ワールドトリガー246話、247話、ヒュースから若村麓郎へのエールじゃん。

ワールドトリガー246話、247話ネタバレ感想。

私は若村麓郎側の人間なので(?)麓郎がボコボコに殴られて足元から根底から崩れていく様は自分を見ているようでめちゃくちゃ心臓に悪かったけどこれはワールドトリガーなのでひどいことを言って罵って終わるなんてことはないという確信があったのでちょっと心臓痛くなるだけで済んだ。

「自分の立ち位置を見誤っていることに自覚的じゃない」、「それは壁ではなく『崖』」、「期限を決めずに取り組むことは足踏みでしかない」。

永遠とクリティカルヒットくらって瀕死。
段階的に進まなかったのは誰のせいでもないし、しいていうならヨーコちゃんが強すぎたからっていうのが逆になんかいたたまれない。

目標が高すぎるとか、自己の評価を見誤っているとか、お前はまだ壁にぶつかってすらいないとか、マジでずっと容赦ないし、でも全部事実でまともな反論もできない若村麓郎。

三雲修にだったらなれるはずだ、というのもリアル。自分より潜在的な能力が低い(トリオン)、経験も少ない(隊員になってからの年月)、三雲になんでなれないんだ、環境の違いか、となるのがもう苦しい。

香取隊を抜ければ成長できるだろう、というのもそうだろうけどヨーコちゃんは香取隊が好きだしロクローとも一緒のチームでやっていきたいんだろうな、ロクローが抜ける可能性なんてこれっぽっちも考えてないんだろうな、ってのが分かるのがワールドトリガーのすごいところなんですよ。

話を戻すが、
2話掲載で若村麓郎をボコボコにする回が続いたわけだけど、最終的にはヒュースから麓郎へのエールに他ならなかった。

「おまえにはできる」
「おまえは元々できなかったことが訓練次第でできるようになる」
「『できるようになった』という無数の『事実』を忘れるな」

全部麓郎へのエールだもん(ヒュースにそんな気はない気もするが)。

ずっと無自覚でいたかった事実を容赦なく突き付けたあとに、「おまえ『には』できる」っていうのはすごい響くよ。
最終ページで半崎くんが心配してるけど、全然大丈夫だと思ってる。自分の弱さに気付いてからが人生だから。
がんばれロクロー。

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