかなり紐付いている印象なので、どちらも履修しておきたいところ。イベントの方は二週間弱の期間限定だけどね!?(既に終わってるしね!?)
カーヴェさんは「人情を優先する理想主義者」と聞いていたから、根っからの光属性人間かと思っていた。
そう、みんな大好きア●パンマンが、弱気を助け強きを挫き、自分の顔をちぎってまで人を助けるような、息をするように笑って善を行う純正光属性ヒーローなのかと。しかし、実際はそうではなかった。
過去にあった出来事によって、彼は「罪悪感を覚えるから」善行を続けている。純粋なる好意や善意を向けられることを恐れるほど。時に自分の身をすり減らすほど。
3.6の予告番組でアルハイゼンくんがカーヴェさんを紹介した際、「その強い感受性のせいか、敏感で繊細な心を持っている。あいつは共感能力がとても高く、異なる人間の感情や考えを理解できるんだ」と話した時、非常に共感を覚えたのは記憶に新しい。
私も昔から(自分で言うのもなんだが)感受性や共感性が強く、敏感で繊細で、よく他人のために自分の身を削っていた。頼まれたら断れないし、欲しいとねだられたらあげちゃうし、目の前で誰かが苦しんでいたら自分もしんどくなる。医療ドラマとか憂鬱な作品とか病むから見れなかった。
でも、ア●パンマンだって自分の顔を人にあげすぎたら弱ってしまうものだ。
その生き方は、誰かを救うのかもしれないが、ハッピーエンドにはなり得ない。
理想主義は決して悪いものではないとは思う。某探偵社の理想主義者も推したる私なので、それ自体は非常に好感が持てる。ただ、カーヴェさんの場合は、自己犠牲が前提で、それがまた歪な精神からきている。
それが根本から心酔しての行動なら、ある意味幸福なのかもしれないが、カーヴェさんはそういうわけではない。
似たような精神構造と、私も一応(末端の末端の末端の)クリエイターの端くれであること。勝手に共感してストーリーを読んでぼろぼろ泣いてしまった。
そもそもカーヴェさん家、みんな繊細すぎるんよ。お父さんだってそうだったからサーチェンに影響されたのだろうし、お母さんもお父さんの死を乗り切るのに長い時間がかかってしまった。
でもその生き方ほんまにしんどいから、どうにか幸せになってくれ。本当に、どうか、頼む。
ちなみに、ストーリーを終えると教令院でカーヴェさんと会話できるのだが、実は行動と選択肢によって内容が変わる。
旅人が真相を話すパターンと、アルハイゼンくんから真相を話す2パターンがあるのだが、これはもう個人的にアルハイゼンくん一択かなと思った。いやカップリング的な意味ではなく。
結局のところ、カーヴェさんは、旅人および一般的な関係性の者には「善人としてのカーヴェ」しか見せられないのだと思う。強がりな性分に加え、他人を優先してしまうせいで、本音がどうであれ、優しく、大丈夫だと答えてしまう。
でも、アルハイゼンくんは違う。友人関係が破綻しており(少なくともカーヴェさんはそう思っている)、自己破産した秘密も知られていて、何も隠す必要がない。だから、素直に全部吐き出せるのだ。
仲が悪いようで、ケンカばかりのようで、大事なところでつながっている二人の関係性が愛しくてたまらない。
お互い癇に障る部分があるのは事実だろうし、正反対なことも、それを譲り合えないのも理解していて、それでもなおお互いを認め合い、本当に必要な時に少しだけ手を貸せる。
私はいつも隣にいて背中を任せ合える仲間というのも大好物だが、こういう友情も大好きだ。
人と人とのつながりは、目に見える距離がすべてじゃない。それは本当に尊いものだ。
ここまでほとんどカーヴェさんの話ばかりしてしまったが、他の参加者たちのことももちろん掘り下げられていて、見どころが溢れている。
それから、笠っちこと放浪者くんと保護者のナヒーダママ。もうだめこの二人ほんまにすき。
このままだと永遠に喋り倒してしまいそうなので、この辺でオタクのマシンガンを一旦おさめようと思う。
今回も本当にボリューム満点お腹いっぱいのイベントだった。
崩壊スターレイルの方もリリースされた直後で時間が足りなくて足りなくて、期限ギリギリに慌てて滑り込むには胸焼けするほどだったが、盛大なご馳走と美味しいものはいくら胸焼けしたって多幸感が上回る。ご馳走様でした!
なお、最後の最後にすべてかっさらっていったドリーっていうか金朋さんには腹を抱えて笑わせてもらった。
いやあれ、本当に公式がOK出したの??? 大丈夫???
毎回、心配になるほど、個性という個性が天元突破されていくんだけど、こうしてリリースされてるから公認なんだろうな。
ほんとにすごいな、みほよって。
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