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月面ラジオ { 4 : "昼間の天体観測" }

あらすじ = [ "30代のおばさんが、宇宙飛行士になった初恋の人を追いかけて月までストーカーに行きます”, "今日は、主人公の月美が彼と出会った過去の物語です ” ]

{ 第1章, 前回: 第3章 }

お父さんとお母さんへ。

しばらく旅に出ます。
一週間くらいで帰るから心配しないでください。
くれぐれも通報しないこと。
私はぶじだから。
陽子によろしく。

「うん、なかなか。」
 と、月美はうなずいた。

あとはメールの送信ボタンを押すだけだ。
ボタンの上で揺れる親指を見つめながら月美はそう自分に言い聞かせた。
このメールを送ってしまえば、あとに引き返せなくなる。
送信のボタンを押して、私は旅の第一歩を踏みだすんだ。

心臓が乱暴に胸を打った。
月美は、押しかけたボタンからあわてて指をはがした。

「やっぱりできない……」

あとほんの少し押しこむだけなのに、どうしても指を動かすことができなかった。
なにが「心配しないで」だ。
十三の娘がこんなメールを送ってきてお母さんが心配しないわけない。
とはいえ、黙って出て行ったら余計不安にさせてしまう。

「やっぱり、あとで送ればいいかな?」

うん、その方がいい。
道を進むうちにきっと気持ちの整理もつく。
メールだって送れるはずだ。

「だめ!」
 と、月美はあわてて首をふった。

どうせあとでまた迷うんだ。
そもそも自分をふるい立たせるためにメールを送るつもりだった。
あとには引けない状況をつくらなくちゃ。
このメールは今すぐ送るべきなんだ。

「それとも……」
 と、月美は思いとどまった。

どうせ心配をかけてしまうのなら、いっそのこと家出の書き置きなんてやめてしまおうか。
黙って出ていったっていいのではないか? 
でもそれだと誘拐とまちがわれてしまう。
私が帰ってきたころ、街中がとんでもない騒ぎになっていたら? 
お母さんは泣きながら駆けよって私を抱きしめてくれるけど、次の日になったらお父さんといっしょに私を玄関に吊るしあげるはずだ。

「それはいやだな……」

なら、まずは書き置きを残した方がいい。
でも、私にはその勇気がなくて……

考えれば考えるほど頭の中がグチャグチャしてきた。
これが堂々巡りというやつか。
始めて知った。

それでも時間がたてば、やがてグチャグチャの思考はひとつの結論に収束していく。
これまでとおなじ結論だった。

つまり、家出なんてできっこない。
私は何をしたって負け犬なんだ。
かれこれ三回目の帰結だった。

月美はケータイをしまって上を向いた。
七月は、朝の六時でも空が青い。
故郷を囲う山々はいっそう濃い緑となっていく。
森のセミたちは月美よりもずっと早起きだった。

まるで何かを祝福しているみたいな景色だった。
夏休みの幕開けとしてこれ以上のものはなかった。

月美は、自宅から五百メートルも離れていない街外れの道に立っていた。
この道を行き、やがて峠を越えたら月美の知らない街にたどりつく。
お母さんの電動自転車を無断で拝借してここまでやってきた。

家出をやりとげた親不孝な先達たちは、ご近所でうだうだしている月美を見たらなんて言うだろうか? 
「決断力のないノロマ」呼ばわりするだろう。
そんなふうに思うに至り、月美は「帰ろう」と決めた。
セミたちも「帰れ」と言っているように聞こえた。
たぶん家出の最短記録だけど、それでいいじゃないか、と月美は思った。

ふいに風がふいた。
視界の端をなにかが横切り、月美はおどろいて顔をあげた。
とても大きな荷物を背負った少年が、競技用の自転車に乗って駆けぬけていった。
風のような速さだった。

はじめて青野彦丸を見た瞬間だった。

月美をおどろかせたのは、少年の背負った「重荷」だった。

月美の身長くらいはありそうなバックパックで、しかもはじけんばかりにパンパンだ。
まるでサンドバッグを背中で支えているようだ。

小さめのフライパンやヤカンのような雑貨が自転車にしばってあった。
スプーンやフォークがかき混ぜられ、ガチャガチャと音を立てた。
バックパックのすきまからは、油や醤油の瓶が顔を出していた。
生活用品一式といった具合か。
引っ越しの荷物をひとりで運べばあんな風になるのだろう。

体よりも荷物のほうが大きいというのに彼はおどろくほどの安定感をみせた。
「転んでしまうのではないか」という不安もなんのその、少年は車線の中心を正確に直進してみせた。

はじめは誰かわからなかった。
月美は彼を見たことがなかった。
ここは小さな街だ。
同世代の人なら、すこしくらい歳がちがってもみんな顔見知りのはず。

よその人だろうか? 
本日、今日、たったいま、ぐうぜん前を通り過ぎただけの人なのか。

それともあの少年がウワサの「青野家の新顔」なのだろうか? 
そんな気がする、と月美は思った。

青野家は、月美の家とおなじ町内にある。
ご近所さんだけど、あまり親しくはない。
不機嫌そうなおじいさんがひとりで暮らしているだけで、月美とは縁がなかった。

そんな青野家に新しい住人がやってきた。
聞いた話では、おじいさんの娘とその夫が事故死して、残された孫を引きとることになったそうだ。
その孫は、この夏から月美とおなじ学校に通っているはずだけど、会ったことはななかった。

それにしても、だ。
こんな朝っぱから大荷物を抱えていったいどこに行くというのだろう? 

まさか家出? 
だとしたら、おそれいるほどの本格派だ。
あの荷物は、山にこもって自炊するための装備品にちがいない。

月美は走りさる少年を眺めていた。
するとバックパックの脇のポケットから何かがポロリとこぼれ、そのまま地面に落下した。
遠目からは何かわからないけど、手のひらに乗るくらいのモノだった。

少年は落としものに気がつかなかった。
ヤカンとフライパンがぶつかってうるさいからだろう。

月美はあわてて立ち上がり、「ねえ、待って!」と声をあげた。
ところが少年は、ふり返りもせずに「いやだ!」と言い放った。
そしてそのままのスピードで行ってしまった。

「え?」

月美は唖然となった。

少年はどんどんと加速していった。
行く先の道は大きな弧を描いていて、やがてカーブの向こうに消えてしまった。

「行っちゃった……」

月美は少年の落としたものを拾いに行った。
アスファルトに投げだされたそれは、手のひらに乗るくらいの大きさだった。
筒状の白い工業製品だ。

月美は筒の片側を覗きこんだ。
レンズがあった。
道の反対側の自販機のコーラ缶がレンズに映った。

「望遠鏡だ……」
 小さな望遠鏡で遠くまでは見えない。
「壊れてはいないみたい……」

月美は手の平の上でその落としものを転がした。

「どうしたらいいの、これ?」

少年にこの小さな望遠鏡を届けてあげるべきか? 

それとも無視して捨てておけばいいのか? 
たった十三年の人生だけど、こんなにも「親切にしたくない」と思ったのは始めてだった。
せっかく落しものを注意したのに、何ひとつ顧みずに行ってしまうなんて。

私がなにか頼みごとをするとでも思ったのだろうか? 
私が怪我で困っていると、想像しなかったのだろうか? 

少年は、そういったことをすべてめんどうだと思い、月美を無視して行ったのだ。
少なくとも、少年にせっぱつまった用事はなかったはずだ。
もしそうなら、牛や馬に運んでもらうような荷物を背負ってペダルを踏んだりはしない。

少年の落とした望遠鏡を、自動販売機のとなりのゴミ箱に捨てて帰ったとしても文句はないはずだ。
売ってお小遣いの足しにしてもいい。

一方で月美は、この望遠鏡を届けたいとも思った。
不思議なことにその思いは時間がたつほど強くなった。

どうして、無礼な少年のために汗をかかなくちゃいけないの? 

親切な人になりたいわけじゃない。
月美があの少年に興味を持っただけだ。
会話とも言いがたい一瞬のやり取りだったけれど、少年が自分にないものをたくさん持っていると月美は感じた。

あんな風に他人を気にせず私はペダルをふみ続けられるだろうか? 
できるわけがない。
私は家の近所に立ちつくし、書き置きの一言一句を気にしてその場から動けなくなった。

でも少年はちがった。
目の前にいる年下の女の子を無視した。

月美がやりたくてもやれないことを、少年はやってのけたのだ。
少年の登場は「気にせず進め」という啓示のようにも思えた。

気がつくと、月美は望遠鏡をしまってお母さんの電動自転車をこぎだしていた。

出遅れはしたものの、月美には勝算があった。

あっちは競技用の自転車だけど、大量の荷物。
こっちは荷物も軽いし、モーター付きの電動自転車。
行く先は峠道だ。

「すぐに追いつくさ。」

少年に話しかける時の言葉を考えながら月美は走った。
「こんにちは」とか、「落としましたよ」とか、「さっきはよくも無視したな」とか。

でも当初の目論見は甘かったとすぐに気づいた。
まったく追いつけなかったからだ。

道はだんだんと細く険しくなり、やがて山に飲みこまれた。
くねくねと曲がりながら山中を分け入っていく。
人影はいっこうに見えなかった。

頭上に樹々の枝が伸びるまでになった。
そこからツル植物が目の前まで垂れ下がっていた。
毛虫も道ばたに落ちていた。

月美はだんだんと不安になってきた。
追いつくどころか、距離を離されていたからだ。

それから……なんだか足が急に動かなくなったような気がした。
ちがう。
気がするだけじゃない。
ペダルが岩のように固く、動かない。

「なんで? まさか故障?」

月美は自転車を降りた。
故障ではないようだ。
バッテリー切れとすぐにわかった。

月美は自分のうかつさを呪った。
まさかバッテリーを充電しないとモーターは止まってしまうだなんて。

月美は電力なしでこぎ出そうとした。
けれど、ペダルは意固地になって動かない。
さっきまでの快適さがうそのようだった。
動かないモーターは重荷以外のなにものでもない。

「どうしろっていうの!」

月美の力ではとても峠道は登れなかった。
しばらくふんばってはみたけれど、遅々として進まず、すぐに息があがってしまった。

月美は自転車を降りて考えこんだ。

自転車じゃムリだ。
歩いて追いかけるか? 
それとも……

「もう帰ろうかな?」
 月美は言った。

少年の住んでいる場所はわかっているのだ(たぶん)。
望遠鏡は、自宅に届けたってかまわないじゃないか。

そもそも届ける義務だってなかった。
望遠鏡がなくて困ったとしても、私には関係のないことだ。
あいつが悪い。

月美はうしろをふりかえった。
今までと同じ山道のはずなのに、帰り道はまったく別のものに見えた。
こっちなら風を切って走れるだろう。
むしろ風になれるはずだ。
きっと気持ちいい。
天国までいける下り坂だ。

ちがう、という声が月美の中で響いた。
こっちの道じゃない。
やると決めたことなのに、また私は言い訳をさがしている。
あきらめた自分を正当化するための言い訳だ。

そんな自分を変えたくて、私は走りだしたんだ。
ここでひきかえしてしまったら変わることはできない。
朝っぱらから、いい汗かいただけの結末はごめんだ。
月美は足に力をいれた。
このまま坂道をのぼりつづけたら、いつか少年に追いつけるはずだ。

もちろん決意を新たにしたところで傾斜が変わるわけじゃない。
月美はあいも変わらず遅い足取りだった。
でもなんとか走り出せるようになっていた。

坂道は延々とつづいた。
このままいけば私は空までたどりつけるだろう。
そう思った矢先に月美は足を止めた。

「あった……あの自転車だ。」

道の脇、森との境界に立てかけてあった。
少年の姿は見えない。
荷物も消えていた。
少年は、どうやらここから森の中に歩いて入ったようだ。

「山道……」
 月美はつぶやいた。

「まあ、いまさら帰るわけにはいかないのだから」と月美も自転車を置いて山道に入った。

シャツを汗で濡らし森の中を行くと、大きな緑の谷があらわれた。

視界が明るくなり、月美はおどろいて空を仰いだ。
青くて眩しくてどこか別の世界に来たみたいだった。
とぎれがちの息に山間の風はここちよかった。
大気も濃く、月美の心臓は喜んでいた。

川も流れていた。
上流でも中流でもなく、広いと思えば広いし、狭いと思えば狭かった。
石と砂利の畳が、川を包みこんでいた。
月美から見ればまっすぐ伸びる川も、鳥から見ればたぶん谷間に大きな弧を描いているだろう。

下流には、山と山の間を渡る電車の鉄橋があった。
ここからの距離は遠く、鉄橋は爪楊枝のよう。

まもなく、月美は山頂付近に不思議なものを発見した。
不思議なものというより異物に近い。
なにしろこんな山奥にレンガの建ものがあるのだから。
何かの研究施設のように見える。
屋上には人の頭のような小さなドームを乗っかっていた。
その建ものは、こんなにも明るい夏の朝だというのに、冷たく私を見下ろす幽霊のようだった。

あいつは、あの建ものにいる気がする。
もしそうなら、どうしてあんなところに? 
あれはいったい何の建ものなのだろう? 

ここまで来たのだ。
行ってみるしかない。
月美は靴を脱いで川を渡った。

山をのぼって森の境界を超えると、そこはもう人の世界だった。

谷間で見つけた建物の裏手に出たようだ。
何もないが広い裏庭があった。

果たして月美の予感はあたっていた。
レンガ造りのあの建物はやはり研究施設のようだった。
これでもかというくらいびっしりとレンガを敷き詰めた三階建ての建物だ。
古いけれど堅牢だった。
屋上には、緑の金属で覆われたあのドームがあった。

谷間で見上げた時、月美はこの建物を不気味だと思った。
その理由がやっとわかった。

ここは廃虚なんだ。
人のいる気配なんてどこにもない。
きっと何年も昔からほったらかしにされているのだ。

建ものは朽ち、死んだようだった。
中を覗くまでもなくホコリくささが漂っている。
建もの側面にハシゴが取り付けられていたけれど、二階の高さくらいで途切れてしまい、いったい何のためにあるのか月美にはわからなかった。

裏庭はそれほど荒れてはいなかった。
年に一度くらい手入れをしているのだろうか? 
とはいえ、その抵抗むなしく森の延長線はいままさに月美の歩いているところまで差し迫っていた。
あたりは我先に陽光のあたる空間を支配しようとする野草だらけで、山道よりも歩きにくい。

月美が気になるのは、やっぱり屋上のドームだった。
あれがこの研究施設の核にちがいない。

入り口はどこだろうか? 
月美はドームを見あげながら建物を左回りに一周してみた。
西側には倉庫のような小さな建物があるだけだった。
明るい南側には、駐車場と施設の門があった。
門は固く閉ざされ、ツタ植物が狂ったように絡まっている。

門の向こうには山をくだる車道が続いていた。
帰りはあっちの道から行こうと思ったけれど、自転車を山の反対側に置いてきたのを思い出して月美はがっかりした。

乾燥した駐車場に車は一台もなく、さみしかった。
照りつける日差しの中、アスファルトを破ったぺんぺん草だけが元気だった。

正面玄関に木の看板が掛かっているのを月美は見つけた。
「蓮台山頂観測所」と書かれていたけれど、これだけだと何を観測するのかさっぱりだ。
正面玄関の入り口は大きなガラスの扉で、月美は中を覗くことができた。
玄関ホールがあり、その奥には大理石の階段が見えた。
あそこを登れば屋上までたどり着くのだろうか? 

月美は正面玄関の扉に手をかけてみた。
恐る恐る取っ手をひっぱるも、鍵がかかっていてびくともしない。

「そうだよね。」
 月美はがっかりして(でも、すこしだけホッとして)その場を去った。

最後に建物の東側に回った。
そこには勝手口の扉があった。
荷物や食料を届けてくれる人たちのための入口だ。
その証拠に搬入口と案内板に書かれている。

ダメでもともとだ。
試しにドアノブを回してみた。
まさかとは思ったが、なんと鍵が壊れていた。
扉はあっさりとひらき、薄暗い廊下が月美を手招きしていた。

玄関ホールは吹き抜けだった。

窓から差し込む陽光がきらめいている。
外から見ればうす暗い屋内も、中に入ってしまえば意外と明るく感じた。
ずっと昔に役目を終えた白熱電灯が天井からぶら下がっている。

ホールの奥の両側に階段が二つ、左右対称に配置されていた。
どちらの階段も螺旋状で、建物の屋上まで訪問者を導いてくれる。

月美は左側の階段を選んだ。

大理石の階段は(いつどうやって出来たのか検討もつかないシミは多いのだけれど、それでも)あまり汚れていなかった。
人の出入りがないと案外よごれないのかも。
それともたまに管理人さんがやってきて、掃除をしているのだろうか? 

とはいえ、よく見れば綺麗でも清潔でもない。
手の届かない所はホコリのお化けのような固まりが転がっている。
漆喰の白壁にもポスターを貼ったテープの跡がたくさん残っていた。
からからに干からびたポリバケツと、キャンプ用の炭の入ったダンボールが、階段の途中で捨てられていた。

屋内は涼しかった。
でも風がないせいで、すぐ汗だらけになってしまった。
階段の途中にある大窓を開けたかったけど、そのやり方がわからなかった。
それにガラスはホコリで濁っているし、窓枠はコガネムシの死体が転がっているし、あまり触りたくない。

窓枠付近の外壁には、たまにセミが飛んできては張りついていた。
でも居心地が悪いのかすぐ離れていった。

二階、三階のフロアには、会議室や講義室と書いてある扉があった。
会議室の脇の壁にかけられた小さな黒板にチョークで「使用中」と書いてあるけれど、ずっと前から誰も使っていないのは明らかだった。

最上階で見つけた小さな階段をのぼって屋上のドームのたどり着くと、そこにはだれもいなかった。
ドームの天井が少しだけ開口していて、そこから白い光が射しこんでいた。
人もなく、モノも少なく、静かで、あるのはたったのひとつ……

天体望遠鏡だった。

「どうしてこんなものが」と思うことはなかった。
ここが廃墟の天文台であることに月美はもう気づいていた。
誰かが望遠鏡を置いて観測のマネをしているのだ。

磨きぬかれた望遠鏡は、陽光で煌めく砂埃の中に立っていた。
黒い三脚の上のレンズが、ドームの隙間から天を仰いでいた。

月美は吸いよせられた。
天体望遠鏡なんてこれまで覗いたことはない。
月美は望遠鏡のレンズに顔を近づけた。

そのときだった。

「離れろっ!」

じゃぶん、ばしゃんと水の音がした。
月美は悲鳴をあげた。
それから自分の背中と頭に違和感を感じた。
服と髪がずぶぬれになったとすぐにわかった。
どうしてそうなったのかは、わからなかったが。

ふりかえると、バケツを持った少年が立っていた。


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