【21'阪急杯 各馬考察②ダノンファンタジー/牝5/55.0kg/川田将雅】

★適正タイプ
　父:ディープインパクト(日本型ディープ系)※主張タイプ
母父:Not For Sale(米国型グレイソヴリン系)

　主流馬場(良馬場):◎
非主流馬場(良以外):

　短距離:
短中距離:◎
　中距離:〇
中長距離:
　長距離:

坂有:◎
平坦:◎

大回り:〇
小回り:◎

　根幹距離:〇
非根幹距離:◎

★度数
・阪神芝1400m(1-0-0-0)
・芝1400m(2-0-0-0)
・阪神芝(5-0-0-2)
・騎手 川田将雅(4-1-0-6)

★レースタイプ評価

①20'阪神C(阪神芝1400内(B)良)1着(-0.3)
時計指数 100(B)/非時計指数 131(A)
スプリントタイプ戦(流れ6F/仕掛L0/最速L0)/減速度L1(B)/脚質:先行(3-4)
【LAP】1.19.7(-0.3/ミドル)
12.1-10.8-11.1-11.4-11.3-11.4-11.6

②18'阪神JF(阪神芝1600外(A)良)1着(-0.1)
時計指数 96(D+)/非時計指数 141(S)
後半トップスピード戦(流れ2F/仕掛L3/最速L3)/減速度L2(B+)/脚質:追込(15-16)
【LAP】1.34.1(-0.1/ミドル)
12.2-10.7-11.9-12.2-12.1-11.0-11.8-12.2

③19'ローズS(阪神芝1800外(A)良)1着(-0.0)
時計指数 96(D+)/非時計指数 126(B)
総合トップスピード戦(流れ3F/仕掛L3/最速L2)/減速度L1(B)/脚質:差し(7-5)
【LAP】1.44.4(+2.0/超スロー)レコード決着
12.8-11.2-11.4-11.7-12.2-11.7-11.0-10.5-11.9

★21'阪急杯について

ディープインパクト産駒の、母父はNot For Saleということで、阪神1400mは結構合いそうな血統をしている。ディープインパクト産駒は日本の主流血統なのだが、阪神1400mは結構走って来るし、スプリントタイプ戦になると米国型であるNot For Saleの血も活きてくる。ゴリ押しというかなだれこみというか、そういったスピード的なパワーが米国型の血で発揮されやすい。人気馬3頭の中では一番選びやすい血統である。

ベストバウトは前走の阪神Cで良いと思う。やはり高速型スプリントタイプのパワーが要された時が、この馬にとって一番走るんじゃないかなと。異次元の高速馬場に対応出来るのも、この時期の阪神コースではかなり強みになってくる。

18'阪神JFは緩みが割とタイトなトップスピード戦で、-0.1秒のミドルペース戦と基礎スピードもしっかり問われている。このレースはどちらかと言えば、脚を溜めて末脚勝負といった形の日本主流レース。悪くはなかったと思うけど、こういうレースを後ろから走るよりは、高速馬場を先行してなだれこむレースの方がタイプ的には合っていると思うね。

19'ローズSなんかも阪神Cよりは阪神JF寄りのレースで、トップスピード持続力戦。ペースも+2.0秒の超スローペース戦と後半要素の強いレースになっている。

崩れたのが桜花賞なのだが、このレースはペースが+2.7秒の超スローペース戦となっており、トップスピード持続力特化戦のレース。L1も落とし切っていないので、超スロー戦になるほど脆いタイプだと思う。時計が遅かったレースではないしね。むしろ良い時計が出ている方だ。

本質的には高速型の基礎スピードが明確に問われた方が良いタイプで、スプリントタイプ戦が合うと。やはり高速馬場の阪神1400m戦は実績からも適正からも血統からも推せる一頭。
ペースが落ち着くほど狙いづらくなる馬だが、阪急杯はその心配が割と少ないのも良いね。
レシステンシアがどういったペースを作るかが鍵になってくるが、前走の件もあるので明確にペースを落としてくるパターンはあまり考えなくても良いんじゃないかな。ある程度落ち着いてしまうことはあると思うが、それぐらいなら適正範囲内になると思うしね。

あとは明日の雨がどのぐらい降るのかだね。ダノンファンタジーにとってはこれが一番怖いだろう。
高速馬場ならほぼ◎になると思うが、タフ馬場になった時は再考が必要になるかな。