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24'毎日杯/ルシフェル
★基本データ★
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★過去LAPデータ★
![](https://assets.st-note.com/img/1711102485798-6kPW0LRnrF.png?width=1200)
★過去レース考察★
●23'阪神JF(6着:+0.8秒差)
![](https://assets.st-note.com/img/1711102426432-j1mUd8xDEW.png?width=1200)
まずは前走の阪神JFの振り返り。
馬場は明確に高速の良馬場。
ペースバランスは+0.2秒のミドルペース戦。
レースタイプは「高速タイプの基礎スピード型」「無酸素運動戦」。
「前3F=34.4秒」序盤は稍ハイバランス。
「前4F=46.4秒」前半はミドルバランス。
LAP「12.4-10.7-11.3-12.0-11.8-11.3-11.4-11.7」
スタートは内③番からキャットファイトが好スタートを決め、メイショウサチダケが好スタートを決め、それを制するように外から⑨番テリオスルルと⑫番シカゴスティングがハナを主張しながら内へ切り込んでいく。
好スタートを決めたキャットファイトをかわすために、外からシカゴスティングがハナを主張していく形になったため、序盤のペースが稍ハイバランスになっている。
3角地点の4F地点で「12.0」と大きく緩んでいるので、ギアの上げ下げによる器用さが求められるレースとなった。
後半は「11.8-11.3-11.4-11.7」と大きく緩んだところからのロングスプリント戦。
4F地点で大きく緩んでしまったレースなので、序盤のハイペースの流れにまともに乗ってしまった馬にとっては難しい競馬になってしまったなという感じ。ギアの上げ下げに関する器用さを高いレベルで持ち合わせていないと崩れるような展開に。
結果から見ても「内目・中団差し」がハマりやすい展開になったレース。
ルシフェルは大外⑯番枠から出遅れた。流れた中で促しながら取り付く形になってしまったし、序盤の入りとしてはロスの大きい競馬に。
大きく緩んだ4F地点でも中団後方で包まれてしまったため、ポジションを押し上げられなかったし、ロングスプリント戦を後ろから外を回す形でノーチャンスという競馬。「大外枠・出遅れ」のコンボが相当厳しかったね。
そんな展開でも直線は進路を内に切ってからはしっかり伸びてきた。しかしラスト1Fで進路が塞がりブレーキをかけて外に切り替え。結果は0.8秒差6着と完敗だったが、序盤・中盤・終盤いずれもスムーズな競馬が出来ていない中ではよく戦えたと思う。
ルシフェルは3角を⑬番手追走で「35.6-34.1」の後傾バランス。
「高速馬場タイプの基礎スピード」が高く求められた一戦での「ロングスプリント戦」。個人的には度外視しても良いレースだと思うが、1600m戦で「高速馬場タイプの基礎スピード」が求められるレースタイプは、ルシフェルにとってはちょっと忙しい競馬なのかな、という感じ。
追切評価は「B-」。ラストに促されるも変化が乏しい内容で、チップでは動く馬だけにちょっと物足りなさを感じる。もう一段階上げて来れる力はあるはず。
★展望★
前走の阪神JFでは運の無さもあり、終始スムーズな競馬が出来なかった。
「高速馬場タイプの基礎スピード戦」が求められる1600m戦は少し忙しいタイプに見える中、今回は「タフ馬場タイプ」に切り替わり「距離延長」。これがルシフェルにとって良い方向に流れるかどうか。
◆コース適性
阪神1800m「0-0-0-0」
阪神「0-0-0-1」
1800m「1-1-0-0」
左回り「0-0-0-0」
右回り「2-1-0-1」
距離1800mに伸びるのはプラスファクターと見ている。
阪神JFを見る限りは、1600mは忙しい感じがするからね。1800m~2000mのスローペース戦で好走していたことも考えると余計にね。
阪神JFは度外視して良いと思うので、阪神コースに関してはまだまだ見限れない。
◆馬場適性
◇水分の含んだ渋った馬場
稍「1-0-0-0」
重「0-0-0-0」
不「0-0-0-0」
小倉の未勝利戦を時計の掛かる稍重馬場で圧勝しているので、渋った馬場はそれなりに問題はないだろうと思う。対戦相手が未だ勝ち上がっていないのでレースレベルが高かったとは言えないが、-0.7秒差をつけての快勝だしこれだけ突き抜けられれば…といったところ。
+4.8秒の超スローペース戦ではあったが、レースタイプとしても明確な「有酸素運動戦」で長距離色強いレース。
個人的には馬場が渋るのはプラスファクターだと思う。
◇時計の掛かる良馬場
新馬戦が時計の掛かる良馬場。明確な「有酸素運動戦」で+0.3秒差の2着をどう評価するかだが、1着は朝日杯FSを2着した「エコロヴァルツ」なのでレースレベル的にはそれなりに高かったと見て良いだろう。3着馬の「ローンウルフ」には+0.6秒差を離しているわけだし、時計の掛かる良馬場も対応は可能なはず。
GⅠで一線級となった時に勝ち切れるかというレベルまでは懐疑的だが、重賞級レベルならば問題なく走り切れるタイプのはず。
◇高速寄りの良馬場
土曜日は終始雨が降りそうな天気予報ということで、ここは割愛。
◆ポジショニング
ポジショニングは「中団後方」タイプだが、今回は10頭立ての小頭数だし、明確に速い先行馬も少ないレース。縦のポジショニングが後ろ過ぎて…という展開にはなりづらいのはプラスファクターだと思う。
◆馬券
コース適性は未知数だが、レースタイプ適性や馬場適性はフィットする感じがするし、前走の阪神JFで人気を落としてくれるならば妙味も出てくる。軸馬候補としても全然ありだな、と個人的には思っている。
今回の追切評価に関しては「A」。走りに余裕があったし、終いの時計も良い。前走の阪神JFよりも上積みがありそうだし今回は楽しみ。