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22'新潟記念/各馬考察⑤イクスプロージョン

★基本データ+血統★

★注目レースのラップとバイアス★


★馬場・コース適性★

2勝クラスの熊野特別を境に力をつけてきたイクスプロージョン。
中京コースや新潟コースといった左回りのスパイラルカーブコースで良さを見せているのは非常に良い材料だなと思う。
2走前の3勝クラス戦である高山Sは斤量57.0kgを背負いながら-0.3秒差をつけての快勝。距離2000mはベストなんじゃないかなと思っている。

上級クラスでは高速馬場適性を見せているが、熊野特別では含水率が高めの稍重馬場で勝ち切っているし、オルフェーヴル×シンボリクリスエスということで時計の掛かる馬場を苦にしないタイプの可能性は十分あると思う。
上級クラスでは時計の掛かる馬場や含水率の高い馬場での経験はなく未知数といえば未知数だが、楽しみな面の方が大きいタイプ。

★脚質★

好位~中団での競馬を主軸としており、差し競馬を得意としている。
開催が進んで外伸びが顕著な新潟競馬場なので、トラックバイアスを上手く利用出来るかどうかがポイントになるだろう。
後半バイアスを見るとハイバランス(赤)のものが多く、瞬発力を活かした好位差しが出来るのは武器になると思う。
気になるのは33秒台のキレ味が求められていないというところかな。究極的な瞬発力やキレ味が求められると、脆さが出てしまうかもしれない気はしている。
新潟記念は時計の掛かる馬場になりやすく、今年もおそらく例に漏れないと思う。天気予報を見ると今年は含水率が高めの馬場が出てくる可能性も十分ありえるだろう。そうなればトップスピードの質が削がれてくるだろうし、極端なスローペース戦にならなければ上3Fの時計も掛かってくると思う。
イクスプロージョンにとっては、こういう条件の方が合う気はする。
あとは道悪になってどうか…というところはあるが、血統がオルフェーヴル×シンボリクリスエスなので問題ないようには感じるけどね。

★総合評価★

現在3番人気のイクスプロージョン。
重賞は初挑戦なので実績的には少し気になるところではあるが、3勝クラスを57.0kgを背負って-0.3秒差で勝ち切っていることを考えると通用する可能性は十分あるだろう。
鞍上は三浦皇成騎手になりそうなのかな。そんな情報が出回っている。
イクスプロージョンは好位~中団差しの競馬を主軸としているが、個人的には中団よりも前の競馬をしてほしい。キレる脚を武器にしている馬ではないので縦のポジショニングでしっかりとアドバンテージを取ってほしい。三浦騎手は超消極的なポジショニングをすることがあるので、ここが結構リスキーだなと思っている。かなり時計の掛かる馬場や道悪のような馬場が出てくれば、縦のポジショニングに関するリスクは軽減する感じがするけどね。
最後の直線が長い新潟外回りコースで、外伸びのトラックバイアスを活かせるような形になれば強く狙っても良いタイプの馬だとは思う。
少し気になるのは、今年の新潟記念は先行馬がほとんどいないので、異次元の超スローペース戦もある。そうなればいくら時計の掛かる馬場とはいえ、良馬場で収まってしまうと33秒台のキレ味が必要になってくる可能性もあるだろう。そうなるとポジショニングや仕掛けの意識が甘い騎手が、キレ味を武器にしていない馬に乗っている場合は少し不安要素となってくる感じはするね。
最近の三浦皇成騎手は新潟の重賞で活躍しているのは好ポイント。ウインカーネリアンでしっかりと勝ち切ったり、先週もウインオーディンを2着に持ってきているので調子は良いだろう。今回もチャンスのある馬だと思うので期待したいところではある。