21'小倉大賞典 各馬考察③フェアリーポルカ/牝5/55.0kg/和田竜二
★度数
・小倉芝1800m(初)
・芝1800m(3-0-0-2)
・小倉芝(0-0-0-1)
・騎手 和田竜二(3-0-2-4)
★レースタイプ評価
①20'中山牝馬S(中山芝1800不)1着(-0.1)
時計指数 99(C+)/非時計指数 125(B)
後半PT(2F-L6-L4)戦/消耗度L2(S)/脚質:差し(6-6-6-6)
【LAP】1.50.2(-0.4/ミドル)
12.7-12.0-12.3-12.0-11.8-11.6-12.2-12.3-13.3
時計指数はC+、非時計指数はB。
不良馬場で-0.4秒のミドルペース戦。1.50.2秒。
後半ポテンシャル6F戦。
L6地点から仕掛けが始まり12.0-11.8-11.6-12.2-12.3-13.3。
L1は13.3秒とかなり落ちている。
仕掛けはL6から最速地点がL4となったレースで、パワー型の超ロンスパ後半ポテンシャル戦。
フェアリーポルカのベストバウトはこれだと思う。
②20'福島牝馬S(福島芝1800良)1着(-0.1)
時計指数 98(C)/非時計指数 127(B)
後半PT(3F-L4-L2)戦/消耗度(無)/脚質:差し(12-12-11-9)
【LAP】1.46.8(+0.2/ミドル)
12.4-10.7-11.7-12.6-12.2-11.8-11.9-11.7-11.8
時計指数はC、非時計指数はB。
良馬場で+0.2秒のミドルペース戦。1.46.8秒。
後半ポテンシャル4F戦。
L4地点から仕掛けが始まり11.8-11.9-11.7-11.8。
L1は11.8秒と落ちきってない。
最速地点はL2となっている。
L4ロンスパ後半ポテンシャル戦で、後半分散型のレースラップになったかなと。
★21'小倉大賞典について
ルーラーシップ産駒で母父アグネスタキオン。
ルーラーシップ産駒は欧州型のタイプなので、非根幹距離やタフな馬場が合うタイプ。また小回りも合うのでこれにピッタリだったレースが、ベストバウトの20'中山牝馬Sだったと。サンデー系の血が入ってないのでトップスピード面が問われたなかったのも良かったのだろう。
さらにルーラーシップはKingmambo系なので、母系引き出し型。母父がアグネスタキオンと日本型なので良馬場でも走るよと。これは20'福島牝馬Sが良い例だったと。これも小回りコースのポテンシャル戦なのでトップスピード面が問われなかったのは良かったと。
アグネスタキオンがPサンデー系なのでマイラー以下の血統なのだが、フェアリーポルカは適正が1800mまで伸びているタイプに補正した方が良いと思っている。
また父母のエアグルーヴにトニービンの血が入っていることもあり、割と晩成血統になりやすく古馬になってからの成長力が期待できるのも良いね。4歳の中山牝馬Sを勝ってから本格化してきたかなと思うところもある。
さらに、Kingmambo系は叩き良化型のタイプなので休み明け初戦はパフォーマンスが悪いことが多い。フェアリーポルカはそのタイプかなと。20'クイーンSや20'府中牝馬Sでは負けているしね。特に小回りじゃない府中牝馬Sは惨敗だったと。
今回は休み明け3走目。前走のターコイズSは根幹距離ながらも叩き良化の小回りコースで3着と良化が目に見えている。トニービンと言えばナスルーラ、ナスルーラといえば小倉ということで、今回はかなり絶好の舞台になってくるんじゃないかな。
また現在はタフ馬場が想定されているが、タフ馬場でも良馬場でもどちらでもどうぞ、という血統なので馬場は不問として良いだろう。むしろタフ馬場の方が走るかもしれないね。
タイトなミドルペースにも対応できるし、ロンスパ戦にも対応できるので死角はかなり少ないと。
まとめると、非根幹距離、タフ馬場、小倉(ナスルーラ)、小回り、晩成血統、叩き良化3走目。買い要素満載ということで、印は◎か〇のどちらかだけど、多分本命になると思う。