21'スプリングS 各馬考察④レインフロムヘヴン/牡3/56.0kg/石橋脩

★血統
　父:ドゥラメンテ(欧州型キングマンボ系)
母父:Loup Solitaire(欧州型ロベルト系)

★度数
・中山芝1800m(初)
・芝1800m(0-0-0-1)
・中山芝(初)
・騎手 石橋脩(1-0-0-0)

★レース評価

①21'フリージア賞【東京(7日目)/芝2000(D)/良(8.4)】
1着(-0.1)/相対指数 80(E)/絶対指数 95(E)
後傾型/PTロングスプリント戦(後3F:35.1)/仕掛地点(L3)/最速地点(L3/11.5)
上がり3F(35.1)/脚質:逃げ(1-1-1)
【LAP】2.00.3(36.4-48.8-35.1)(+1.3/稍スローペース)
13.3-11.7-11.4-12.0-12.4-12.2-12.2-11.5-11.6-12.0

②20'百日草特別【東京(2日目)/芝2000(B)/良(5.6)】
2着(+0.2)/相対指数 77(E)/絶対指数 93(E)
中弛み後傾型/トップスピード戦(後3F:33.7)/仕掛地点(L4)/最速地点(L3/11.1)
上がり3F(33.7)/脚質:先行(4-4-4)
【LAP】2.02.3(37.2-51.4-33.7)(+4.5/超スローペース)
13.2-11.7-12.3-13.0-13.2-13.0-12.2-11.1-11.3-11.3

★21'スプリングSについて
①のフリージア賞は、有酸素運動寄りの【後傾型ロングスプリント戦】。ペースバランスが+1.3秒の後半3F戦。上3Fを35.1秒で逃げ切ったレースとなっている。
後傾型ポテンシャル寄りのレースなので、スプリングS戦を見る上では良いレースだったと思う。今回は相手関係も楽だろうし、先行力が武器になるだけでもやれる可能性はあると思う。

②の百日草特別は無酸素運動の【トップスピード戦】。後半L3戦でギアチェンジも問われる瞬発力戦。トップスピード面やギアチェンジといった後半要素が問われる一戦になった。
共同通信杯で突き抜けたエフフォーリアに0.2秒差と食らいついているし、今回の相手で見るならば評価しても良いレースだと思うね。上3Fも33.7秒と前目の競馬で無酸素運動もこなしてこれると。

レインフロムヘヴンの武器は先行力にあって、今回のメンツならハナも主張出来そうというのは良い材料。前傾型のラップにはなりづらいレースなのでバテたところを差される、というレース展開も考える必要はないと。
フリージア賞では有酸素運動寄りのロングスプリント戦を戦えたし、百日草特別では無酸素運動のキレ味勝負でも悪くないレースをした。
後傾型のレースになるなら、今回のメンツならなかなか粘るんじゃないかなと思う。直線も短くなるし、仕掛けも遅れやすいレースだからね。
逆に平均ペースで流れて基礎スピードが問われると、東スポ2歳Sのように崩れる可能性が高い。1800ｍ戦の基礎スピード面では劣るところを見せてしまったからね。
基礎スピード面の問われづらい中山1800mというコースは向いてるんじゃないかな。
超スロー戦の無酸素運動でも良いし、有酸素運動寄りのロングスプリント戦も良い。
ゴリゴリのポテンシャル戦はまだ未経験というところがどう出るかなんだが、父がドゥラメンテと欧州型キングマンボ系なので母系の色を強く出しそうなタイプ。母系が欧州型ロベルト系なので中山のタフな馬場は悪くないはず。東京でしか走ってきていない馬なのだが、中山コースは合うだろう。
重たい印をつけたい一頭ではある。