ウィーン少年合唱団コンサート in 大分
大分にあるiichikoグランシアタが昨春から改築工事をしていて、今年度リニューアルオープンをしました。
コロナも収まり、コロナ以前のように世界各地から大分に来てコンサートを開催してくれるようになりました。
ということで、リニューアルされたiichikoグランシアタで開催された、ウィーン少年合唱団のコンサートに足を運びました。
ウィーン少年合唱団と言えば、ウィーンに留学中、ウィーンの王宮礼拝堂の日曜ミサに足を運んだ時に聞きました。
礼拝堂では、歌声だけしか鑑賞できません。
歌ってる姿は見えないのです。
それでも、教会の響きの良さと、天使の歌声が素晴らしくて、心が洗われました。
大分のコンサートでは、指揮者兼ピアノ伴奏の先生に合わせて、25名の少年が歌声を披露してくれました。
9歳から14歳の男の子たちで、背の大きい中学生、幼い小学生、さまざまな年齢の子どもがいました。
25人中5人はアジア系の子どもでした。
4月から日本ツアーを行ってるようですが、同じ9歳の子どもを持つ親として、
「ずっと立って歌ってるけど大丈夫かな」
とか
「日本ツアーの間の生活や勉強は大丈夫かな」
とか
いろいろ心配してしまいました。
でも、普段は寮生活をしているようなので、親元を離れることは慣れてるのでしょうし、世界各地で毎年ツアーを行っているから慣れているでしょうね。
オーストリアの作曲家や日本の歌なども歌ってくれました。
ボーイソプラノだけのイメージがありましたが、しっかり低音を出す子どももいて、ハーモニーがとんでもなく美しかったです。
やはり選ばれし子どもたちですよね。
途中、ソロを歌う子、ギターの伴奏を弾く子、ヴァイオリンを弾く子、フルートを吹く子、クラリネットを吹く子、先生と連弾でピアノ伴奏を弾く子、日本語で曲紹介をする子。
いろんな子どもがいて、みんなそれぞれ才能がすごいなと思いました。
さまざまな演出があり、小さな子どもたちがたくさん聞きに来ていたけど、飽きずに聞くことができたんじゃないかなと思いました。
わたしの子どもは「行かない」と言って来なかったのですが、連れてくれば良かったな~と思いました。
礼拝堂の教会の響きには劣りますが、とても透き通った歌声で、心がきれいになりました。
ただ、合唱の歌声はマイクで拾わないので、グランシアタという会場は少々大きすぎではないかと思いました。
しかも、グランシアタがそれほど響く会場ではないですから。
前の方のチケットを購入したので、繊細で澄んだ歌声が聞こえてましたが、3階席の1番後ろの席まで声が届いていたのかは疑問です。
またいつかウィーンの礼拝堂で聞きたいなと思いました。
今ではチケットを取るのは難しいかなぁ。