24'阪神ＪＦ/ショウナンザナドゥ

カナリア@競馬

2024年12月4日 15:31

★基本データ★

★考察★

●24'アルテミスＳ（３着：+0.2秒差）

★レースデータ★

馬場は超高速(-21)の良馬場
勝ち時計=1.33.8(平均F=11.73)
ペースバランス=「47.7-46.1」+1.6秒（S）
「前2F=23.3秒(-0.1)」：ミドルバランス
「前3F=35.1秒(-0.0)」：ミドルバランス
「前4F=47.7秒(+0.2)」：スローバランス

★当馬推定データ★

走破時計=1.34.0(平均F=11.75)
ペースバランス=「48.3-45.7」+2.6秒（S）
「前2F=23.9秒(+0.2)」：ミドルバランス
「前3F=35.8秒(+0.2)」：ミドルバランス
「前4F=48.3秒(+0.3)」：スローバランス

斤量：55.0kg
追切評価は「Ａ」
ゲート：７枠⑧番

東京1600m
【ゲート～向正面（1F～3F）】
LAP「12.2-11.1-11.8」(-0.0)
当馬「12.9-11.0-11.9」(+0.2)

【３角～４角（4F～5F）】
LAP「12.6-12.5」(+0.8)
当馬「12.5-12.5」(+0.8)

【直線（6F～8F）】
LAP「11.5-11.1-11.0」(-0.5)
当馬「11.4-10.7-11.1」(-0.7)

【前半要素】
「名目：基礎スピード力」は「スロー型」。
「当馬：基礎スピード力」は求められていない。

【中盤要素】
４Ｆ～５Ｆ地点で大きめの中弛みが生じている。

【後半要素】
「仕掛け」に関しては、名目・当馬いずれも一致で「ストレート：Ｌ３型」。
「トップスピード質」はL1最速=10.7。「超高」レベルのラップを含んでいる。
「トップスピード持続力」は「３Ｆ型」と「高」レベル水準。
「底力」は求められていない。

【総評】
「基礎スピード力」は求められず、中弛みから「ストレート型」の「無酸素運動戦」。後半特化型の競馬で「ギアチェンジ性能」が求められている。
Ｌ３地点でペースが上がり切っておらず、Ｌ１最速戦で脚を余している形ゆえに「ストレート：Ｌ３型」のレースタイプの中でも「ストレート：Ｌ２型」に近いタイプ。外から動けているのでＬ３あたりの仕掛けはもう少し強気にいっても良かったレベル。
今回の阪神ＪＦは「基礎スピード力」も強めに求められてくる可能性がそこそこ高いだろうし、「基礎スピード力」が求められた中で「トップスピード性能」を削がずに戦えるかどうか、というのもポイントになってくる。
レースタイプとしては「京都コース」でも展開によっては戦えそうだなと感じるところはあるが、このアルテミスＳだけで考えると、ブラウンラチェット比較で優位に立つほどではないかな。
追切評価は「Ａ」なので、状態面でさらに上げて来れるかどうか。

●24'未勝利（１着：-0.8秒差）

★レースデータ★

馬場は超高速(-24)の良馬場
勝ち時計=1.33.5(平均F=11.69)
ペースバランス=「46.6-46.9」-0.3秒（M）
「前2F=23.5秒(+0.1)」：ミドルバランス
「前3F=34.8秒(-0.1)」：ミドルバランス
「前4F=46.6秒(-0.0)」：ミドルバランス

★当馬推定データ★

走破時計=1.33.5(平均F=11.69)
ペースバランス=「46.7-46.8」-0.1秒（M）
「前2F=23.5秒(+0.0)」：ミドルバランス
「前3F=35.0秒(-0.0)」：ミドルバランス
「前4F=46.7秒(-0.0)」：ミドルバランス

斤量：55.0kg
追切評価は「－」
ゲート：４枠④番

京都1600m（内）
【ゲート～向正面（1F～3F）】
LAP「12.5-11.0-11.3」(-0.1)
当馬「12.5-11.0-11.5」(-0.0)

【３角～４角（4F～6F）】
LAP「11.8-11.7-11.9」(+0.1)
当馬「11.7-11.7-11.8」(+0.0)

【直線（7F～8F）】
LAP「11.4-11.9」(-0.0)
当馬「11.4-11.9」(-0.0)

【前半要素】
「基礎スピード力」に関しては、名目・当馬いずれも一致で「ミドル型」が求められている。

【中盤要素】
道中の流れはタイトなスローバランス。

【後半要素】
「仕掛け」に関しては、名目・当馬いずれも一致で「ストレート：Ｌ２型」。
「トップスピード質」は「L2最速=11.4秒」の「低」水準。
「トップスピード持続力」は「１Ｆ型」の「低」水準。
「底力」は「Ｌ１型(+0.20)」が求められている。

【総評】
「超高速馬場」ではあるのだが、「基礎スピード力」は「ミドル型」で結構強めに求められているし、道中の流れもタイトなので「トップスピード性能」が削がれたレースタイプになっている。「底力」も求められているし、かなり基礎スピード色が強めのレースだったと言える。
今回の阪神ＪＦは「基礎スピード力」が強めに求められる可能性がそこそこ高いので、基礎スピード色が強めのレースで一気に弾けたのは好ポイントとして捉えておきたい。
仕掛けとしても「ストレート：Ｌ２型」+「底力：Ｌ１型」なので、基礎スピードが求められた時の京都コースらしいレースタイプになっている。
ただし割と極端なレースタイプではあるので、今回の阪神ＪＦに繋がるかどうかだろう。個人的にはあまり鵜呑みにするのは良くないかな、と感じてはいるものの、逃げ先行馬が結構揃っている感じもするので悩ましいところではある。

★展望★

アルテミスＳや未勝利戦を単体で見た時には、足りない要素があるように見えるが、複合的に見た時には今回の阪神ＪＦで求められるであろうポイントはしっかり見せてきているので軽視は禁物かなと。
「基礎スピード力」、「ストレート：Ｌ２型」のレースタイプ、L2-L1でのトップスピード性能、あたりは魅力に映るのでね。
脚質的には今回のメンバーでも「ハイ～ハイミドル」のポジションを取れる脚は持っていると思うので「縦ポジ」に関して不安も小さいタイプ。

あとはどこまで印を強くするかだが、本命・対抗クラスとしてはちょっと狙いづらい感じはしている。というのも、ブラウンラチェット同様、「コーナー型」の「無酸素運動戦」で、コーナー地点で速いラップが求められた時の不安要素は拭いきれない。現状はブラウンラチェットを上位に取るべきだと思っているので、本命ブラウンラチェット、対抗ショウナンザナドゥという２頭を軸馬候補にするのはバランスが悪い。ゆえに現状では▲が一番フィットする。追切評価次第では△まで落とすことも考えている。