21'中山記念 各馬考察④トーセンスーリヤ/牡6/56.0kg/横山和生
★適正タイプ
父:ローエングリン(欧州型サドラーズウェルズ系)
母父:デュランダル(日本型Pサンデー系)※主張タイプ
主流馬場(良馬場):◎
非主流馬場(良以外):〇
短距離:
短中距離:
中距離:◎
中長距離:
長距離:
坂有:〇
平坦:◎
大回り:◎
小回り:〇
根幹距離:◎
非根幹距離:〇
★度数
・中山芝1800m(2-1-1-2)
・芝1800m(3-6-3-5)
・中山芝(2-1-1-4)
・騎手 横山和生(3-2-1-2)
★レースタイプ評価
①20'新潟大賞典(新潟芝2000良)1着(-0.2)
時計指数 101(B)/非時計指数 110(E)
後半トップスピード戦(流れ3F/仕掛L4/最速L3)/減速度L1(A+)/脚質:先行(4-4)
【LAP】1.58.6(+0.8/稍スロー)
12.4-11.0-11.7-12.1-12.5-12.0-11.5-11.2-11.4-12.8
②20'美浦S(中山芝1800良)1着(-0.0)
時計指数 99(C+)/非時計指数 115(D)
後半トップスピード戦(流れ3F/仕掛L3/最速L2)戦/減速度(無)/脚質:先行(4-3-3-2)
【LAP】1.48.7(+2.2/超スロー)
12.8-11.9-11.9-12.8-12.1-12.1-11.8-11.4-11.9
③20'初富士S(中山芝1800稍)2着(+0.1)
時計指数 97(C)/非時計指数 121(C)
後半トップスピード戦(流れ0F/仕掛L5/最速L2)戦/減速度(無)/脚質:先行(2-2-2-2)
【LAP】1.49.4(+3.1/超スロー)
12.5-12.7-12.3-12.7-12.1-12.3-11.8-11.1-11.9
★21'中山記念について
ローエングリン産駒ということで、欧州型サドラーズウェルズ系。タフ馬場小回りの欧州血統にも見えるが、母父がデュランダルなので本質は日本型サンデー系だろう。広いコースでトップスピード戦に強いタイプ。実際に勝ち星を拾った新潟大賞典は広くて直線の長いトップスピードが活きるレースだった。
20'新潟大賞典がベストバウト。
良馬場の後半トップスピード戦。+0.8秒のややスロー戦で、L3最速のトップスピード持続力戦。L3から11.2-11.4と高い持続力が問われている。前述しているが、GⅢ級では広いコースでトップスピードを活かしたいタイプと見て良いだろう。
20’美浦Sでは稍重の後半トップスピード戦。+2.2秒の超スロー戦で、L2最速の瞬発力戦。仕掛けはL3だがL5から徐々にペースアップの12.1-12.1-11.8-11.4-11.9と二段階加速で、中山らしい後半トップスピード戦。
本質からはズレていると思うが、ペースが落ち着いた瞬発型トップスピード戦ならオープン戦クラスならば戦える。先行脚質で発揮出来るのは武器になるだろう。
また、20'初富士Sもこの美浦Sと同タイプのレースで0.1秒差の2着と健闘している。
近走は宝塚記念や札幌記念と、距離がちょっと長かったと思うし適正からもズレていたと思う。
やはりデュランダルの血なので、短中距離~中距離が適正になってくると思うので2000mが限界かな。2000mも広いコースの良馬場でトップスピードが活きるような、本質とピッタリ合うようなレースでなければ厳しいと思う。ゆえに小回りポテンシャル戦の札幌記念では崩れたと。
今回は小回りコースでも中山1800mと距離が短くなるのは歓迎だろう。
デュランダルの血を活かしたいところだが、中山1800m戦の中山記念ではそうもいかない。
が、ローエングリン産駒の欧州型サドラーの良いところも出ているので、オープン戦クラスのレベルになれば通用してもおかしくないかなとは思う。
出来ればトップスピードが活きる高速馬場の方が良いと思う。
現状は△候補。