24'阪神ＪＦ/コートアリシアン

カナリア@競馬

2024年12月3日 11:52

★基本データ★

★考察★

●24'新潟２歳Ｓ（２着：+0.1秒差）

★レースデータ★

馬場は標準(-5)の良馬場
勝ち時計=1.34.2(平均F=11.78)
ペースバランス=「47.7-46.5」+1.2秒（S）
「前2F=23.3秒(-0.1)」：ハイバランス
「前3F=35.0秒(-0.1)」：ハイバランス
「前4F=47.7秒(+0.1)」：スローバランス

★当馬推定データ★

走破時計=1.34.3(平均F=11.79)
ペースバランス=「48.2-46.1」+2.1秒（S）
「前2F=23.8秒(+0.1)」：スローバランス
「前3F=35.5秒(+0.0)」：ミドルバランス
「前4F=48.2秒(+0.3)」：スローバランス

斤量：55.0kg
追切評価は「Ｓ」
ゲート：６枠⑥番

新潟1600m（外）
【ゲート～向正面（1F～3F）】
LAP「12.5-10.8-11.7」(-0.1)
当馬「12.9-10.9-11.7」(-0.0)

【３角～４角（4F～5F）】
LAP「12.7-12.0」(+0.6)
当馬「12.7-12.2」(+0.7)

【直線（6F～8F）】
LAP「11.7-11.1-11.7」(-0.3)
当馬「11.3-10.8-11.8」(-0.5)

【前半要素】
出遅れスタート。
「基礎スピード力」に関しては、名目・当馬いずれも一致で「スロー型」が求められている。ゆえに出遅れスタートは結構痛い。

【中盤要素】
４Ｆ～５Ｆ地点で大きめの中弛みが生じている。

【後半要素】
「仕掛け」に関しては、名目・当馬いずれも一致で「ストレート：Ｌ３型」。
「トップスピード質」はL1最速=10.8。「超高」レベルのラップを含んでいる。
「トップスピード持続力」は「２Ｆ型」と「中」レベル水準。
「底力」は「Ｌ１型(+0.28)」が求められている。

【総評】
「基礎スピード力」が求められ、中弛みから「ストレート型」の「無酸素運動戦」ということで、「ギアチェンジ性能」が求められている。
「ストレート：Ｌ３型」で「底力：Ｌ１型」なので、時計の掛かる「東京・新潟外回り」コースにフィットしやすいレースタイプである。
「無酸素運動戦」ではあるが、京都マイルとは毛色が違うので、参考レースにはなりづらい。
追切評価は「Ｓ」なので、状態面は頭打ちと考えておきたい。

●24'新馬（１着：-0.8秒差）

★レースデータ★

馬場は標準(-17)の良馬場
勝ち時計=1.35.1(平均F=11.89)
ペースバランス=「49.4-45.7」+3.7秒（S）
「前2F=25.0秒(+0.6)」：スローバランス
「前3F=37.4秒(+0.6)」：スローバランス
「前4F=49.4秒(+0.5)」：スローバランス

★当馬推定データ★

走破時計=1.35.1(平均F=11.89)
ペースバランス=「49.9-45.2」+4.7秒（S）
「前2F=25.5秒(+0.9)」：スローバランス
「前3F=37.9秒(+0.7)」：スローバランス
「前4F=49.9秒(+0.6)」：スローバランス

斤量：55.0kg
追切評価は「－」
ゲート：８枠⑧番

東京1600m
【ゲート～向正面（1F～3F）】
LAP「12.9-12.1-12.4」(+0.6)
当馬「13.6-11.9-12.4」(+0.7)

【３角～４角（4F～5F）】
LAP「12.0-11.9」(+0.1)
当馬「12.0-11.9」(+0.1)

【直線（6F～8F）】
LAP「11.5-10.9-11.4」(-0.6)
当馬「11.2-10.7-11.4」(-0.8)

【前半要素】
出遅れスタート。
「基礎スピード力」に関しては、名目・当馬いずれも求められていない。

【中盤要素】
４Ｆ～５Ｆ地点はタイトなスローバランス。

【後半要素】
「仕掛け」に関しては、名目・当馬いずれも一致で「ストレート：Ｌ３型」。
「トップスピード質」はL1最速=10.7。「超高」レベルのラップを含んでいる。
「トップスピード持続力」は「３Ｆ型」と「高」レベル水準。
「底力」は「Ｌ１型(+0.10)」が求められている。

【総評】
「出遅れ性能」を持っているため、スタートに難がある。
「基礎スピード力」は求められず３角４角でもペースが上がらない「ストレート：Ｌ３型」で「トップスピード持続力：３Ｆ型」というレースタイプ。ゆえに完全に直線勝負の「ギアチェンジ性能」が求められた。まさに高速馬場の「東京・新潟外回り」コースにフィットしやすいレースタイプである。
「無酸素運動戦」ではあるが、京都マイルとは毛色が違うので、参考レースにはなりづらい。
またこのレースタイプであれば、Ｌ１はもう少し速いラップでまとめてほしかった。馬場も明確な高速馬場で完全な直線勝負のレースタイプ。最速地点もＬ２と早くない。-0.8秒差という字面にインパクトはあるのだが、L1=11.4秒というのはラップ的に少しインパクト不足。まぁ早めに抜け出して突き抜けたことでラップが落ちたというファクターはあると思うので、これをどれだけ考慮するかだね。

★展望★

まず「出遅れ性能」があるので明確に「縦ポジ」は取れないタイプだと思った方が良いだろう。「好位～中団」の脚質で戦ってきているが、今回のメンバーでは「後方」脚質に落ちる可能性は十分考えられる。
レースタイプでいえば「ストレート：Ｌ３型」の「無酸素運動戦」で戦えているので、阪神コースの阪神ＪＦであればそれなりに狙いやすいタイプだったと思う。しかし今年は京都コース開催を考えると狙いづらくなった。コーナーで速いラップを刻む「ロングスプリント型」のレースタイプや、L2-L1で「トップスピード質：高」が求められるレースタイプで良さが出ている馬を基本的には狙っていきたいからね。特に脚質が後ろになるほどL2-L1でのトップスピード性能は高く求められるので。
「Ｌ３型」のレースタイプも「コーナー：Ｌ３型」というレースタイプで好走している馬を狙いたいし、コートアリシアンをここで強く狙っていくのはちょっと違うかな、と思っている。
現状は△の仮印をつけておく。