24'北九州記念/ジャスパークローネ

2024年6月26日 03:31

★基本データ★

★考察★

●23'北九州記念（１着：-0.1秒差）

馬場は標準の良馬場。
ペースバランスは-1.5秒のハイペース戦。
「前2F=22.0秒(-0.2)」：ハイバランス。
「前3F=32.9秒(-0.3)」：ハイバランス。
ジャスパークローネ（前3F-後3F)
「32.9-34.4(-0.3[H]/+0.3[S])」
追切評価は「Ａ」。

小倉1200m

【ゲート～向正面（1F～2F）】
LAP「11.6-10.4」
ジャスパークローネは⑮番枠から好スタート。
立ち上がりは「逃げ・外→内」のポジション。

【３角～４角（3F～4F）】
LAP「10.9-11.2」
コーナーで速度を落とさずシンプルなスプリント型の「５Ｆコーナー型のハイトップスピード型：無酸素運動戦」。

【直線（5F～6F）】
LAP「11.3-11.9」
２着のママコチャにはL1で強襲されるものの凌ぎ切った形。
３着のストーンリッジ相手には決定的に詰めさせなかった。
シンプルなスプリント型の競馬に加え、標準馬場+ハイペース戦ということもあり、直線前半は「ミドルトップスピード型の無酸素運動戦」に落ち着いているし、L1も平坦コースではあるが消耗度は大きめとなっている。

●「一定型ハイペース戦」
●「５Ｆコーナー型」
●「ＭＴＳ型：無酸素運動戦」

昨年は８月２０日に行われたため、2ヵ月程度の開催のズレが生じているが同舞台同レース。
標準の良馬場であれば似たようなレースになる可能性は十分あるだろう。
ただ、馬場がもう少しタフ側にシフトする可能性もあるし、よりハイペースなレースになる可能性もあるので、直線が完全な有酸素運動戦になる可能性もあるので注意したいところ。
昨年よりも斤量が+1.5kgと重くなるのでこのあたりも懸念材料になってくるし、海外遠征明け初戦のため追切や当日の気配は十分に気を付けたい。
昨年の北九州記念は追切評価「Ａ」ということが勝因の一つになっているはずなので、昨年以上のパフォーマンスを引き出すのは結構難しいだろうという見立て。

●23'スプリンターズＳ（４着：+0.4秒差）

馬場は標準の良馬場。
ペースバランスは-1.4秒のハイペース戦。
「前2F=22.1秒(-0.3)」：ハイバランス。
「前3F=33.3秒(-0.2)」：ハイバランス。
ジャスパークローネ（前3F-後3F)
「33.0-35.1(-0.3[H]/+0.4[S])」
追切評価は「Ｓ」。

【中山1200m（外）
【ゲート～向正面（1F）】
LAP「11.7」
ジャスパークローネは⑬番枠からまずまずのスタート。
立ち上がりは「逃げ・外→内」のポジション。

【３角～４角（2F～4F）】
LAP「10.4-11.2-11.2」
コーナーで速度を落とさずシンプルなスプリント型の「５Ｆコーナー型のハイトップスピード型：無酸素運動戦」。

【直線（5F～6F）】
LAP「11.2-12.3」
結果としては４着だったわけだが、L1で上位３頭にまとめて交わされる形。
コーナーに引き続き、直線前半も「ハイトップスピード型の無酸素運動戦」を持続させている。
標準馬場+ハイペース戦+急坂ということもあり、Ｌ１は消耗度が大きくなった。

●「一定型ハイペース戦」
●「５Ｆコーナー型」
●「ＨＴＳ型：無酸素運動戦」

ジャスパークローネ自身も直線前半はハイトップスピード型の無酸素運動戦をやっているわけだが「上3F=35.1秒」ということを考えると、L1で明確に脚が上がってしまったということになる。
シンプルなスプリント型のレースだし、標準馬場+ハイペース戦に加えて、L1に急坂があるコースなので、ちょっとしんどいレースになってしまったと。
それでも+0.4秒差の４着と踏ん張ったわけなので能力は一線級と見て良いだろう。シンプルなスプリント型のレースならば、L1が平坦コースだったり、高速馬場だったり、L1で失速してしまう条件が一つ減った方が良いタイプだと思う。

★展望★

タフ馬場+ハイペース戦になる可能性が高いと思うので、どうしてもL1での底力が強く求められてくると思う。L1が平坦コースではあるが「タフ馬場」にシフトしきってしまうと、L1で脚が上がる可能性は結構あるんじゃないかなと想定している。
特に渋った馬場だとジャスパークローネは苦労すると見ているので、「タフの重馬場」まで渋り「直線が明確な有酸素運動戦」になるなら強くは狙えないと思っている。
出来れば「標準の良馬場」で収まってほしいところ。イメージとしては昨年の北九州記念のように「直線前半がミドルトップスピード型の無酸素運動戦」ぐらいにフィットして、上3Fを34秒台前半で逃げられる形が望ましい。今年は雨の影響でそれが叶いそうにないので現状の評価は低めにしておく。58.5kgのトップハンデかつ人気も背負うだろうし妙味もないからね。