心のともしび・・・生野聡×渡邊智道
9ヶ月間。
わたしの尊敬するピアニスト渡邊智道さんの演奏に、じかに触れる機会に恵まれませんでした。
タイミングなのか。
距離なのか。
心なのか。
「あの音が聞きたい」
そろそろ渇望しそうだった時に、大分で演奏会があることを知りました。
きっと導いてもらえたのだろうと思います。
やっぱり、彼の音が好きだなと思いました。
心の霧が晴れたような気がします。
最近は、You Tube やネットラジオなどで気軽に、推しの演奏をいつでも聞くことができます。
でも、ナマの音に浸る時間や、その空間に身を置くことは、大切だなと思いました。
今回の智道さんの演奏は、独奏ではなく、歌の伴奏としての出演でした。
生野聡さんという歌い手さんを存じ上げなかったのですが、プログラムや歌の随所に、戦争に対する悲痛、世界の子どもたちの安寧、人とのつながりの大切さなどを感じました。
ガツンと心に訴えるような声ではないのですが、暖炉のように暖かさがじわじわと心に広がる感じの声でした。
暖炉の灯が消えてもしばらく暖かいように、まだ今も心に温もりを感じています。
その温もりと共に、渡邊智道さんの包み込むような美しいピアノの音があって、穏やかで贅沢な時を過ごすことができました。
渡邊智道さんは、独奏でも合奏でもバリバリのクラシック曲を弾きますが、こういう昭和歌謡や唱歌などのアレンジの才能も溢れていて素敵です。
渡邊智道さんが作詞作曲した「天の花」は、後世に歌い継がれて欲しいくらい儚くて美しい曲で、わたしも大好きです。
こちらのサイトで女性歌手が歌う演奏を聞くことができます。
この女性の歌声も良いのですが、生野さんの男声独唱が素晴らしくて、心がうるうるしました。
そして、また、この地球に、新たに美しい曲が爆誕しました。
渡邊智道さんが、生野聡さんという歌い手さんを思って作詞作曲した「み空の彼方を」という曲です。
み空の “み” がひらがななのですが、どういう意味が込められているのでしょうね。
この歌をアンコールで歌ってくださり、撮影OKが出ましたので、動画を撮りました。
生野さんと智道さんの心の温もりが感じられる作品だと思います。
どうですか?
素敵じゃないですか?
「天の花」と「み空の彼方を」をもう一度生で聞きたいなと思いました。
なんと!来月、所沢で聞けるそうです!
わぁ!素敵~!
行けるかな。
遠いな。
高校3年生の時千葉に住んでいましたが、音大受験のため、千葉の我孫子から所沢の先生のところまで半年間レッスンに通ってたのを思い出しました。
今となっては、所沢のどこだったのか記憶があやふやですが、今さらながら、所沢って東京だと思ってましたが埼玉なんですね(笑)
知らなかった。
この日は、地元の別府は学校が休校になるほど雪が積もり、寒さが身に沁みていましたが、お2人の演奏のおかげで温まりました。
まだ余韻に浸っています。。。