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22'ローズS/各馬考察③パーソナルハイ

★基本データ+血統★

★注目レースのラップとバイアス★

22'フローラSは時計の少し掛かる良馬場。
ペースバランスは+0.0秒のミドルペース戦。
前半3Fは-0.1のミドルバランスで逃げ(1番手)の競馬。
後半3Fは-0.4のハイバランスで上3Fは34.9秒。
内からハナを取り切りペースをコントーロールするも、外から掛かったシンシアウィッシュに絡まれて前半のペースが上がってしまうアクシデント。5F地点から7F地点まで大きな中弛みを作るものの、後続が決定的に詰めてこなったのはラッキーだったと思う。エリカヴィータには捕まったが2着と粘り切った。
ギアの上げ下げが出来る機動力を持っているので、前半で単騎逃げが出来るようなメンバーだと常に警戒が必要なタイプだと思う。特に直線の短いコースでは武器になると思う。

22'桜花賞は時計の良の高速馬場。
ペースバランスは+0.7秒の稍スローペース戦。
前半3Fは+0.5のスローバランスで好位(8番手)の競馬。
後半3Fは-0.3のハイバランスで上3Fは33.8秒。
逃げて良さを出すタイプのパーソナルハイだったが、桜花賞では控えた競馬。6着ではあったが直線はピンハイに弾かれたような不利がありながらも着差は0.2秒差。悪くない内容の競馬だと思う。
レースの内容的には好位~中団で脚を溜めながら、長い直線で高質なトップスピードを如何に持続させられるかというレース内容。

★馬場・コース適性★

ディープインパクトに、CityZipやTiznowといったスピード血統を母系に詰め込んだ血統。基本的には高速馬場などの良馬場が合うタイプと見て良いだろう。
タフになりきった良馬場や、含水率の高い馬場への適性は少し不安があるタイプに見える。

★脚質★

逃げて良さの出るタイプと見ておきたい。
桜花賞ではマイルのスピードについていけず好位~中団での競馬となってしまったが、結果的にはそんなに悪くない競馬だった。
2000m戦だと逃げて自分のペースにコントロールしたいところだと思うが、今回は逃げを狙いそうな馬が何頭もいるので、先行~好位の競馬になるのでは…というイメージでいる。個人的にはヒヅルジョウとブルトンクールがハナ争い候補で、ペースもミドルペースに近い形で刻んでくるんじゃないかなと想定している。
逃げでしか良さが出ないタイプだと厳しい感じはしていたが、桜花賞のような競馬が出来るなら不安は小さくなる。

★総合評価★

桜花賞のパフォーマンスを考えるとここは楽しみだなという感じがする。
やはりパーソナルハイにとって1600mは忙しいと思うし縦のポジションもなかなか取れないだろう。2000m戦ならば1600m戦よりも序盤はゆったり入れるので縦のポジションも取りに行きやすいし、桜花賞のように脚を溜める競馬が出来れば逃げにこだわる必要もない。レースメイクの幅は広がるのはプラスだと思う。
ヒヅルジョウとブルトンクールがどの程度ペースを引き上げてくるのかがポイントになりそうだとは思っている。これを見ながらパーソナルハイがどの枠からどの位置を取りに行くのかも重要になってくるだろう。枠順が出るまでは非常に読みにくい。
2000m戦に対しての基礎スピードも持っているし、ギアの上げ下げが出来る機動力も持っているし、スローで控える競馬ならトップスピードの持続力も一定の目途を立てている。
枠の並びや馬場、ペースバランス次第なところはあるが、ここでも十分通用するタイプの一頭なんじゃないかな。

◎に抜擢する可能性もあるが、決めつけずに最後まで悩みたい。
それでも印は必ずつけたいかな。現時点で消す可能性は非常に低い。