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23'マーメイドS/各馬考察①ビッグリボン
★基本データ★
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★過去データ★
![](https://assets.st-note.com/img/1686568272886-R3igKgXvbB.png?width=1200)
★展望★
前走の福島牝馬Sはハナ差を差し切れず、涙を呑んだビッグリボン。
ステラリアやクリノプレミアムと差の無い競馬をしていることから、牝馬重賞路線では十分通用して良いレベルではある。
まずはこの福島牝馬Sがどのようなレースだったかを考察していく。
ペースバランスは+2.6秒の超スローペース戦。良馬場ではあったものの、スタミナが求められるタフな馬場設定だった。トップスピードの質は求められず、やや有酸素運動戦寄りのレースタイプになった一戦。
ビッグリボン自身は、ロングスプリント~ロンスパ型の有酸素運動の間ぐらいの能力を求められた形といって良いだろう。
ビッグリボンは⑪番手の中団後方あたりのポジショニング。3角~4角もコースロス上等で外々を回す展開となっている。ここのペースも緩まずに割と速いスピードが求められているので、かなり強い競馬をしていると見るべきだと思う。
ルーラーシップ産駒ということもあって、スタミナが求められるタフ馬場が味方した可能性は大きいのかもしれない。
インパクトの強かった渥美特別も、やや時計の掛かる良馬場でロングスプリント~ロンスパ型の有酸素運動の間ぐらいの能力を求められた形で弾けているし、時計の掛かるスローロンスパ戦がビッグリボンの得意分野だろう。
逆に2走前の関門橋Sはちょっとインパクトが薄い。
やや時計の掛かる良馬場で-4.7秒の超超超ハイペース戦。ただこれはレッドベルオーブが大逃げをして出来上がったペースバランスなので補正して見なければいけない。
⑦番手のビッグリボンの位置で前3F=36.2秒ということを考えると、基礎スピードはそれなりに求められたといって良いだろう。
前走の福島牝馬Sや、サンタクロースH、渥美特別を比較してみると、やはりペースは上がらない方が良いタイプだと思う。さらにトップスピード面を求められない中で良さが出ているタイプということを考えると、タフ馬場の方が適性的にマッチしていると見るべきだろう。このあたりを見てもルーラーシップ産駒っぽい感じがするね。
①スローペース戦
②ロングスプリント~スローロンスパ型の有酸素運動戦
この2つのポイントがマッチすれば好走する確率はかなり高いと思う。
今回は逃げ先行馬が結構多いので、ペースバランスはビッグリボンにとって鍵になってくるんじゃないかな。あくまでスロー型の有酸素運動戦で良さが出ているタイプなので、基礎スピード型の有酸素運動戦で良さが出るとは限らないし、関門橋Sを見る限りでは不安要素の方が大きい。
阪神内回りは3角あたりからスピードが分散しやすいコースではあるので、無酸素運動特化型の競馬になりづらいのは良いポイントだと思う。時計の掛かる良馬場で3角からしっかりとスピードが分散すればマッチする可能性はあると思う。やはり前半の流れが鍵になりそう。