「宮廷画家ルドゥーテとバラの物語」展
大分市美術館で開催中の「宮廷画家ルドゥーテとバラの物語」展に行ってきました。
ルドゥーテという画家を知りませんでした。
ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ(1759~1840年)は、フランス王妃マリー・アントワネットとナポレオン皇妃ジョゼフィーヌに仕えたベルギー出身の植物画家
なのだそうです。
ルドゥーテは、高度な銅版画技法である点刻彫版により、柔らかい微妙な陰影を表現。さらに一点ずつ水彩絵具で手彩色を施すことにより、植物の細部まで正確且つ柔和に表現しており、植物画の枠を超えた大変美しい作品。
画法を聞いても、どんなふうに描いたのか、全然理解できないのが残念です。
ただ、美しいのだけは分かる。
彼は、当時の上流階級の人々に「花のラファエロ」や「バラのレンブラント」と称えられ、現在でもルドゥーテが描いた華麗なバラは、室内装飾品や食器等のデザインに用いられて多くの人に愛されています。
カップなどで見たことありますね。
ルドゥーテの最高傑作『バラ図譜』は、1817年から1824年にかけて初版が発行されたバラだけの版画集です。
今回は、その『バラ図譜』の全169点を公開する展示会でした。
最初は、わ~色がきれい~!とか、どうやって描いているのだろう?とか、細かく描かれているな~とか、興味を持って鑑賞していました。
ただ、全てがバラの絵です。
わたしはバラにも詳しくないですし、絵のことも分からないですし、169点もバラの絵だと、だんだんよく分からなくなってきます。
ただ、その時代の、宮廷の高貴な雰囲気を感じられました。
本物のバラを見たくなりました。