23'関屋記念/各馬考察①エターナルタイム

★基本データ★

★過去データ★

★考察★

まずは現状１番人気が想定されているエターナルタイム。
前走の多摩川Ｓで白星を挙げて３勝クラスを突破。これで１番人気想定となっているわけなので、かなりの混戦ムードが伺える。

23'多摩川Ｓについて

前走の多摩川Ｓだが、１枠１番から好スタートを決めて⑤番手のポジションを取ることに成功。残り100ｍぐらいのところでニシノラブウインクを差し切り、0.2秒差をつけての快勝。
かなりの好スタートと１枠１番がハマりにハマったレースだな、というのが率直な感想。脚質的には先行～好位のポジションがエターナルタイムにとっては理想的だと思うので、前半が忙しくなる距離1400mは本質的に短かったと思う。かなりのロケットスタートでここをクリア出来たというのは大きいし、１枠１番で距離ロスなく回って来れたのも大きいポイント。ゆえに適性距離はもう少し長いところにあるだろうと。
今回のメンバーなら先行～好位のポジションを取ることはそんなに難しくないと思うし、1600mへの距離延長は良いんじゃないかな。

馬場適性と脚質

前走の多摩川Ｓや２勝クラスで好パフォーマンスを引き出しているように、高速馬場～超高速馬場で無酸素運動戦のレースタイプがフィットするタイプなのは間違いない。さらに、いずれもＬ３最速の無酸素運動戦を考えると、仕掛けが遅れるよりも脚を出し切れる展開の方がフィットするタイプで、これを前受する形が理想だろう。
今回はノルカソルカ、セルバーグあたりが逃げ候補で、この直後を誰が取りに行くか…というところ。ロータスランド、ラインベック、コンシリエーレあたりとの先行争いになるんじゃないかなというのが現状の想定。先行策はそこまで難しくなさそうなのは良いポイントだと思うので、あとは並びがどうなっていくか…というところ。
ただし関屋記念は時期的にパンパンの良馬場にはなりづらい。時計の掛かる良馬場～稍重馬場というのが顕著に現れるので、エターナルタイムにとってこれは少し懸念しておきたい。今のところは週末まで天気は良さそうで崩れる心配はなさそうだけどね。
タイプ的には高速馬場で前受したいタイプなので、時計の掛かる良馬場で仕掛けが強くなってしまうと、どうしてもＬ１でポテンシャルが求められてくる。ゆえに先行馬にとっては厳しい展開になりやすい。(※関屋記念はＬ１ポテンシャル力が強めに求められることが少なくない)
この展開はエターナルタイムにとっては嫌なパターン。超高速馬場ならある程度ペースが上がったり、仕掛けが強くなったりしても後半の無酸素運動が削がれにくくなるし、馬場は軽いに越したことはない。

ペース適性

「時計の掛かる馬場になりやすい関屋記念」ということを考えると、ペースは超スローペース戦になってくれた方がエターナルタイプにとっては良いだろう。前走の多摩川Ｓでも無酸素運動戦で良さが出たタイプだし、後半のトップスピードを武器に出来るレース展開の方が合うだろう。脚質的にも前目で受けれるタイプだしね。
例年通り「時計の掛かる馬場」が出現して「ミドルペース」ぐらいまでペースが上がると、エターナルタイムにとっては簡単な競馬にはならないと思う。時計の掛かる馬場が出てきた時は評価を下げる形にしておきたい。

まとめ

左回り専用で使われてきているだけあって「左回り1600m戦」という条件は合うだろうし、「無酸素運動戦」になりやすい関屋記念はフィットするタイプだと思う。
あとは
「高速馬場以上」
「先行脚質」
「脚を出し切れる無酸素運動戦」
この３つがどの程度噛み合いそうか…というところを主軸に印の重さは決めていきたい。
スローペース戦で前目有利な展開かつ、仕掛けが遅くなりすぎずに脚を出し切れる展開が欲しいね。