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24'毎日王冠/ヨーホーレイク


★基本データ★


★考察★

●24'鳴尾記念(1着:-0.0秒差)

★レースデータ★

馬場は超高速(-20)の良馬場。
勝ち時計=1.17.2(平均F=11.72)。
ペースバランス=「58.7-58.5」+0.2秒(M)。
「前2F=23.3秒(-0.1)」:ミドルバランス。
「前3F=34.9秒(-0.1)」:ミドルバランス。
「前5F=58.7秒(+0.0)」:ミドルバランス。

★当馬推定データ★


走破時計=1.17.2(平均F=11.72)。
ペースバランス=「59.3-57.9」+1.4秒(S)。
「前2F=23.7秒(+0.1)」:スローバランス。
「前3F=35.5秒(+0.1)」:スローバランス。
「前5F=59.3秒(+0.1)」:スローバランス。

斤量:57.0kg。
追切評価は「A」。
中間追切の動きも良かったし、最終追切の動きも良かった。

京都2000m(内)
【ゲート~ホームストレッチ(1F)】
LAP「12.2」(+0.5)
当馬「12.6」(+0.9)
ゲート:6枠⑨番
まずまずのスタート。先行勢の流れに乗りながら「好位・内」ぐらいのポジショニング。

【1角~2角(2F~3F)】
LAP「11.1-11.6」(-0.4)
当馬「11.1-11.8」(-0.3)
京都コースの1角2角は結構コーナーがキツいので、ペースが速くなると内の立ち回りが重要になってくる。特に2000m戦のコース計上はペースの上がりやすい2F地点が1角部分にあたるからね。今回はそれなりにハイバランスで流れているし、最序盤で内へ上手く潜り込めたのは好騎乗だし「縦ポジ」もしっかり取れたので前半の展開面はかなり良かったんじゃないかな。

【向正面(4F~5F)】
LAP「11.9-11.9」(+0.2)
当馬「11.8-12.0」(+0.2)
向正面のペースはスローバランスだが大きく中弛みはしていない。
ヨーホーレイク自身はスローバランスで進んでいるが、スローバランスの中でも最低限の基礎スピードは求められている。

【3角~4角(6F~8F)】
LAP「12.3-11.8-11.4」(+0.1)
当馬「12.3-11.7-11.5」(+0.1)
3角の入りは少し緩んでいるが、これは上り坂の影響もあるだろう。ブレーキを踏んだというよりはナチュラルに減速したパターンと見て良いだろう。
ヨーホーレイク自身もレースの流れに沿って進んでいる形。
仕掛けとしては3角4角の中間地点(L4)ぐらいからペースアップしているので「コーナー型」と見て良いだろう。

【直線(9F~10F)】
LAP「11.6-11.4」(-0.2)
当馬「11.3-11.1」(-0.5)
ヨーホーレイク自身が仕掛け始めたL4からのラップを見ると「11.7-11.5-11.3-11.1」ぐらいで進んでいると思うので、ブレーキは一切踏んでいないし、かなりスムーズな競馬が出来ている。
最後の最後でボッケリーニに急追されるが、頭差を凌ぎ切って勝ち切った。

求められたレースタイプとしては
「仕掛け:コーナー型」
「超高速:無酸素運動戦」
「トップスピード(質)」
「トップスピード(持続力)」
といったところ。

「コーナー型」の「無酸素運動戦」で「トップスピード持続力」が求められたレースなので、典型的な「ロングスプリント型」の競馬で勝ち切ったことになる。最後も加速ラップで終わっていると思うし「トップスピード持続力」で良さが出た形だと思う。
かなりスムーズな競馬ではあったが、ボッケリーニを凌ぎ切ったのは高く評価して良いだろう。
今回の毎日王冠を予想する上では、結構良いレースになったんじゃないかな。


★展望★

2走前の新潟大賞典や3走前の金鯱賞は、トラッキングシステムが発動していないので、レース考察は省略することにする。

東京1800m戦の毎日王冠がどうか?という点だが、結論としては結構期待して良いタイプの馬だと思う。

まずレースタイプに関して、前走の鳴尾記念で「ロングスプリント型」のレースタイプで良さを引き出せたことにある。
併せてペースバランスに関しても、名目ペースバランスが「ミドル」の中、ある程度「縦ポジ」を取って、自身で「スローバランス」を作れるという最低限の「基礎スピード力」があるのは強みになると思う。
今回の毎日王冠も、それほど速いペースが刻まれるとも思えないし、前走の鳴尾記念のパフォーマンスがそのまま活かせるレースになりそうなのは良いポイントになると思う。

ポジショニングに関しては、このメンバーだとフラットな目線で6~8番手ぐらいのイメージ。なので枠番や並びでポジションが少し下がりそうなのは怖いところではある。ただ、鳴尾記念ではL1で加速していることを考えると、鳴尾記念よりも直線が長くなる分、脚を出し切れる余白が残っているので、縦ポジが少し下がったとしても、そんなに不利にはならないかな、と感じている。
長期休養明け後は「出遅れ」が改善された馬なので近3走はあまり気にならないが、それまでは結構出遅れるタイプの馬だったので、昔の悪い癖が出ないことを祈りたい。

人気馬の中では軸馬に選出しやすいタイプだと思っている。
特に、ローシャムパークやシックスペンスよりは安定感があるんじゃないかな。
雨の影響が大きくなった時は、別の馬に本命を打つ可能性が大きいので、そこは注意しておきたい。
とりあえず、良馬場(高速馬場)想定では本命を視野に入れながら、相対的に判断していきたい。